馬車の国ルーマニア その1
2011/9/30 金
始:9:40 ~ 終:16:30 走行:51km
~ Truşeşti ~ Botosaniの先
今日もあいにくの曇り空。昨日ほどじゃないけど風もあり、日が出ないので肌寒い。
朝食のとき、マルガリータの持たせてくれたチェリージャムを開けてみた。絶品!
モルドバでは、ジャムはパンに塗るのではなくお茶と一緒に食べたりするのが一般的みたいだったけど、パンにつけてももちろん美味しい。
テントを撤収しているときに、家族連れの馬車が近くを通った。全員が大喜びで手を振ってくれる。
昨日に続きBotosaniを目指して29dを西進。
丘が消え去ったと昨日思ったのは完全に気のせいだった・・・すぐに丘だらけの地形に。
ルーマニアもモルドバに劣らぬ丘の国だった。上っては下り上っては下りの、その名の通りのヒルクライムが一日中続く。
でも、モルドバに比べれば道がよくなった分、ずいぶん楽だ。ブレーキをかけっぱなしでなくとも坂を下れるありがたさ・・・。
道の通し方もモルドバより考えられていて、勾配も緩くなった。だいたい7~8%といったところ。
そして何より、ルーマニアは押しも押されぬ馬車大国だった。
ものすごい数の馬車が走っている。もちろん観光用とかタクシー代わりといったわけではなく、土地の人たちの足や荷物運びの手段として大活躍している。
田舎の家ではたいていどこでも馬を飼っていて、一家に一台は馬車があるんじゃなかろうか。ここでは車と言えば自動車ではなく馬車のことだ。
ちなみに、馬車の後ろにも車同様のナンバー・プレートがちゃんとついている。
馬車の多いところでは自動車もちゃんと心得ていて、バカみたいに飛ばしていないから安心だ。
昨日のテン場からBotosaniまでは45kmほど。3時間もあれば着くだろうと思っていたのだが、ヒルクライムの45kmは遠かった。途中で雨に降られて雨宿りしていたせいもあり、ほとんど一日がかりになってしまった。
Botosaniの12kmほど手前のVictoriaという村のカフェでコーヒーを飲んで休憩していたら、近くに家に住んでいるおばちゃんがぶどうを持ってきてくれた。
ちょうどぶどうの季節で、甘くてとても美味しい。
後でおばちゃんの家の前を通ったとき、旅の安全を願って十字を切ってくれた。
Botosaniに着いてみると、予想をはるかに超える大都市だったのでビックリした。
苦手だ・・・毎回こういう大都市に来ると戸惑ってしまう。どうしていいのやらわからんし、必要なものも見つからん。
道路工事をしていたおっちゃんに尋ねると、親切に(仕事そっちのけで)本屋にもスーパーにも連れて行ってくれた。ありがとう、おっちゃん!
ようやくルーマニアの地図をゲット。これで詳細なルート検討ができる。
スーパーに案内してくれるとき、「荷物を盗まれるから一人が番をしてた方がいい」と忠告してくれた。「ジプシーが荷物を持ってちゃうから気をつけろ」と。ま、ジプシーの人たちに対する偏見とも取れるけど。
やっぱ大きな町は何かと物騒なんかな・・・。
せっかく忠告してくれたんだからと自分が番をしてマユミだけ買い物に行こうとしていたら、幸いスーパーの前に宝くじ売りのおっちゃんがいて、「俺が見ててやるから行ってきていいぞ」みたいなことを言ってくれたので、ありがたくお言葉に甘えた。
よくあることだけれど、大きな町に入って道もロスト。買い物の後で宝くじのおっちゃんに道を聞いて南に向かう。
28Bを南下し、10kmほど走ったところで分岐をVorona方面に入る。
分岐の直前にあった車の修理工場で5Lのペットボトルに水をもらった。
ルーマニアに入ってからDACIAとという知らないメーカの車をよく見かけるようになった。水をもらった修理工場のおっちゃんにルーマニアで作っている車なのかと聞いてみたら、そうだった。ルノーが生産しているらしい。そしてドイツに輸出しているのだとか。
天気も優れず、分岐からちょっと入った道路脇の丘の上に幕営。幕営中にまた雨に降られた。
夕飯はマリアの持たせてくれた瓶詰めの自家製トマトソースを開けてみた。これでパスタを食べたのであるが・・・絶品!
マリアもマルガリータもありがとう!
暗くなると、遠くの街灯の明かりがとてもきれいだった。

馬車の国 とにかく馬車がたくさんいる

牛もいる ぶどうをくれたおばちゃん

仕事そっちのけで案内してくれたおっちゃん 宝くじ売りのおっちゃん

丘の上の牧草地
始:9:40 ~ 終:16:30 走行:51km
~ Truşeşti ~ Botosaniの先
今日もあいにくの曇り空。昨日ほどじゃないけど風もあり、日が出ないので肌寒い。
朝食のとき、マルガリータの持たせてくれたチェリージャムを開けてみた。絶品!
モルドバでは、ジャムはパンに塗るのではなくお茶と一緒に食べたりするのが一般的みたいだったけど、パンにつけてももちろん美味しい。
テントを撤収しているときに、家族連れの馬車が近くを通った。全員が大喜びで手を振ってくれる。
昨日に続きBotosaniを目指して29dを西進。
丘が消え去ったと昨日思ったのは完全に気のせいだった・・・すぐに丘だらけの地形に。
ルーマニアもモルドバに劣らぬ丘の国だった。上っては下り上っては下りの、その名の通りのヒルクライムが一日中続く。
でも、モルドバに比べれば道がよくなった分、ずいぶん楽だ。ブレーキをかけっぱなしでなくとも坂を下れるありがたさ・・・。
道の通し方もモルドバより考えられていて、勾配も緩くなった。だいたい7~8%といったところ。
そして何より、ルーマニアは押しも押されぬ馬車大国だった。
ものすごい数の馬車が走っている。もちろん観光用とかタクシー代わりといったわけではなく、土地の人たちの足や荷物運びの手段として大活躍している。
田舎の家ではたいていどこでも馬を飼っていて、一家に一台は馬車があるんじゃなかろうか。ここでは車と言えば自動車ではなく馬車のことだ。
ちなみに、馬車の後ろにも車同様のナンバー・プレートがちゃんとついている。
馬車の多いところでは自動車もちゃんと心得ていて、バカみたいに飛ばしていないから安心だ。
昨日のテン場からBotosaniまでは45kmほど。3時間もあれば着くだろうと思っていたのだが、ヒルクライムの45kmは遠かった。途中で雨に降られて雨宿りしていたせいもあり、ほとんど一日がかりになってしまった。
Botosaniの12kmほど手前のVictoriaという村のカフェでコーヒーを飲んで休憩していたら、近くに家に住んでいるおばちゃんがぶどうを持ってきてくれた。
ちょうどぶどうの季節で、甘くてとても美味しい。
後でおばちゃんの家の前を通ったとき、旅の安全を願って十字を切ってくれた。
Botosaniに着いてみると、予想をはるかに超える大都市だったのでビックリした。
苦手だ・・・毎回こういう大都市に来ると戸惑ってしまう。どうしていいのやらわからんし、必要なものも見つからん。
道路工事をしていたおっちゃんに尋ねると、親切に(仕事そっちのけで)本屋にもスーパーにも連れて行ってくれた。ありがとう、おっちゃん!
ようやくルーマニアの地図をゲット。これで詳細なルート検討ができる。
スーパーに案内してくれるとき、「荷物を盗まれるから一人が番をしてた方がいい」と忠告してくれた。「ジプシーが荷物を持ってちゃうから気をつけろ」と。ま、ジプシーの人たちに対する偏見とも取れるけど。
やっぱ大きな町は何かと物騒なんかな・・・。
せっかく忠告してくれたんだからと自分が番をしてマユミだけ買い物に行こうとしていたら、幸いスーパーの前に宝くじ売りのおっちゃんがいて、「俺が見ててやるから行ってきていいぞ」みたいなことを言ってくれたので、ありがたくお言葉に甘えた。
よくあることだけれど、大きな町に入って道もロスト。買い物の後で宝くじのおっちゃんに道を聞いて南に向かう。
28Bを南下し、10kmほど走ったところで分岐をVorona方面に入る。
分岐の直前にあった車の修理工場で5Lのペットボトルに水をもらった。
ルーマニアに入ってからDACIAとという知らないメーカの車をよく見かけるようになった。水をもらった修理工場のおっちゃんにルーマニアで作っている車なのかと聞いてみたら、そうだった。ルノーが生産しているらしい。そしてドイツに輸出しているのだとか。
天気も優れず、分岐からちょっと入った道路脇の丘の上に幕営。幕営中にまた雨に降られた。
夕飯はマリアの持たせてくれた瓶詰めの自家製トマトソースを開けてみた。これでパスタを食べたのであるが・・・絶品!
マリアもマルガリータもありがとう!
暗くなると、遠くの街灯の明かりがとてもきれいだった。


馬車の国 とにかく馬車がたくさんいる


牛もいる ぶどうをくれたおばちゃん


仕事そっちのけで案内してくれたおっちゃん 宝くじ売りのおっちゃん

丘の上の牧草地
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