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そんな話って・・・まさかの・・・

2012/7/31 火

宿でボリューム満点の朝食をいただき、洗濯なんかを済ませてからサマルカンド観光へ。
まずはレギスタン広場。
さすがにここは見応えがある。美しい青のタイルで見事に修復されたサマルカンドの中心・・・が、反面、すぐに興醒めする気分が自分の中に盛り上がってくる。
なんと言うか、こういうところは朽ちた状態でもいいから元の状態のものを見せてほしいなぁといつも思う。時間の経過をまったく感じられない真新しく修復されたものを見せられると、どうしても興醒めしてしまう。例えば一部を修復して、一部はなるべく元の状態で保存しておくってことはできないものなのだろうか。それほど古い時代のものでもないわけだし・・・。
このレギスタン広場、ちょっと離れたところから見ている分にはタダであるが、広場の中に入ろうとすると入場料が必要。入場料はウズベク人が600スムであるのに対して外国人は13,000スム・・・どう考えても取りすぎだと思うけど・・・。
どこかからチケットを手に入れて、これを10,000スムで売りつけるというせこい商売をしているおっちゃんがいて、そのおっちゃんからチケットを買った。
各マドラサには中庭があって、ここにも入れるわけだけれど、これがまたどの中庭にもお土産屋がビッシリ・・・こういうところにも興醒めしちゃうんだよなぁ・・・。
唯一興味深かったのが、ティッラカーリー・マドラサの中にちょっとした展示室があって、ここに修復前のサマルカンドの写真が飾られていた。たぶん1920~1930年あたりの写真だと思う。
修復後の今の姿より生々しくてずっと味があるよね。できればこういう姿を見てみたかった。

木陰でちょっと休憩してからグーリ・アミール廟へ。ティムールの棺もここにある。
ここの入場料もウズベク人が600スムに対して外国人は8,000スム・・・ここまで来てケチる気もないのだけれど、中に入って見られるのが棺だか墓石のレプリカだけかと考えるとアホらしくなり、中に入るのはやめた。

サマルカンド大学の近くにある巨大なティムール像を見て宿に帰った。
宿の中庭に日本人が二人いた。
バハディールの方に一目で日本人バイカーとわかる自転車が一台置いてあって、持ち主はタシケントへ行っていると聞いていた。
二人のうちの一人がその自転車の持ち主、アキラさんだった。
アキラさんのことは、イスタンブールのツリー・オブ・ライフやトルコのGSなんかで人から聞いて知っていた。分割世界一周でもう9年間も自転車で海外を旅している人である。
9年も旅するとこんな風になるのかっていう自転車(9年間で2台使っているらしいが)と荷物が100kg。
なんと言うかエネルギーの塊のような人で、話していて面白かった。やっぱこんなことをやるにはこのくらいのパワーが必要だろうな・・・。
日本人バイカーの典型を絵にしたような人で、轍を途切れさせないことに徹底的にこだわる。肩の力を抜いた多くのヨーロピアンのバイカーとは正反対のタイプであるが、その価値観は自分らとかぶるところがあって好感が持てた。

で、そのアキラさんが教えてくれたのであるが、現在パミールハイウェイが閉鎖されている可能性が高い。
ガーーーン!
昨日もらったジャブと違ってこいつは効いた。
ここまでずっとそれを目標に走ってきたのに、その目標の地を走れないなんてことが・・・。
ショックというより脱力感。なんか体の力が一気に抜けた。
もちろんアキラさんもパミールが目的でここに来ていたわけであるが、「どうしようもない」と素直に現実を受け止めていた。

1997年の政府と反政府勢力間の和平合意以降、タジキスタン国内の政治情勢は徐々に安定の方向に向かっていたのであるが、治安は2005年以降悪化する傾向にある。
バイカーが皆目指すバダフシャン自治州のアフガニスタンとの国境付近では、これまでも政府勢力と反政府勢力の衝突が散発的に発生していたのであるが、ジャストタイミングの夏のこの時期に事件が発生。
日本の外務省が発した情報によると、「ゴルノ・バダフシャン州では、7月21日の国家安全保障委員会同州支部長官殺害事件を発端として治安部隊が派遣され、掃討作戦が実施されております。報道等によれば,24日、治安部隊とこれに対する反政府勢力との銃撃戦等により、双方で40名以上の死者及び20名以上の負傷者が出た模様です」「タジキスタン政府は24日午後、掃討作戦の一方的な休止を宣言していますが、特にゴルノ・バダフシャン州ホログ市周辺は、交通の遮断及び通信の途絶により事態把握ができなくなっており、安全を確保することが困難な状況と懸念されます」ということになっている。

サマルカンドではこれ以上の情報は得られない。
命を危険に晒すような場所へ行くことはできないから、今のところルートを変更せざるを得ない可能性が高い。
明後日サマルカンドを発ってデナウの国境へ向かい、ひとまずドゥシャンベで情報収集を試みるつもり。
それにしても・・・ショックだわ!!!

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放棄された自転車かと思った・・・           きれいに整備されすぎた観のあるサマルカンド

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壁の向こうがレギスタン広場              現在のレギスタン広場

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まぁ・・・                           確かに・・・

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美しい・・・                   ですわ・・・

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でも本当はこういう姿こそ見てみたい          旅行者の勝手な言い分ですが

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青の都を築いたティムール              一族の眠るグリ・アミール廟
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