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勝手に中欧三都物語 第二段 プラハ

2011/11/8 火
始:8:35 ~ 終:18:00 走行:44km
~ Vrané nad Vltavou ~ Praha ~ Vrané nad Vltavou

くもり。大荷物を自転車に積んでプラハの市街地に入ることは考えられん。まずは宿探しだ。
荷物をまとめてモルダウ川の東岸を遡ってみる。まずは昨日看板を見かけ途中まで行ってみたキャンプ場へ。小奇麗なキャンプ場であったが、案の定閉まっていた。まぁそりゃそうだわな・・・。
再び川の東岸をプラハ方面へ。キャンプ場に向かう途中の集落で見かけた宿にダメ元であたってみる。チェコの宿はレストランが兼ねていることが多く、ここもそうである。レストランは営業していそう。ドアも開いている。
厨房にいた人に声をかけると、2階の部屋のベルを鳴らしてみろというようなことを言っているのでそうしてみた。おっちゃんが出てきて事は済んだ。無事宿が見つかった!
宿の名はHOSTINEC U KAŠTANU。Wが一泊400CZK、安い!思えばユトレヒトを出発して以来はじめて泊まる宿だ。

さっそく熱々のシャワーを浴びさせてもらい、プラハに繰り出す。
宿があるのはVrané n. Vlt.という村。プラハ市街までは15~16kmといったところだ。
「ボヘミアの川よ~モルダウよ~♪」のモルダウ川はドナウ川のような大きな川ではない。Vrané n. Vlt.のあたりだと川幅は渡良瀬川ほどしかなく、川岸の岩っぽい光景も足尾のあたりを思わせる。Vrané n. Vlt.にダムがあり、昨日野営したところ付近ではほとんど水の流れがない。
ちなみにモルダウ川というのはドイツ名で、チェコ名はヴルタヴァ川(Vltava)という。が、モルダウ川の方が馴染み深いので、そう表記することにする。

モルダウ川の東岸は昨日走ってみて交通量が多くうんざりしていたので、今日は西岸からアプローチ。最初車の多い102号を辿るのだが、広い路側帯があって怖くない。
そのうち自転車道が現れた。おぉぉ・・・これなら楽チンだ。A1というサイクリング・ルートを辿ってプラハの市街地まで行ける。
自転車道があるのはごく一部だが、トラムの走るラインだったり交通量の少ないルートをつないでいるので助かる。
途中のモルダウ川沿いは荒川の河川敷のような感じである。

さすがにプラハの市街地は走りにくい。ここを大荷物を積んで走ってたら宿探しどころの騒ぎじゃないな・・・。
プラハの町並みはさすがにすごい。中世の面影をここまで残している町というのもそうそうあるまい。はじめて見たときはさすがに感動した。
ブダペストなんかに比べると観光客は少ないような気がするが、カレル橋の周りだけは別世界だ。このエリアだけは観光客でごった返している。
自転車を押して東岸の方へ橋を渡る。ドナウ川に架かる橋に比べるとグッと小さい。橋は車両進入禁止で、歩行者天国となっている。
目につくのは中国人の多さだ。ここでもチャイナ・パワーを感じる。今やヨーロッパの名だたる都市は金持ちの中国人団体客でごった返している。アムステルダムしかり、ブダペストしかり・・・だ。今のところはまだそういう有名どころだけに留まっているが、そのうちマイナーな国にも中国人観光客が溢れ出すのだろうか・・・。
おそらくちょっと前までアジア系の団体客と言えば日本人だった。今時分日本人は団体旅行というのをあまりしなくなって、アジア系の団体客と言えば中国人となった。

今日は出たのも遅いし、様子見程度で帰路に着いた。
東岸の旧市街で山道具屋を見つけ、これ幸いとヘッドランプだけ購入。これまで使っていたペツルのLED第一世代のヘッドランプが暗くて使い物にならなくなってしまっていた。思えば10年以上使ってたな、これ。ここまでよくもってくれたもんだ。
行きと同じ道を辿って宿まで帰った。最近は16:30を過ぎると薄暗くなる。17:00以降はライトをつけて夜間走行となる。

夕飯は宿の1階のレストランでチェコ料理をいただいた。レストランで食事するってのもいつ以来だろうか。
朝宿に来たときは、こんなとこにあるレストラン(兼バー)に人が来るのか?と思っていたのだが、仕事帰りに一杯やるおっちゃんたちでかなり賑わっていた。食事をしている人はおらず、皆さんつまみもなしで談笑しながらひたすらビールを飲んでいる。
世界一美味しいと言われるチェコのビールはさすがに旨かった。スッキリしていて自分好み。500mlのグラス一杯(もちろん生)が22CZKほど、つまり1Eもしない。チェコは一人当たりのビール消費量が世界一だそうだ。
料理の方も美味しかった(チェコ料理は全般的に味付けが濃い)。ザウアークラウト(キャベツの酢漬け)もここのは美味しかった。クネドリーキも売っているのは見かけていたけど、ここへ来てはじめて食べた。クネドリーキは蒸しパンのような食べもので、チェコの国民食のようなものだ。
ちなみにこのレストランの1プレート料理はマックでビッグマックのセットを食べるよりずっと安い。
いい宿が見つかってホントよかった・・・。

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かなりお疲れ・・・                      空身でモルダウ川沿いを走ってプラハへ

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プラハ旧市街                        人でごった返すカレル橋

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そこで強引に写真を撮る                 スウェーデン人のおっちゃんが撮ってくれた

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宿の一階のレストラン兼バー・・・ビールはさすがに旨い!

2011/11/9 水
始:8:20 ~ 終:16:00 走行:47km
Vrané nad Vltavou ~ Praha ~ Vrané nad Vltavou

今日もくもり。要するに今の時季のごく普通の天気である。
宿の近くのパン屋のスタンドで軽く朝食を食べて出発。昨日と同じルートでプラハ市街へ。
昨日も今日もマックのWiFiとどうも相性が悪い。今日も朝一で寄ってみたけどダメだった・・・。

プラハの町並みも二日目になると感動が薄れる。町全体がツーリスティックであるからだ。特にカレル橋の周辺には早くも嫌気が差してきた。観光地ってつまらんなぁ・・・と、いつもと同じ結論に至る。
おそらくプラハもちょっと遠くから眺めるのが一番きれいだ。町の中に入ってしまうとツーリスティックな雰囲気にちょっとがっかりしてしまう。
プラハ城の建つ丘の南に、そこよりちょっと高いマラー・ストラナという丘がある。そこに上ってみた。各国の大使館の建つエリアを通って石畳の坂道を上る。
ドイツ大使館の入口のドアは重厚で歴史を感じさせる見事な造りだった。一方、どの国でも例に漏れずアメリカ大使館だけは厳重警備。常に「何かあったんですか?」という状態だ。世界中に敵のいる国は大変だなぁ・・・。
マラー・ストラナは途中から階段となってしまい、最後まで自転車で上ることはできない。階段の下に自転車を置いて歩いて上る。と、なんと丘の上は巨木の森に遮られてまったく見通しが利かなかった・・・。
プラハ一のがっかりポイントかもしれん。有料で展望台に上れるのだが、この展望台ってのが鉄骨剥き出しのセンスのかけらもない代物。どうしてプラハともあろうものがこんなものを建ててしまったのか・・・理解に苦しむ。
そんなところに金を払ってまで上る気にならず、そのまま下りる。とは言え、途中に自転車で上れる範囲のところに見通しの利くところがあり、そこからの眺めはなかなか見事だった。プラハ城とその下にあるオレンジ色の屋根の家々が実に美しい。

カレル橋を渡って旧市街へ。旧市庁舎の天文時計を見に行ってみる。この旧市街広場の周辺も実にツーリスティックだ。
天文時計は毎正時になると仕掛けが動く。ちょうど13:00近かったのでこれを見に行った。この仕掛けを見ようと毎正時近くになると時計の周りにけっこうな人が集まってくる。
仕掛けは思ったよりも地味だった。仕掛けが終わると、塔の上で係の人がラッパを吹く。ちなみに旧市庁舎以外でも、カレル橋の塔など正時になると町の至るところでラッパが吹かれる。
最後にユダヤ人地区にも行ってみたが・・・。
プラハの旧市街にもシナゴーグがいくつも残っているのだけれど、ここも単なる観光地になっている。ユダヤ教の正装をしたような人は見た限り一人もいなかった。これならアントワープの方がずっとすごい。

そんな感じでプラハ観光終了。なんかすごいネガティブな感想になってしまった・・・。
それにしても、まさかプラハでネットができないとは・・・。ヨーロッパでは普通に自宅でネットができるからネット屋なんてものはないし、ネット・カフェも相当ツーリスティックなエリアに行かないとないしなぁ・・・。
宿の近くでどこかネットができるところがないものかとZbraslavなどにも寄ってみたけれど一切なし。
実は宿でpcの電源を入れてみたら、宿で飛ばしている電波を拾えたのだが、誰もWiFiのコードを知らない。はぁぁ・・・またしばらくネットはお預けだ。
今日も夕飯は宿のレストランでいただいた。ビールも料理も実に旨い。
もう一泊のんびりしてから発つことにする。

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今日も空身でプラハへ

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マラー・ストラナからの眺め                丘の上に見えるのがプラハ城

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                         旧市庁舎の天文時計と群がる人たち

2011/11/10 木
今日もくもり。計ったように毎日同じ天気だ。
延泊する旨伝え、もう一泊分の宿代を払う。やはりWiFiのコードは誰も知らない。実に惜しい・・・。
今日は部屋でマユミに散髪してもらった。7ヶ月ぶりになろうか・・・。
その後は部屋で写真の整理などしてのんびり。

一階のバーのおっちゃんともすっかり顔なじみだ。今朝、バーでコーヒーを飲んでいたら、チェコ版お好み焼きのような食べものを振舞ってくれた。
お店はいつも地元の人たちで賑わっている。そんな人たちに交じって、今日もビールと夕飯を美味しくいただいた。
バーのTVでは、アイスホッケーのチェコ vs スウェーデンの試合をやっていた。ボチボチそんな季節なのね・・・。
ちなみに、チェコはアイスホッケーが強い。ヨーロッパならチェコかスウェーデンかってところだろう。アルベールビルだかリレハンメルだか長野だか忘れたけど、確かチェコはそのあたりの冬季五輪でも金メダルをとっているはずだ。
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