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キラーロード・・・

2012/8/30 木
始:10:10 ~ 終:18:35 走行:79km
Massy ~ Kurulush ~ Kochkorata ~ Mombekov ~ Burgundu ~ Kyzyl-Tuu ~ Tashkomuraの先のダム手前

7:30頃バザールのマガジンへ仕事に行ってしまうボカティギュと先に別れの挨拶を交わし、いつも通りナーンとチャイとブドウの朝食をいただく。
ショヤビックやバフリンサたちに見送られて10:00過ぎに出発。
三日間お世話になりました!

キラーロード・・・ビシュケク~オシュ街道のオシュ~コチュコルアタ間はそう呼ぶに相応しい。ジャララバッドの手前あたりからコチュコルアタの先までの区間が特に酷い。
ここより道の悪いルート、車の多いルートはいくらでもあるが、ここより危険なルートはそうそうあるまい。
車が多く、道は狭くてガタガタ。車が多いところほどアスファルトがひび割れ、剥がれ、ただでさえ狭い道がより狭くなってしまうという魔の連鎖。
国の大動脈で、これだけ交通量があるにもかかわらずセンターラインすらない。
そしてキラーロードたらしめている最大の要因は、キルギス人の運転マナー。そもそも運転マナーなどと呼べるものは存在しないけれど・・・。
ちょっと対向車をやり過ごせば安全に追越しができるというのに、そんなことは露とも思わない。皆が皆追い越したいところで追越をかける。
自転車に対する配慮などゼロ。ろくな車間距離もとらずに走り、スレスレのところを追い越してゆく。そして時々真後ろで「キキーッ」と急ブレーキをかけられる。
今日も出発して一時間も走らないうちに、マユミの後ろでバカな車が「キキーッ」と急ブレーキ。一瞬心臓が止まった・・・。
いつ命を落としてもおかしくない。
道路端を走っていて後ろから追突されるのだから、自転車としてはどうしようもない。

この国には交通ルールなど存在しない。路上で警察が取締りをしているところなど見たことがない。
腐っているなら腐っているなりに何もせず賄賂を取ろうとするのではなく、厳しい取締りでもして賄賂をせしめればちょっとは抑止力になると思うのだが・・・。
交通弱者を保護するとか、そういったモラルなどあろうはずもない。車検もなけりゃ保険なんていうシステムも存在しまい。
事故を起こすということがどれだけ大変なことなのか、そんなこともまったく認識していまい。
そんな人たちが安く手に入る日本車、ドイツ車といった高性能車の中古車をビュンビュン乗り回している。
まさにキチガイに刃物・・・非常に危険。

日本にしろヨーロッパにしろ高性能車が走っている国では、車は段階的に高性能化してきたものである。
それと歩調を合わせてインフラが整備され、交通法規や人のモラルも向上してきた。
本来そうあるべきなのであるが、キルギスのような国ではまったく様相が異なる。
人のモラルも交通法規やインフラも原始時代のままなのに、あるとき突然高性能車がポンポン入ってくるようになった。こんなちぐはぐなことはない。
人のモラルが極端に低く、法規もインフラもまったく整備されていないところに日本や西欧と何ら変わらぬ高性能車が走っているのだから、キチガイに刃物以外の何者でもない。

この国の生活スタイルや経済状態を見れば、(一部の人を除き)本来車など必要のない世界だ。馬車やロバ車、せいぜいラダやカマスで事足りる世界。
少なくとも15年前、いや10年前までそういう世界であったはずだ。
それが今や、なんでこんなに車が溢れているんだという状態。ちょっと歩けば行けるようなところにも車を使う。完全に車依存症。
ちょっと話がずれるが、携帯もまたしかり。皆が皆、肌身離さず携帯を持ち歩き、何をそんなに話すことがあるんだというくらいよく電話している。全国民が車と携帯の依存症。
いったいこの先この国はどうなってしまうのだろうか・・・。
物事はすべて段階を踏まないと大変なことになる、といういい例だ。

コチュコルアタを過ぎて車がだいぶ減った頃、同じ方角に向かっていたモーターバイクと出会った。フィンランド人のマルコとアメリカ人のジェファーソン&アルシネ。
バカなキルギス人ばかり見てきて、久々にまっとうな人たちと話ができて心底ホッとした。

キルギスをはじめ中央アジアの国々でも中国製品はバカにされている。
でも、本当は彼らに中国製品をバカにする資格などない。
コピー品だろうが品質の低いものだろうが、アンタらそれすら作れないじゃない。いったい自力で何が作れると言うのだ。
もっと使いやすいように工夫しようとか、改善しようといった意識もまったく感じられない。外の世界から高性能なものが闇雲に流入してくるだけ。
これでは何の進歩もないわけだけれど、おそらく100年経っても何ら変わっていないだろうね・・・。

タジキスタンと地形的にはたいして変わらないのに、キルギスに入った途端に水場がなくなった。
タシュキョミュルの手前でようやく水場を見つけ、水を補給。ついでに顔や頭を洗い、シャツや靴下も洗濯。
その先、ダムの手前で道路脇にテン場を見つけ幕営した。標高800m弱。
一日走っただけでリアのホイールが振れまくり。スポークのテンションが不均一なのだから無理もないか・・・。
オシャカになっていたはずのホイールを強引に修理して乗っている有様である。

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隣の家の親父さん                     最後は笑顔でお別れ

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ひとまず危険地帯を脱した                 久々にまっとうな人たちに会う

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車さえ少なければ快適

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本日のテン場                        後ほどロバがやってきた
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