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ブハラで休養の日々 その1

2012/7/24 火

昼前に外出するとき、ロビーにマネジャーがいたので延泊する旨を伝える。ついでに泥棒が見つかったか聞いてみたが、案の定まだ見つからないという話。
甘い・・・ま、本気で捜す気などないのだろうけどね。客のものに手を出すようなやつを置いといたらためにならないよ。そんなやつは速攻でクビにしないとダメだ。

真夏の今の時季、ブハラは観光のオフシーズン。町中はどこも閑古鳥の鳴いている状態。
バザールの土産物売りなんかも暑くて皆やる気がない。
暑いといってもブハラの暑さは十分許容レベルで、真昼の陽射しの下を普通に歩ける。だいぶ過ごしやすくなったなぁと感じる。
ツーリスティックな雰囲気が多分にある点は否めないが、町自体は落ち着きがあって歩き回るのがけっこう楽しい。
のんびり休養するにはちょうどよい町である。

諸々の事情があって今はウズベキスタン領となっているブハラであるが、歴史的にはタジク系の住民の多い土地である。現在の町の住民も大半がタジク系。
テュルク系モンゴロイドのウズベク人に対して、タジク人はイラン(アーリア人)系で彫りが深い。
長年にわたるタジク人との混血の結果か、ウズベク人は同じモンゴロイドでもトルクメン人などと比べて彫りの深い顔立ちをしているように感じる。
ちなみに、今のウズベク人に直接連なるのは、14世紀頃南シベリアから南下を始め16世紀にティムール帝国を滅ぼした人たち。それほど歴史が古いわけではない。

同じ宿にいるフランス人夫婦のバイカー、ドミニク&マルティネと言葉を交わすことができた。
たぶん五十代前半くらいの感じのいい二人。山と自転車が好きで、自分らと近い価値観を持っていて話をしていてとても楽しい。
肩の力を抜いて旅している姿がとても好印象。今回は18ヶ月の旅ということだった。
彼らはパミールの後その足でカラコルム・ハイウェイを走り、パキスタンからインドへ抜ける計画で旅していた。
一度にカラコルム・ハイウェイも走っちゃうのかぁ・・・自分らが思ってもみなかった壮大な計画にちょっと刺激を受ける。
こんなところで会うバイカーは猛者である場合が多い。彼らにしてもユーラシアはもう何度か走っていて、そっちは前回走ったから今回はこっち、といった風である。
ちなみに、やはりトルクメは全行程を自走してなくて、時間切れによりマリから先はバスで移動したということだった。

奥さんのマルティネの方がおなかの調子を崩していて、夕方、別の宿に泊まっているドイツ人夫婦のバイカー、レオ&カチャが二人を見舞いに来ていた。
ドミニク&マルティネの二人とはどこか途中のルート上で出会ったらしい。
実はこの二人のことは自分らもウズベキスタンの国境で見かけていた。チャイハーナでダウンしているとき国境を越えてきたバイカーがこの二人だった。髭もじゃのレオの風貌がとても目立つから、まず間違いない。
この二人もまた実に感じがよかった。やはり完全に肩の力を抜いて旅している姿がとても好印象。
年の頃はやはり五十代前半くらいだと思う。
バイカーというよりは、今回たまたまバイクで旅してます、といった風な二人で、国境で見かけたときもいやに荷物が少ないなぁと思ったりした。パニールは使ってなくて、荷台にバクパックを豪快に縛りつけてあった。
やはりユーラシアは何度か旅している彼らも、パミールの後はカラコルム・ハイウェイに行く計画。
なんか、こんなことを普通にやっているヨーロッパの人たちってのはやっぱすごいなぁと思わずにおれない。
ちなみに、レオ&カチャの二人もやはりトルクメは全行程自走しているわけではなく、マリから先は列車を使ったということだった。
轍を途切れさせない、なんてことは彼らにとってどうでもいいことで、なんかそんな力の抜けたスタイルにちょっと憧れてしまう。

「タジキスタンのパンジャケントの国境についてなにか情報あるかい?」とレオに聞かれた。
情報もなにも普通に通れるんじゃ・・・
レオの話だと、ここの国境はたびたび閉鎖されるらしい。去年は閉鎖されていて通れず、別の国境に迂回せねばならなかった人たちがいたという話。
レオがドイツ大使館に確認した結果では、今年は今のところ通れる見込み、ということだった。
いやー何も知らなかった・・・。情報ありがとうございます!

レオ&カチャの二人は明日ブハラを発つ。
偶然にもタジキスタンの入国日は(予定では)同じ8/5。またどこかルート上で会うことだろう。
サマルカンドから直接パンジャケントの国境に向かう自分らに対し、ヨーロピアンの彼らは一度タシケントに行ってキルギスや中国のビザを取らねばならない。
ヨーロピアンにとって中国ビザを取るってのがかなりハードルの高いことらしい。会うバイカー会うバイカーが誰も彼も皆、中国ビザのことを心配していた。人によっては端から中国はパスしてロシアに抜ける計画でいる。

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プロフとガルプツィ                    ミル・アラブ・メドレセ

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タキ(丸屋根で覆ったバザール)            どこも閑古鳥が鳴いている・・・

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ドミニク&マルティネ(前)とレオ&カチャ(後)
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