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ようやく辿り着いたブハラで引き当てたのは・・・泥棒宿かよ!

2012/7/23 月
始:10:45 ~ 終:15:20 走行:28km
~ Bukhara

「明日はラグマンがある」てなことを昨日店のおっちゃんが言っていたのでレストランをのぞいてみたが、さすがに朝はまだなかった。
が、胃腸の調子が悪いのを察して、店の人が玉子とジャガイモのスペシャルメニューを準備してくれた。
美味しくいただいて食休みしてからのんびり出発。まだ体の調子が冴えない。

今日も向かい風の中をたんたんと走る。
途中、休憩のため寄った商店でアイスを買って食べている間に、マユミがサングラスを盗まれた・・・。
毎度のことながら、旅人の物を盗むってのは酷いと思うな。命に関わるとは言わないけれど、この陽射しと砂埃の中、サングラスはけっこう重要な装備だ。ないととても困る。

その先にあったカフェで食事をとる。
残念ながら、ここにもラグマンはなかった。ショルバ(肉と野菜のスープ)があるというので、こいつをいただく。
トルクメ以降、注文する前に値段を確認するようにしている。
が、これがまたうまく伝わらない場合が多い。今回も二人で7,000Usと確認したつもりが、蓋を開けてみたら一人7,000Usだった。
アジア的になったと言うべきなのか、人にものを尋ねたときに「Yes」なのか「No」なのかはっきりしなくなってきた。
それから、トルクメ以降そうなのだけれど、頼みもしないナーンが出てきて別料金てのはやめて欲しい。
このナーンが特に美味しくもないから、出てきた段階でいらないと断るようにしている。

ブハラの手前数キロのところまで来ると、ブハラのシンボルと言うべきカラーン・ミナレットが見えてくる。
その昔、砂漠を旅してくるキャラバンの大切な道しるべであったと言うが、これは確かに遠くからでもよく見えたことだろう。

さて、ブハラの宿であるが、数ドルで泊まれるような安いところがないということは情報として知っていた。
唯一の好材料は、暑い今の時季が観光のオフシーズンで町は閑古鳥が鳴いている状態だろうということ。
旧市街からちょっと離れた方が安いのではないかと、途中で見かけたホテルをまず当たってみる。
が、このホテル、外見とは裏腹にドアを抜けて中に入ってみたらプールがあった・・・一番安いWの部屋が$80也。
安い宿はどこにあるかと聞いてみたら、旧市街だと教えてくれた。
ひとまず旧市街を目指す。

ブハラはこちら側からアプローチすると、新市街を経ずにいきなり旧市街に入れる。驚くほどあっさりしていて走りやすかった。
アルク城の脇で客引きに声をかけられたホテルはWが$50。とても無理。
カラーン・ミナレットの脇を通り、ラビハウズに向かう途中で少年たちに声をかけられる。これまでが嘘のように英語を話す人が増えるから観光地ってのはすごい。
見るからに高かろうといぶかるが、少年たちは「高くないよ」とホテルの人を連れてきた(これまた少年)。
言い値がいきなり朝食付きで$25。ズバリ、ストライクゾーン。
「最低三泊するし、朝食いらないから$20にして」とお願いするとあっさりOK。
中庭に自転車を置かせてもらって部屋を見せてもらうと、本当に$20でいいのかよってくらいの部屋。
もう一度宿代を確認すると、間違いなく二人で一泊$20、一人$10。もちろん即決。

いやーあっさり宿が決まってよかった。きっとブハラには呼ばれていたんだなぁと大満足。
荷物を運び込んで部屋のクーラーを入れ、さっそくシャワーを浴びる。いやー別天地。
後になってもう一組、フランス人のバイカーが宿に入ったのであるが、結局この日は顔を合わさなかった。

新市街にホテルと同系列のレストランがあって安く食べられると少年が言っていた。車でレストランまで無料で送迎してくれるとも。
外に出るのも億劫だったので、試しに今日はそのレストランで食事をすることにした。
宿のマネジャーが直々に車で送ってくれ、案内役に少年がついてきた。
そこはレストランではなく要するにバー。もちろん食事はできる。
メニューがあってそこに表示されている値段は確かに高くはないのだけれど、量がめちゃくちゃ少ない上に、けっこうなサービス料がとられる。
ま、明日からここに来ることはないだろうなって感じのところ。

食事をしに外に出たこの間に事件は起こった・・・。

帰りは旧市街を抜けて二人で歩いて帰ることにした。
途中で買い物してから部屋に戻ってみると・・・
まず、消していったはずのバスルームの明かりがつけっぱなしになっていた。
で、貴重品の入ったバッグを見ると、明らかに位置が変わっている。
自分の貴重品は防水袋に入れてバッグの中に入れてあるのだが、その防水袋がベッドの上に転がっていた。
やられた!と言うか、何とわかりやすい泥棒。
さっそく貴重品のチェック。
パスポートやカード類、カメラなんかは無事だったけれど、10ドル札と20ドル札の束の中から50ドル抜かれてる。かつ、別のところに入れておいた1万円札がない・・・。

こんなのホテルのスタッフの仕業に決まってる。他に誰も部屋になんか入れやしない。
「貴重品は部屋にあるセイフティーボックスに入れろ」とマネジャーがしつこく言っていたが、こういうことか?
盗まれた金は戻ってこないだろうが、言ってやらにゃ気が済まん。
すぐに階下に降りて、フロントの兄ちゃんに「金が盗まれたからポリスかマネジャーに電話しろ」と迫る。
慌てる素振りもなく電話をする兄ちゃん。ひょっとして全員グルか?
どうやらマネジャーのところに電話したらしい。
電話を代わって「部屋で金が盗まれた。ホテルのスタッフの仕業に違いない」と怒りをぶちまける。
いくら盗まれたのかと聞かれたから、「日本円の1万円と50ドルだ」と答える。

マネジャーの対応がおかしい。
セイフティーボックスを使っていたのかとだけ聞かれたけど、本当に盗まれたのかどうかもろくに確認しないまま盗まれた金は返すと言う。
は?やっぱ全員グルなのか?
「明日の朝・・・」とか言っているから、「明日じゃねぇ、今持って来い」と電話で怒鳴る。
「自分は今行けないが、別の人間が15分後に金を届ける」と言う。
は?本当かよ?
ロビーのソファーに憮然と座って誰かがやって来るのを待つ。
いけね、慌てていて1万円が約100ドルとかって言っちゃったけど、1ドルが80円を切っている今、1万円は125ドルくらいになるはずだ・・・。

待つこと15分。本当に若いのが一人、150ドルを持って現れた。
すぐに札を確認するが、たぶん偽札ではない。
「金は問題なく届いたか?」と再度マネジャーと電話がつながる。
「いや、実は25ドル足りなかった。今のレートは1ドル80円を切っているから、1万円てのは125ドルだ」と返すと、
「じゃあそれは明日の朝・・・」とか言っているから、「ダメだ、今持って来い」と怒鳴る。
すると、「ドルの手持ちがないからスム払いでいいか」ときた。
「もちろんOK。ただし$1=2,800Usのレートでね」
先ほど金を持ってきた兄ちゃんがどこかに走る。で、70,000Usを持って戻ってきた。

信じられないことに、金は耳をそろえて返ってきた。が、どうも腑に落ちぬ。
なんだこの手際のよさは・・・。
フロントの兄ちゃんはまったく慌てる素振りもないし、マネジャーはマネジャーでなんでろくに確認もせずに金を返すんだよ!
やはり全員グルか?
どう考えたってフロントのやつが怪しい。本人が直接盗んでないにしても、誰が盗んだのか知っているはずだ。
あーーー腑に落ちねぇ・・・。
だいたい一言も謝りもしないのが気に食わねぇ。

後になってマネジャーが部屋に謝りに来た。
70km離れたところから車を飛ばしてきたらしい。
聞くところによると、数年間アメリカで働いていた彼。ウズベキスタンに戻ってばあちゃんの家のあった場所でこのホテルを始めたらしい。オープンしてまだ6ヶ月。変な噂が立つのを極度に恐れていた。
何も調べずに金を返してきたのはそのためか。
今晩の宿代もタダでいいと言う。
「泥棒騒ぎは今回が初めてじゃないだろ?」といぶかると、「オープン以来今回が初めてだ」と言い張る。ふ~ん・・・ま、一応信用しよう。
「部屋のセイフティーボックスは本当に安全なのか?誰かが開けられるんじゃないのか?」といぶかると、「鍵は自分が管理しているから安全だ」と言い張る。ふ~ん・・・ま、これも一応信用しよう。
明朝、スタッフを集めて犯人を捜すこと、ゆくゆくは防犯カメラを設置することを約束して彼は帰っていった。

ついさっきまで明日宿を移ろうとマユミと話していた。
が、おそらくブハラにここと同等の安い宿なんてない。
マネジャーはきちんと謝りに来たし、どうやら彼は信用できそう。騒ぎになった部屋にもう一度泥棒に入る間抜けもいまい。
ここに連泊でいいか・・・ということにした。
そんな自分らもどうかと思うけど・・・ない袖は振れないのだから仕方ない。
ちなみに、宿はHOTEL OROM。タキ・ザルガランの目の前。泥棒さえいなけりゃ快適な宿である。ご利用の際はご用心。

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お世話になったレストラン                ロバ大活躍

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そこまで暑くないだろ・・・
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