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馬車の国ルーマニア その5 トランシルヴァニアのその先

2011/10/8 土
始:9:45 ~ 終:16:40 走行:60km
~ Bobâlna ~ Oşorhel ~ Cemuc ~ Gîrbou ~ Fabrica ~ Brâglez ~ Surduc ~ Var ~ Jibou ~ Creaca ~ Brebi ~ Moigrad-Porolissum

夜明け前から雨が降った。雨は7:30頃上がったけれど、その後もどんより曇って寒い一日。
カッパの上を着て、かつ今回初めてフリースのグローブまでして走ったが、それでも寒い。寒くて体が縮こまり、うまく漕げない・・・。
Bobâlnaを過ぎるとすぐに道は上りになった。昨日も絶妙なタイミングで幕営したってことだ。昨日こんな道に突入していたらまったく走れなかったに違いない。
今いるところはアプセニ山脈の北端に差し掛かっていて、むしろ昨日あんなに平坦だったのが不思議・・・。今日走るのはアプセニ山脈の北端を半ば迂回するように横断する道。
小さな集落をいくつも通り抜ける、車のほとんど通らない山間の道・・・晴れた日ならさぞ素晴らしいルートであったろうと思う。

通過した丘の最高点は550mほど。寒い・・・グローブをしていても指先がしびれる。昨日まで半袖で走っていたのが信じられん・・・。
ルーマニアはヨーロッパの中では南に位置していて、比較的暖かい国である。エストニアで会ったオランダ人のロルシェも、「ルーマニアは暖かいわよ~」と言っていた。ま、オランダと比べて、という話ですけど・・・。
南に位置していると言っても、単純に緯度だけで言えば北海道と同じくらい。同じ緯度ならヨーロッパの方が断然暖かいから、東北地方くらいってことになるだろうか。

寒くてうかうか休んでもいられず、速攻で下る。が、300mほどのところまで下っても寒い、寒い。
Surducで108Bが1Hとぶつかり、Jibouまで1Hを西進する。1Hと言ってもこのあたりは交通量が少ない。
途中、あまりの寒さにVarのカフェ&バーで大休止。客のおっちゃんがしきりに話しかけてくれたのだけれど、残念ながら何を言っているのかさっぱりわからん。それでもこうして陽気に話しかけてくれる人がいるととても楽しい。話がわからなくてもいいんです!雰囲気だけわかれば。

Jibouから108Aに折れ、Creacaの分岐を191Cに入ってZalău方面へ。
予定では、「Zalăuで宿でも探そうか」とマユミと話していた。が、思いのほか時間がかかってしまい、こんな時間に宿に入るのももったいない。どうせ宿に泊まるならもっと早い時間に入ってしゃぶりつくさないと・・・などと貧乏根性が働き、宿を探すと言う話は白紙撤回。
野営となればZalăuのような大きな町には近づかない方がいい。

Zalăuの手前に南に分岐している道がある。地図によるとMoigrad-Porolissumですぐ行き止まりになっている道であるけれど、たまたま道を歩いていたおばちゃんに聞いたらそこに店があると言うので、買い出しをすることに。
分岐の道を入って行ってみたら、ばあちゃんと息子さん夫婦のやっている感じのいい店だった。
夕飯は昨日に続いて玉子粥の予定。玉子が欲しい。玉子というのがスペイン語の「ウェボ」で通じるかと思ったら、まったく通じない。紙とペンを貸してくれたので玉子の絵を描いてみたがダメ、鶏の絵を描き加えてようやく通じた!
店にはなかったが友人のところにあるということで、たまたま店に買い物に来ていたおっちゃんが親切にも買いに行ってくれた。
おっちゃんを待っている間、息子さんのアドリアンが絞りたてのぶどうジュースをご馳走してくれた。とってもジュ~シ~
ちなみに、ルーマニア語で玉子は「オーボ」と言うそうです。

店には五寸釘も売っていた。アルミのペグがここしばらくの硬い地面にやられてポキポキ折れてしまい、ちょうど代わりになるものが欲しいと思っていた。
先のなるべく尖ったものを物色しているとアドリアンが、「貸してみろ、研いでやるから」と言って隣の小屋でグラインダーを使ってギンギンに研いでくれた。
さらに自分らの行き先を聞いて、今日は近くでキャンプするということを知ると、「ここから1kmほどのところに自分の小屋があるからそこにテントを張ってもいい」と。
ありがたや・・・喜んで張らせてもらいます!
二つ返事でお願いして、車のアドリアンに先導して連れて行ってもらった。

ス・テ・キ・・・そこはまだ真新しい手作りのロッジだった。週末だけ使っている別荘であるらしい。週末に友人と飲んだり、BBQをしたりするための。
小屋の前にはこれまた手造りの巨大な池があって、なんとボートに乗って釣りができる。その隣にも二号池を製作中、ユンボを使ってドーンと。
小屋にはベッドルームが二つあって、二回にもバスルームがある。すげーな、こりゃ。楽しいだろうなぁ、こういうの。
このあたりの人たちはなんでも自分でできちゃう感じ。家も基本的に自分で建てているし、薪だって自分で森に行って伐り出してくるんだろうし、馬車だって扱えるんだろうし・・・。

今日のところはロッジに泊めてもらうわけじゃないけれど、テントはどこに張ってもいいと言うので適当に張らせてもらった。
アドリアンは今晩ロッジに泊まるわけじゃないから、一通り案内してくれた後で先ほどの店兼本宅に帰って行った。
外に井戸水を汲み上げている水道があり、あいにくの天気でちょっと寒いけど久々に頭だけ洗わせてもらった。爽快!マルガリータのところを出て以来かれこれ11日ぶりか。

8IMGP7413_サイズ変更 8P1110606_サイズ変更
昨日まで半袖で走っていたのが信じられん・・・    晴れた日ならさぞ素晴らしいルートであったろう 

8P1110613_サイズ変更 8アドリアンが釘をグラインダーで研いでくれた_サイズ変更
バーにいたおっちゃんたち                アドリアンが釘を研いでくれた

8店のばあちゃんと卵をとりに行ってくれた客のおっちゃん_サイズ変更 810/8のテン場 アドリアンの別荘_サイズ変更
店のばあちゃんと玉子を買ってきてくれた客のおっちゃん   アドリアンのロッジに幕営させてもらう

2011/10/9 日
始:10:00 ~ 終:16:30 走行:64km
~ Ortelec ~ Zalău ~ Hereclean ~ Vârsolt ~ Pericei ~ Şimleu Silvaniei ~ Nuşfalău ~ Zăuan ~ Ip ~ Port ~ Suplaşu de Barcău

朝起きると今日もどんよりした曇り空。かなり冷え込んだ。テントも夜露でびしょびしょ。
しばらく干してみたがまったく乾きそうにないので、諦めて撤収し10:00に出発。
店の方に行けば誰かしらいるだろうと思って寄ってみたのだが、あいにく今日は日曜日。皆で教会へ行ったと道を歩いていたおばちゃんが教えてくれた。
アドリアンにきちんとお礼を言ってから発ちたかったのだけれど、かなわずにちょっと気持ちが悪い。折り鶴と、紙に伝言を書いて門のところに置いていくことにし、その旨おばちゃんからも伝えてもらうことにした。ありがとう、アドリアン!のんびりさせてもらいました。

191Cに戻ってZalăuに出る。Zalăuは久々の大都市で、これまで看板とか気配を感じながら結局一度も姿を見ることのなかったスーパーが、町中に四、五軒もあった。あるところにはあるんだなぁ・・・。
Zalăuから7~8kmほど1Fを北上し、Helecleanから1Hに入った。
ルーマニアの道路は、ある番号の道路から派生した道にはその番号の後ろにラテン文字がつくようになっている。よって、1Hと言っても必ずしも幹線であるわけではない。
1Hは幹線ではなく交通量も少ないのだけれど、小さな町や村を通ったりしないから走っていて面白くもなんともない。無心でひたすら漕いでいた感じ。
昼頃には時々薄日も差したが、風が冷たくてカッパが脱げない。

Nuşfalăuから19Bに入ると、多少小さな村々を通るようになって眺めに変化が出てきた。
日曜は大きな町も小さな村も人気がなくて物寂しい。
Suplaşu de Barcăuのマガジンで食料を買い、近くの民家で水を5Lいただく。水をもらうにしても、日曜は外に人がいないからなかなかタイミングが難しい。
共用の井戸があるところは問題ないけれど、場所によっては道沿いに井戸が見当たらない。
今日はたまたま車で帰宅してきたご夫婦にお願いしたら、どこかで汲んできた水をペットボトルごといただけた。ありがたい。
そこからちょっと走り、丘を上ったところの奥にあった雑木林の中に幕営。ちょうど間伐したばかりの林で明るい。

ルーマニア語で「こんにちは」は「Bună Ziua」。これまで「ブーナ・ズィア」と聞こえていたから自分らもそう言っていたのだけれど、このあたりに来たら急に「ブナ・ズィーバ」と聞こえるようになった。これまでと明らかに違う。方言、みたいなものなのか?
19:00頃から断続的に弱い雨が降った。

9IMGP7444_サイズ変更 910/9の野営地 畑の奥の森の中_サイズ変更
今日もカッパが脱げない・・・               間伐された雑木林の中
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