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ハルドワール

2010/1/11 月

今朝隣の部屋に来た日本人旅行者と小一時間ほど話ができた。
インドに来て以来、日本人とまじまじと話をするのは初めてだ。その方から「インド読本」をいただいた。ありがたい!
昼前にチェックアウトし、管理人室?にザックを預けてバザールをぶらぶら。


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バザールのチベット寺院


宿の人は留守にしていることが多いのでカギをブレーカーの箱に入れておいてくれたのだが、15:00頃ザックを取りに行くと部屋のカギが開かない・・・そう、インドではここに限らず昔ながらのカギを使っているのだが、開け閉めにコツが必要で難しいことがあるのだ。
たいていは何度かやってるうちにコツがつかめたりするのだが、今回はまったく開きそうにない。
バスの時間もあるので隣の建物に住んでるおっちゃんにヘルプを頼むと、おっちゃんが上手いこと開けてくれた。さすが!

ロワ・ダラムサラ(1,300mくらい)までのバスでは車内にザックを持ち込むことができ、今回はポーターにお金を払わずに済んだ。

ロワ・ダラムサラ行きのバス内_サイズ変更
ロワ・ダラムサラ行きのバス内


ロワ・ダラムサラのバス・スタンドは、様々の路線バスが次から次へと発着していてどれがどのバスやらさっぱりわからない・・・ヒンディーが読めないので。
目的のバスはもう来てるだろうと思っていたのだが、切符売り場で聞くとまだ来てなかった。
1番乗り場で待てということなので大勢のインド人に混じって待っていると、10分ほど遅れてやってきて、5分ほどの停車時間で慌しく出発。今回はじいちゃんのポーターが二つのザックを10R(19円)で屋根に上げてくれた。
「荷物固定してないけど大丈夫?」と聞くと「OK!OK!」と自信たっぷりに言うのだが、ちょっと心配・・・。

ローカルの路線バスなので、バス停にちょこちょこ停まりながら進む。
道はけっこうな山道で、1/3くらいは未舗装といった感じ。急ハンドル、急ブレーキの応酬なので屋根から荷物が落ちないか心配になる。
それにしてもなんて寒いバスだ!
小さなバスで、窓側の席は車体の鉄板にぴったりくっついてる上、隙間風がピューピュー入り込んできてとにかく寒い。
加えてシートはリクライニングしない直角シートだし、2時間も走らないうちに休憩で停まって明かりをつけられるので、まったく眠ることができない。
最初はしきりに屋根の上のザックを心配していたが、途中からあまりの寒さにどうでもよくなってしまった。貴重品はすべて足元にあって致命的なものは特に入ってないから・・・。
標高が下がって20時を過ぎると、またバスの周りが霧に包まれていた。



2010/1/12 火

今回も予定より早く着いてしまった。
ハルドワールに着いたのは予定より1時間半早い早朝5:30、当然外は真っ暗だ。
でも、こんな時間にもかかわらず、ハルドワールのバス・スタンド付近は賑やかで明るい。広い道路の両側にチャイ屋とローカル食堂が軒を連ねているからだ。どうやらここでは食事する場所に困ることはなさそうである。


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早朝のハルドワールに到着、まだ真っ暗


ポーターがいないので、ザックは自分で屋根から下ろす。
ちなみに、屋根に積んであったのは自分らのザック2ヶだけだ。
あまりの寒さに体の芯から冷え切ってしまい(特に下半身が)、足を上手く動かせずに屋根から落ちそうでけっこう怖かった。
下のマユミがザックを受け取る際、またもや親切なインド人のおっちゃんが手伝ってくれて助かった。

暗いうちに動くとろくなことがないので、いつも通り明るくなるまで待つ作戦に出る。
幸いここにはチャイ屋がいっぱいあるので助かった。
近くのチャイ屋に行くと、掘っ立て小屋の中に招き入れてくれたので、ここでしばらく待たせてもらうことに。
チャイを二杯ずつ飲んで一息ついたところで、向かいのベンチに座ったバスの運転手をしているというインド人のおっちゃんがチャイを一杯奢ってくれた。またまた感謝!

7:00近くになり薄明るくなったところで宿探しに。
300mくらい行ったJessa Ram Rd.付近が安宿の集まるエリアらしいのだが、ハルドワールは外国人旅行者が少ないのか、所謂パッカー向けの安宿みたいなのは存在しない。どこも比較的きちんとしたホテルばかりだ。
おまけに、明日からクンブ・メーラーということで宿代が高騰している。2、3軒当たってみたが、どこも1,200R(2,280円)とか1,500R(2,850円)とかあり得ない料金だ。
やっと見つけた400R(760円)の部屋はシャワーがないが、バケツに熱湯をくれるということでここで手を打った。
このホテルは久々の24時間制、7:00にチェックインしたのでチェックアウトも7:00にしなければならない。


HOTEL JIMMY DELUXE 106_サイズ変更
HOTEL JIMMY DELUXE 106


HOTEL JIMMY 外観_サイズ変更
HOTEL JIMMY 外観


何はともあれ、すぐさまシュラフを出して包まる。
が、完全に芯から冷え切っていてなかなか温かくならない。ちょっとだけ温泉が恋しくなった。

3時間くらい寝てから外に出る。
日が出ておらず寒い!ダラムサラよりかなり南に来てるのに、標高も300mくらいしかないのに、何でこんなに寒いんだ?


バススタンド付近_サイズ変更
バススタンド付近


ガート近くの道路_サイズ変更
ガートの近く


食事をしてからガンガーに行ってみる。
いよいよガンガーだ!
ヒンドゥーの聖地ハルドワールのガンガーはかなりの急流。ガートにも流されないように鎖が張ってある。
水温は思ったほどではなく気温よりは高かったが、如何せん寒すぎて沐浴どころではない。当然、敬虔な信者の方は(かなり少数ではあるが)果敢にも寒空の下、急流で沐浴をなさっているが、自分らは今日のところはガンガーに触れるだけにしておいた。
明日からクンブ・メーラーのためか、軍や機動隊が出動していて物々しい警備体制だ。


寒空の下で沐浴する人1_サイズ変更
寒空の下で沐浴する人


サルも寒そう_サイズ変更
サルも寒そう・・・


ガンガー沿いをしばし歩き回った後、マンサ・デーヴィー(寺院)に登ってみた。
ゴンドラでも行けるが、もちろん階段を使った。
山頂付近からはハルドワールの町とガンガーが見下ろせる。
しかしこうして見ると、ガンガーには水門やらキレイな吊り橋やらがやたらと作られていて、聖なる河という趣はないように思える。
ガンガーの本流の方の水門は閉められていて、ガートのある人工の運河の方に水が流されている。


マンサ・デーヴィー_サイズ変更
山の上にあるマンサ・デーヴィー


マンサ・デーヴィーに登る人2_サイズ変更
マンサ・デーヴィーに登る人たち


マンサ・デーヴィーから1_サイズ変更
マンサ・デーヴィーからの眺望


日暮れ時にもガートに出かけてみたが、日本人の感覚からするとイルミネーションなんかが派手過ぎる・・・。


夜のガート2_サイズ変更
夜のガート



2010/1/13 水

部屋には窓がないためわからなかったが、朝外に出るとなんと雨が降っていた。
雨とはまったく予想だにしなかった。
どうりで大勢のインド人がホテルの部屋に待機しているはずだ。
雨のため昨日より気温は高い。

町中のトラベル・エージェンシーの店頭広告によるとハルドワールからバラナシ行きの直通列車がありそうなので、先日ネットでコピーしたINDIAN RAILWAYSのインデックスを使って調べてみた。
このインデックスはとても有益だ。

列車番号をメモして駅に出かける。
雨がやむのを待っているのか駅構内には大勢のインド人がござを敷いて座っていたが、窓口は比較的空いていた。
ここには外国人用の窓口があるわけではないのでどこに並んでもよく、その方が効率的に思えた。
3本ある列車のうち毎日運行しているのは2本。予約フォームに記入して空いてる窓口に行くと、第一候補に考えていた方の列車のスリーパーが五人待ち。窓口の女性も大丈夫だろうと言うので、ウェイティングのまま発券してもらった。
明日の16:00過ぎに窓口に行って、OKならその場で座席を確定してくれる。どうか無事に席が取れますように!

一度宿に帰って待機。
昼頃になると雨が上がり、薄っすらと青空も見えてきた。
沐浴の準備をして早速ガートに出かける。


ガート1_サイズ変更
薄っすらと青空も見えてきたガート


昨日出入りしていた場所から荷物チェックを受けて入ろうとすると、警備の兵隊がパスポートがないとダメだと言う。
「コピーじゃダメか?」と聞いても「オリジナルじゃなきゃダメ」の一点張り。
昨日はそんなこと一度も言われなかったのに・・・沐浴するのにパスポートなんか持って来ないぞ、普通。

100mほど坂を下った別の出入り口からはあっさり入れた・・・。
日が差して絶好のコンディションになってきたので、早速目をつけておいた場所で沐浴の準備(自分だけ)。
服を脱いでいると、あがったばかりのハリヤーナーからという二人組みのおっちゃんがフレンドリーに話しかけてくれた。

パンツ一丁になっていざガンガーへ!
入ってみるとやはり水が冷たくて心臓が止まりそうだ。他のインド人も皆ひきつった表情で寒そうに沐浴している。
水はバラナシなどとは違ってとてもキレイだ。
胸まで浸かって出ようとすると、おっちゃんが「頭にかぶらないといかん」と言うので、もう一度戻ってインド人がしているように頭まで水の中に浸かってみた。
身が引き締まるようで実に気持ちいい!


沐浴2_サイズ変更
ガンガーに抱かれる


ちょうど日が出ているので、濡れたパンツ一丁でいてもまったく寒くない。
手拭いでさっと拭いて放っておくと太陽の熱で見事に乾いてくる。乾くと肌がツルツルになっているから不思議だ。温泉のような効果があるのか、ガンガーには。


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ガンガーに抱かれると、濡れたパンツ一丁でいてもまったく寒くないから不思議だ。


日に当たりながらおっちゃんたちと立ち話。
すぐそこに見える立派な吊り橋は日本の技術で作ったなどと色々教えてくれた・・・主にヒンディーで話すので細かいことはわからなかったが。
そして記念撮影。おっちゃんらは近くのホテルからカメラマンと一緒に五人組で来ていて、プリントアウトした写真を一枚プレゼントしてくれた。
ありがとう!いい記念になった。


全員で記念撮影_サイズ変更
これと同じような写真をおっちゃんらにプレゼントしてもらった。


ちなみに、ハルドワールのガンガーはかなりの急流なので、鎖につかまって沐浴できるようになっている。
沐浴する人_サイズ変更


念願だったガンガーで沐浴ができたので、もうハルドワールに思い残すことはない。明日バラナシへ移動する。



2010/1/14 木

気合を入れて6:00起床、パッキングして7:00前にホテルをチェックアウト。
滞在してたのはJIMMYという名のホテルだが、チェックイン時に二泊分の800R(1,520円)を払う際、お釣りがなかったのか200R(380円)をデポジットとして預けたままになっていた。
どうやらとぼけようとしていたらしいが、証拠のサインを提示して返せと要求すると、「チップ!チップ!」とふざけたことを言う。
お前アホか?シャワーもない部屋に400R(760円)も出して泊まってやったのに、何に対するチップだ?しかも200Rも!
毅然と拒否すると、今チェックインしたインド人のおばちゃんから受け取った1,000Rしかないと言う。
細かい紙幣を使いたくはなかったが、仕方なく1,000Rを受け取り800R返してやった。
まったく!他の従業員はとてもフレンドリーでいい人だったのに残念だ。


宿の前のチャイ屋2_サイズ変更
宿の前にいつも店を出していたチャイ屋。今日は昨日までのおっちゃんではなかったが、ここのマサーラ・チャイも絶品だった。


そのまま駅に向かう。
駅内のクロークに荷物を預けようとすると、カギが掛かってないからダメだと言う。
何だと?ザックにカギなど掛かるわけないだろ!おかしなことを言うやつだ。何のためのクロークなんだか・・・。
後から来たインド人も同じ理由で断られていた。駅の外にクロークがいっぱいあるからそこに預けろと言う。
断られたインド人が着いて来いというので、一緒に行って道を渡ったゲストハウス兼クロークに荷物を預けた。預け賃は荷物1ヶにつき15R(29円)。

身軽になったところで、早速ガンガーに向かう。
昨日までと違ってものすごい人出だ。
聞いたところ、どうやら今日からクンブ・メーラーが始まるらしい。昨日から始まってたかと思ってたのだが・・・どうりで昨日はそれほどでもなかったはずだ。


クンブメーラー2_サイズ変更


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いよいよクンブ・メーラーが始まった


人の流れに乗ってガンガーに出る。
まだ8:00前だが、既に大勢の人が沐浴をしている。そんな人たちを見ながら川沿いを歩いてメイン・ガートに向かう。
アーミーや機動隊の他に、流された人に備えて救助隊もボート上で待機している。


クンブメーラー5 救助隊_サイズ変更
ゴムボートの救助隊も待機


メイン・ガートはものすごい人だ。
とは言っても、別に我先にと殺到しているわけではなく、皆のんびりとそれぞれのペースで沐浴するだけだ。
それも来ているインド人の全員が必ずしも沐浴するわけではなく(まぁ、大半は沐浴するために来ているのだが)、中には見たり写真を撮ったりするだけの人もいる。
収拾のつかないほど混雑しているわけではないが、これじゃのんびり落ち着いて沐浴してもいられない。昨日沐浴しておいてホントによかった!


クンブメーラー10_サイズ変更


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少しでも場の空気が感じられればと、動画も撮っておいた。



日も出て暖かいし、飽くことなくしばらく壮観な沐浴風景を眺めていた。
家族連れなどで沐浴に来て、沐浴が終わると早々に帰っていくのだが、次々人が押し寄せるのでガートの人が減ることはない。


クンブメーラー21_サイズ変更


クンブメーラー32_サイズ変更


16:00に席の状況を確認しに駅へ行ったが、まだウェイティング1・・・18:00にまた来いと言うので、それまで適当に時間を潰す。
18:00に再度確認しに行くと、ようやく席が取れていた。
これで一安心。のんびり夕食を食べ、ザックを受け取って駅のホームで列車を待つ。

暗くなると、駅構内は床に布を敷いて寝てるインド人で足の踏み場もない。
ホームにもインド人があふれかえっている。
列車の到着する直前にならないと放送もないので、果たして何時に列車が来るのかもわからない。
ちょっと心配になって、自分らの待ってる列車はこのホームでいいのか隣のインド人に聞いてみたら、わざわざ駅の窓口に聞きに行ってくれた。またまた感謝!
どうやらホームはここで間違いないらしい。周りのインド人もチケットを見ながら「ここだ、ここだ」と教えてくれた。

安心して列車を待っていると、意外にも1時間遅れくらいで列車はやって来た。
始発駅からそれほど離れていないからこの程度の遅れで済んだのかも。
念のため客車の入口に貼られたリストに自分らの名前があるのを確認してから乗り込む。
自分らの席にはやはり別の人が座っていたが、話すと今回はすぐにどいてくれた。

しばらくしてからも列車には空席が目立った。
なぜこれでウェイティングだったのか?しかも18:00になるまでわからなかったのか?知る由もないが、自分らの乗っている客車だけでもこんな状態だから、全ての客車を合わせたら相当の空席があるように思われる。
時季や路線にもよるのだろうが、ギリギリまで待てばかなり先のウェイティングNo.でも席を確保できるような気がした。


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