FC2ブログ

肥沃な穀倉ウクライナはこの世の楽園 その4

2011/9/17 土
始:9:45 ~ 終:17:45 走行:73km
~ Залізці ~ Мшанецb ~ Ігровиця ~ Тернопілb ~ Великі Біркиの先

今日も快晴!9:00頃昨日と同じ二人が道路の反対側の牧草地に牛を連れて行った。
朝はけっこう冷え込むが、9:00頃には暖かくなってくる。空気はひやっとしていて自転車で走るとちょっと肌寒い感じ。昼過ぎ頃まで空気がひやっとしていて、一日のうちで最も気温が高いのは夕方の3時~4時頃。

相変らず馬車に乗る人、自転車に乗る人なんかと挨拶を交わしながら、P39を南下。
自転車に乗った人が追いかけてきてしきりに話しかけてくれたりもするのだけれど、一言もわからん・・・。ちょっとでもウクライナ語がわかればなぁ・・・グッと世界が広がるのに・・・。

Тернопілbに近づくと、これまでと比べて道路がきれいになった。
Тернопілbは大きな町で、スーパーがあるかと期待したが、やはり対面販売の商店しかない。日曜に店が開いているのかわからないので、ここで二日分の食料の買い出し。店を探してあっち行ったりこっち行ったりで意外と時間がかかる。

町の中心部を離れХмельницький方面に向かうと、今頃になってスーパーが現れた。ウクライナではじめて目にするスーパー、せっかくなので寄ってみた。
何でも売っている・・・値段も対面販売の店よりむしろ安いように思うのだけれど、不思議と空いている。わざわざこんなところに来ないで家の近くの商店で買い物するのが一般的なのかな。
久々に醤油も発見。前にバルト三国で買ったのと同じまともな醤油(ロシア製)だったから、すかさず二本まとめ買い。
ちなみに醤油はけっこう当たり外れがある。キッコーマンを置いてある店もたまにあるのだけれど、高価でなかなか手が出ない。
酷かったのはポーランドで買ったハインツの自称ソイ・ソース。わざわざ中国製のを避けて高い方を買ったのに、開けてビックリ、なんとコイツはウスターソースだった。どこがソイ・ソースなんだ、このバカチンが!
逆に、まだ味覚が近いからか、中国製の醤油は意外と外れがない。

買い物を終えてスーパーから出ると自転車のところに三、四人立っていて、英語で話しかけられた。ちょっと英語が話せるようで、どうやら隣の小奇麗なインテリア・ショップで働いている人たち。自転車で旅する人なんてのがとにかく珍しいらしい。
ドーズに積んであった5Lの空のペットボトルを見てすかさず、「水いるかい?」と言ってくれる。こういう点、ウクライナの人たちはとても気が利く。
細かな気遣いをさせたら間違いなく日本人がダントツの世界一だと思うけれど、そういう日本人的な細かな気遣いのできる人というのは世界にそういない。オクサーナのところ以来折に触れて接することがあるのだけれど、ウクライナの人たちのそういった細かな気遣いに時々ハッとさせられる。どうでもいいような細かなことなんだけれど、案外嬉しく心地いいもんだ。

ぜひ店に来てお茶でもコーヒーでも飲んでいってくれ、と誘われる。せっかくなので誘われるままお邪魔してコーヒーをいただいた。
この時も最初に「トイレは?」と聞いてくれたり、本当によく気が回る。
コーヒーをいただきながらあれこれおしゃべり。
一番積極的に話しかけてくれた女性がターニャ。自分と同じく40歳だった。(後でよく考えたら自分は41歳だったけど・・・)
自分らの名前をウクライナ語でどう書くのか教わったり、逆に名前を漢字で書いてあげたり、メール・アドレスの交換をしたり・・・楽しい時間を過ごさせてもらった。
Тернопілbには大きな湖があるらしい。写真を見ながら説明してくれたのだけれど、なんでも町にある湖としてはヨーロッパで二番目に大きいのだとか。すごく微妙な条件付きだけれど、そういうことらしい。
湖畔のここが公園になっているとか、町の地図をみながらいろいろ説明してくれた上、プレゼントだと言ってその地図までくれた。
さらに、町の写真の絵葉書セットまでプレゼントしてくれた。
ホントにどこまでいい人たちなんだ、ウクライナの人たちは・・・。

湖は今いるところから4kmほどらしい。
きれいだからぜひ見ていってくれと勧められ、ちょっと戻ることになるけどせっかくだから見ていくことにした。
丁重にお礼を言ってターニャたちと別れ、いざ湖へ。

公園の手前で自転車を押していると、また一人のおっちゃんに話しかけられた。
自分らがウクライナ語を話せないのを見て取ると、「スペイン語話せる?」ときた。
マユミがちょっと話せるし、自分もウクライナ語よりは100倍わかるから、その後はなぜだかウクライナの地でスペイン語でおしゃべり。
おっちゃんは自分の奢りで飯でも食おうと誘ってくれたのだけれど、まだ湖も見てないし、さすがにそろそろテン場も探したいしで遠慮しておっちゃんと別れた。

公園の中にはたくさんの人がいた。町の人たちの憩いの場となっているようである。
そして・・・今日は土曜ということがあってか結婚式ラッシュ!Тернопілbの町に入る前から家や車を花で飾っているところを何度も目にしていたけれど、Тернопілbの町に入ると町全体がまさに新婚さんいらっしゃい状態。そこかしこにウェディングドレスとタキシードを着た人がいる。
式の後には湖に来て湖畔で写真を撮るのが恒例になっているようで、友人とカメラマンを引き連れた、ウェディングドレスとタキシードに身を包んだカップルが次々やって来ては写真を撮っていた。

ちなみにこの公園、人がもう少し少なければ最高のテン場である。
張れそうなら張っちゃうかと目論んで実はやって来たのであるが、さすがにこの人出では無理だ。
しばし公園で休憩してから町を出る。
来た道を引き返してターニャたちの店の前を通り、そのすぐ先でM12に入る。この片側二車線の道を6、7km走って、Скалат方面に向かうT2002に入った。
日はまだまだ高く走っていて気持ちいい道であるが、テン場がなかなか見当たらない。
しばし惰性で走って枝道にちょっと入り、道路からは見えない畑の隅の平坦地に幕営。

幕営後すぐ、ドーズのリア周りの調整。
青空市場で組んでもらったホイールが滅茶苦茶振れている。ホントに振れ取りしたんかいな・・・。
ブレーキやフェンダーに当たりまくるのでひとまずその場しのぎの応急処置を施す。が、やはり早いとこどこかでまともなホイールを手に入れないとダメだな、こりゃ・・・。
ちなみに青空市場のおっちゃん、道具も使わず目分量で細かな振れ取りをしているように見えたから「スゲェ」と感心してたんだけど、どうもそういうわけじゃなかったみたいね・・・。

17IMGP6751_サイズ変更 17IMGP6753_サイズ変更
牧草地に向かう牛が道路を横断中           今日も快晴の下出発

17IMGP6754_サイズ変更 17IMGP6759_サイズ変更
朝の空気が清々しい                   今日もたくさんの馬車と行き会った

17ターニャたちにコーヒーをご馳走になる_サイズ変更
ターニャたちにコーヒーをご馳走になる(左端がターニャ)

17テルノピルの湖_サイズ変更 17新婚さんいらっしゃい状態_サイズ変更
テルノピルの湖は新婚さんいらっしゃい状態     花嫁が可愛いすぎる

179/17の野営地 道路脇の畑の隅_サイズ変更
畑の隅に幕営・・・夕日がきれいだった

2011/9/18 日
始:10:10 ~ 終:18:00 79km
Скалат ~ Гримайлів ~ Красне ~ Саганів ~ Закупне ~ Чемерівніの先

今日も朝から快晴。毎日雲ひとつない快晴で雨が降りそうな気配すらない。
テントを乾かしてからのんびり出発。

Тернопілbを過ぎると、そろそろルーマニア国境もモルドバ国境も地図の上では視界に入ってくる。すると、ウクライナのあまりの心地よさに去り難い気分になってくる。
明るく温かい人々と楽園のような美しい景色・・・このホスピタリティーの高さは間違いなくこれまで訪れた国の中で一番。再び訪れてみたい国の筆頭だ。
牛を連れた人、馬車に乗る人、正装して教会に行く人。どこにでもいるアヒルや鶏。のどかだ、実にのどかだ。とても今の日本と同時代のこととは思えない。

走っている車からしてどこかのんびりしている。
乗用車は古いLADA、トラックは古いКАМАЗが圧倒的に多い。
LADAやКАМАЗといったロシアのメーカは今でもあって、ちょっと現代風の丸みを帯びたデザインのものも時々見かかるが、'70~'80年代くらいの古い車が圧倒的に目立つ。
カラカラ、ガラガラいろんな異音を立てながらボコボコの道を走っている。
トラックも乗用車もこういうところに現代的な高性能車は似合わない。
ちなみに、ロシアの代名詞のようなКАМАЗであるが、型の新しいモデルではKAMAZとロゴがすべてラテン文字で書かれている。

昨日あたりから道路脇でクルミ拾いをしている人をよく見かける。
今がちょうどシーズンのようで、よく見るとクルミの木には実がたわわになっている。
クルミといっても日本に自生しているオニグルミではなく、所謂カシグルミと言われるやつだ。オニグルミより大きく、オニグルミと違って殻が簡単に割れる。二つあれば素手で握って割ることができるくらい。それでいて中味はギッシリ詰まっているから、食べる分には誠に効率がいい。味はオニグルミほど濃厚ではなく比較的淡白だ。
自分らも休憩のたびに拾って食べている。
クルミの木が多いところといい、晴天率が高いところといい、乾燥しているところといい、気候的には日本で言えば信州と似ている。

ГримайлівからСаганів方面行きの道に入る。
この道はちょっとした峠越えを含む軽めの山岳ステージ。坂の勾配より向かい風と穴だらけの道がちと辛い。今日は朝から強い南風が吹いている。
坂を上り切った後の下りは通常苦労した末のご褒美となるはずが、道が悪すぎてそうならない。ブレーキをかけっぱなしのためむしろ辛いだけだったりする。
とにかく今日は進まないこと、進まないこと・・・。

Саганівでさらに道が分岐して、Чемерівні方面に向かう道に入る。
この道は不快だった。テンサイと思われる収穫物を満載したКАМАЗだらけ・・・。
愛嬌のある顔をしたКАМАЗも、こうたくさん行き交われると見るのも嫌になってくる。噴き上げる黒煙と舞い上げられる埃でとにかく不快。
いつの間にか道も広くなっていて、田舎道の面影はどこへやら。明日もしばらくこの道を走るのかと思うとうんざりしてくる。

Чемерівніの民家で水を5Lいただいた。
なかなか人家が途切れず、今日もいいテン場がなかなか見当たらない。今日はこんなに長い時間走るつもりじゃなかったのに・・・。
18:00になってようやく畑の隅にある草地を見つけた。道路からよく見えてしまうところだけれど、これ以上漕ぐのが嫌ですかさず幕営。
Саганівから先は国立公園と思しきエリアに入っているのだけれど、むしろ景色は今ひとつ。
ところで今日は日曜であったが、開いている店が多かった。ウクライナも日曜休業というのとは関係がなさそう。

18IMGP6795_サイズ変更 18P1110461_サイズ変更
再び訪れたい国の筆頭!                風を避けて木陰で休憩中

18IMGP6816_サイズ変更 18P1110464_サイズ変更
風の強い日は防風林があると助かる         畑の隅の草地に幕営
関連記事
スポンサーサイト



Comment 0

There are no comments yet.

Leave a comment