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肥沃な穀倉ウクライナはこの世の楽園 その3 瀕死のドーズ・・・

2011/9/15 木
始:9:25 ~ 終:12:30 走行:37km
Лопатин ~ Станіславчик ~ Берлин ~ Броди ~ Суxоволя

昨日休憩所に着いて以降朝まで誰も来ず、とても静かな夜だった。21:00頃唐突にパラパラと雨が降った。
朝起きると快晴!澄んだ空気、森の匂いがとても気持ちいい。
まだひんやりとした空気の中を爽快に走る。馬車に乗る人、自転車に乗る人、バスを待つ人たちと挨拶を交わしながら・・・。
やはり自転車は旅の道具として最適だ。土地の人に対して威圧感がなく、目線の高さも一緒。特に警戒することもなくいろいろ声をかけてくれるし、こちらからも声をかけやすい。

Бродиというのがそこそこ大きな町で、そこでいったん道が幹線のM06と合流。
地図とちょっと違っているのでGSで道を聞き、教わったとおりРівне方面にちょっと走るとТернопілb方面への道が分岐していた。
M06はとてもきれいな道路だったけれど、どの国でもそうであるように面白い道ではない。小さな町や村を通らないからだ。距離を稼げるだけの何の面白味もない道、そんな感じの幹線である。
分岐した道は相変らずののどかな田舎道で、実に気持ちがいい。もちろん馬車も走っている。

景色を楽しみながらのんびりと走り、Суxоволя村に入ったところで事件は発生。
「ドンッ、グシャッ、キャー」
一瞬何が起こったのかわからなかったが、ビックリして後ろを振り返るとマユミのドーズが水色のLADAに追突されていた。
は?・・・こんな見通しのよい広いところで?・・・道路の端を走る自転車に車が突っ込んだ?・・・状況がまったく理解できずに固まってしまった。
よそ見しながら路肩に止めようとしていて突っ込んだ・・・のか?いったいどんだけよそ見してんだよーーーーー!
止まる寸前くらいの速度だったろうから幸いマユミ自身は腕と足をちょっと擦りむいただけ、それはすぐに見て取れた。が、ドーズが・・・グチャグチャで一見再起不能に思えた。
マユミも体はなんともないはずなのに、瀕死のドーズを見て「もうダメだぁ・・・」と泣いている。
ホイールが三つに割れ、裂けたチューブが露出している・・・内臓が飛び出しているようにも見えてとても痛々しい。
終わったか・・・これからのことを考えて一瞬頭の中が真っ白になった。

おっちゃんにさんざん文句を言ってみたものの、まぁ文句を言っていても始まらない。
三人で目の前の家に自転車を運び込む。その家は半ばおっちゃんの知り合いのような家だった。
ドーズの状態は・・・リアのホイールとフェンダーがグチャグチャ。リムが三つに割れ、中のチューブも裂けてしまった。あぁぁこの間交換したばかりなのに・・・。
フレームは特に問題ないように見える。もちろん楽観はできないが・・・。
状況は飲み込めたものの、さてどうしたものか・・・すっきり晴れた青空の下、そして僕は途方に暮れる。こんなところでまともなホイールが手に入るとは到底思えない。

とりあえずグチャグチャになったホイールだけ持って、おっちゃんの車で近くの町まで行って自転車屋巡りをすることに。
おっちゃんの名前はユルジン。ぶつけられたことはともかく、あれこれといろいろ誠実に対応してくれた。こんな時誠実に対応してもらえるのはありがたいものである。
こんなウクライナの片田舎でまともな部品など手に入るまいと半分諦めつつ、来た道をБродиまで戻った。
自転車屋ともバイク屋とも雑貨屋ともつかないところを三軒ほど回ってみたが、26inのホイールしかない。(逆に26inならこんなところでもちょっとスポーティーなホイールが手に入るのか、とちょっと驚いた。)
ユルジンが店の人に話をすると、店の人がホイールを出してきてくれる。「おーよかったな。これで大丈夫だ」とそのたびユルジンは安堵の色を浮かべるが、ダメだよユルジン・・・サイズが違う。28inのホイールがないか紙に書いて聞いてみるが、一つもない。ま、もしあったところでシマノのカセットが着くとは到底思えないけど。(もちろんクイック・リリースなんてものは期待すべくもない)
「よし、じゃあ次に行こう」とハシゴすること三軒、28inのホイールは影も形もない・・・パトラッシュ、僕もう疲れたよ・・・。
町中で人々が足に使っている自転車は28inに見えるのだけれど、なんでどこにもないんだろ・・・。

最後に行った青空市場に小さな自転車修理屋が出ていた。先ほど回った店みたいにちょっとスポーティーなホイールなんてものは置いてなくて、要するに町中を走っているウクライナ版ママチャリを相手に商売をしているところなのだけれど、そこには28inのホイールがあった。と言うより置いてあるのはほとんど28inだった。
おそらくユルジンは最初、ちょっとでもスポーティーな部品を置いてありそうな店を回ってくれたのだと思う。
その店には自作の振れ取り台もあって、おっちゃんはホイールも組めるようだった。さっそくグチャグチャのホイールを見せてお願いする。
おっちゃんは説明せずとも話がわかっていて、最初、既に組んで置いてあったホイールをバラしてリムだけ使い、自分らの持参したシマノのハブを使って組み直してくれようとした。
が、おっちゃん手持ちの工具ではシマノのコグが外せなかった・・・ソケットを持っていたのだけれど、シマノとサイズが合わない。おぉぉ世界のシマノが形無しだぁ・・・ソケットの形を見ると、カンパのものに近い。カンパ互換がスタンダードなのか?
もちろん旅先の自分らもそんな特殊工具は持っていない。惜しい・・・。

仕方なく元々組んであったハブを使ってホイールを復元。
問題はカセットだ。おっちゃんはドーズのギアの枚数を数え、店先にあった同じ7速の中国製のカセット(店の最上級品)を組んでくれたが、果たしてちゃんとチェーンが回るのか?変速できるのか?
自転車ごと持ち込むべきだった・・・持ち帰って自転車に組んでみないと何もわからない・・・。
タイヤは履いていたまだ新しいマラソン・プラスがそのまま使えそう。
バルブがフレンチ(プレスタ)ではなくシュレッダーになってしまったが、クイック・リリースもなくなってボルト締めだが、とりあえず走れればそれだけで御の字だ。どこかまともなホイールの手に入る国までもってくれればそれでよい。最悪でもハンガリーまで行けば手に入るだろう。
ユルジンはリア・フェンダーも買ってくれた。フェンダーなどは走行に何の関係もないから、差し当たり着いていれば何でもよい。

急ぎホイールを持ち帰ってドーズに組んでみる。
どうやらギアとチェーンはちゃんと噛み合う。キャパの問題で一番軽いギアに変速できないけど、怪しい動きながら他のギアには変速できる。
が、最大の問題が。ホイールがセンターから左に寄ってしまってチェーンステーと干渉しまくり。つまりタイヤが回らない・・・。ブレーキとも当たりまくる。
なんでこういうことになるのか???ママチャリとスポーツ・バイクってホイールのセット位置が違うのか?スポーツ・バイクってカセットの分だけオフセットしてホイールを組んであるのかもしれん・・・。
それともフレームが変形しているのか???見たところ歪んでいる様子はないけれど、そうでないことを願うのみ。
よくわからん・・・ふぅーーーそしてまた途方に暮れる。

自転車ごともう一度ホイールを組んでくれたおっちゃんに見てもらうしかあるまい。
力ずくでホイールをセンターに持ってこようとしているユルジンを制止して、自転車ごともう一度さっきのところへ連れて行ってくれとお願いする。
と、ユルジンは時計を指差して何か言っている。てっきり時間がないとでも言っているのかと思い、「そうは言ってもアンタの所為でこうなったんだからとにかく行ってくれ」と強引にお願いして車を出してもらう。
道はガッタガタ、車はLADA、おまけにユルジンの運転はかなり荒い。
ガタンッ、ガタンッと穴を越えるたびトランク・リッドと車体の間にドーズは挟まれ、フレームは凹むは傷だらけになるはでもう滅茶苦茶。みるみるドーズがボロボロになっていく・・・。

最初、何故かユルジンはさっきと違う店に向かった。仕方なくそこに持ち込むと、調整不能みたいなことを言っている。
さっきのところへ行こうと促して行ってみると・・・青空市場は終了していた。ユルジンは時計を指差してこのことを言っていたのか・・・。
どうしようもない。今日のところはお手上げだ。
報われぬままとりあえず先ほどの家まで帰る。

さて困った・・・ひとまず今日はどこかに泊まって、明日もう一度連れて行ってもらわないと・・・。
ユルジンの息子さんは英語が話せた。ユルジンが息子さんに電話をかけてくれてその息子さんと話をしたところ、今日はСуxоволяにある家に泊めてくれるという話。
ありがたい。

ドーズはこのままここに置かせてもらうことにして、マユミはユルジンの車で、自分は自転車で後ろについて数キロ先の村はずれにあるその家まで連れて行ってもらった。
家は現在リフォーム中のような感じで、特に誰も住んでいない様子。てっきりユルジンの家に来たのかと思ったけど、どうもそうではないらしい。
犬やウサギや鶏、それから養蜂をやっていてミツバチもいるのだけれど、いったいこれは誰の家?
ユルジンにボディ・ランゲージで聞いてみたところ、どうやらユルジンの家はБродиにあるらしい。
ここは別荘か何か?おそらく今は誰も住んでいないユルジンの実家で、そこを改装中といったところであろう(想像による)。
家の改装のためにユルジンは毎日ここに通っているのかもしれない。そして今日もその途中にマユミに追突したのかもしれない。動物たちの世話もここに来たときユルジンがしているのであろう(すべて想像)。
よくわからないけどなかなか素敵なお宅である。

ユルジンが夕食を準備してくれたので、外のテーブルで一緒に食べた。
改装中の家に即席でベッドを準備してくれ、夜はそこで寝させてもらった。
ひょんなことからウクライナのお宅拝見第二段・・・。
あーそれにしても困った。この先もこれまで通り旅を続けられるのかどうか・・・ひとまず明日になってみないとわからない。

(ガチャン!!! 後ろから衝撃があり、自転車ごと前に飛ばされて倒れた。何があったかはすぐにわかった。車に追突されたのだ。倒れた自転車を見るとグチャグチャになっている。大ショック!もうこの自転車で旅を続けることはできない・・・・そう思ったら悲しくなって、その場でおいおいと泣いてしまった。追突してきた車のおっちゃんが何か言っている(ウクライナ語)。夫の怒っている声も聞こえる(日本語)。改めて自転車を見てみると、グチャグチャになっているのは後輪のホイールだけのようだった。フレームは大丈夫そう。荷物を外してみるとキャリアも無事だった。後輪のホイールさえ手に入ればなんとかなる、と希望が見えた。おっちゃん(ユルジン)の車で近くの町まで行く。しかしここはウクライナ。しかも田舎町。まず手に入らないだろう、という夫の予想が当たって、どこの自転車屋にも置いてない。あぁぁ、なんてこと。ユルジンも必死。なんとか青空市場の自転車屋で組んでもらって、どうにかこうにか手に入った。でも、、、このホイール、自転車には着かないだろう、という夫の予想がまたも的中。だめだ、タイヤが回らない・・・もう一度町まで戻るが結局ダメ。虚しく村へ帰る。電話で通訳してくれるユルジンの息子さんに、今夜キャンプできるところはないか聞いてみると、ユルジンの家に泊めてくれるという。ひとまず安心。ユルジンの別宅(?)まで連れて行ってもらう。そこは私が理想とする田舎暮らしをしている素敵なところだった。犬がいて鶏がその辺を歩き回っていて、ウサギ(食用)が飼われている。ミツバチ小屋もあるし、裏には畑。クルミの木が生えていて、ぶどう棚もある。自転車事故→直るかわからない、という状況ではあったけれど、ここに泊まれることが嬉しくて、ちょっと楽しくなった。その夜、自転車が直らなかったらどうしようか、私だけバス?、野宿する夫と一緒に行動することなんて不可能、、、などと考えながら、倒れた衝撃で破けたズボンをチクチク縫った。 つづく  マユミ)

15後ろから追ってきたおっちゃんと言葉を交わす_サイズ変更 15IMGP6690_サイズ変更
今日も自転車の人と言葉を交わし           馬車の人たちと挨拶を交わしながら楽園をゆく

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この後すぐ車に追突されようとは・・・

15事故現場_サイズ変更
事故現場とユルジンのLADA・・・こんな道でどうやったら自転車に追突するんだぁぁぁ! 教えてくれ、アルムの樅の木よ

15事故現場の前の家で_サイズ変更 15ブロディのバザールの自転車屋_サイズ変更
三つに割れたホイール                  青空市場でホイールを組んでもらうが・・・

15IMGP6704_サイズ変更 15IMGP6709_サイズ変更
チェーンステーと干渉しまくり              ユルジンの家の犬に癒される

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ぶどう棚の下で夕飯をいただく

2011/9/16 金
始:13:25 ~ 終:16:35 走行:25km
Суховоля ~ Підкамінb ~ Ternopil's'ka州の州境を越えたところ

今日も快晴!
8:00頃ユルジンが朝食を準備してくれたので一緒にいただく。シンプルだけど美味!
ちなみに、ウクライナではコーヒーよりチャイ、つまりお茶の方がポピュラーだ。お茶の葉を急須で濾すのではなく、中国のように直接カップに入れて飲むのが一般的。

朝食の後、ユルジンの指示により自分だけユルジンと一緒に車で出かける。マユミは家でお留守番。
ユルジンの息子さんのディマが、ЛьвівというБродиの西100km強のところにある大きな町に住んでいる。彼は英語が話せるから、ユルジンが時々ディマに電話をしてくれて細かな話はディマから伝え聞く。息子さんのディマもとても感じのいい人である。

昨日預けた家でドーズを車に積み、同じ道をБродиに向かう。
今日は自転車を後席に乗せてくれた。マユミを家に残してきたのはそのためだったらしい。なかなか気が利くじゃないか、ユルジン!

昨日ホイールを組んでもらった青空市場の自転車修理屋に直行。
青空市場は朝から賑わっていて、修理屋にも次々客が来る。ユルジンが予め電話で話をしてくれていたので、すぐにドーズを見てくれた。
やはりこのあたりで普通に乗られている自転車とスポーツ・バイクとでは、リムとハブの位置関係が違っているらしい。おそらく昨日組んでくれたホイールは、このあたりの自転車に装着すればリムがセンターに来るようになっている。スポーツ・バイクは特殊なカセットの分、リムに対してハブが幾分オフセットしているということだ。
そうとわかってもリムとハブの位置関係を調整できるはずもなく、スポークをいっぱいまで張ってリムを強引に動かす。が、もちろんスポークの張り直しだけで調整できるほど生易しい干渉の仕方ではなく、足りない分はスペーサーを噛まして強引に調整。
それで確保できたチェーンステーとの隙はそれでも2mm以下・・・まるで腕のいい職人が手作りしたロード・レーサーのような絶妙なクリアランス!攻めてるなぁ・・・。

ま、とりあえずこれで走れるようにはなった。ブレーキもリムと干渉することなく正常に作動する。リアの一番軽いギアにシフトできなくなったけど、トリプルのフロントと組み合わせればたいした問題ではあるまい(幸いドーズのフロントのインナーギアはかなり小さいのが着いているし)。
このホイールがいったいどこまでもつのかわからないが、どこかまっとうなホイールを組める国までもってくれればそれでいい。
リムの断面が二階建てになっておらずスポークの頭が直接リムフラップ、ひいてはチューブに当たっているから、リム打ちパンクをしまくるに違いない。
なかなか気の利くユルジンは、帰りにアクスルナットを回すスパナまで買ってくれた。

ユルジンの家に帰ってすぐさまドーズの微調整。
マユミが試走してみると、問題ないということで一安心。爆弾を抱えた状態だが、これでとりあえずは走れる。
グチャグチャになってしまった元のホイールは、リムとスポークを外してハブとシャフトとカセットだけ持ち歩くことにした。
工具がなくカセットが外せないからカセット側のスポークが抜けないのであるが、ユルジンが手持ちのワイヤ切りで「ターク!ターク!」と言いながら一本一本切断してくれた。

作業が終わるとすぐ昼食にしてくれた。
昼食にボリュームのあるものを食べる習慣なのか、これまでいただいた三食の中で一番ボリュームがある。
質素だが、玉子も野菜も新鮮でとても美味しい。瓶詰めにされた自家製のウサギの肉も初めていただいた。ちなみにウサギは家でたくさん飼っている。
食材はハチミツから玉子まで、パン以外はすべて自家製といった風。おそらくウクライナではこんな感じの家が多いのではないかと思う。

ドーズは手負いの状態になってしまったが、ひょんなことからまたウクライナの人たちの温かさに触れることができた。
これも何かの縁だし、貴重な体験だ。
ベッドで寝させてもらって三食ご馳走になって・・・すっかりお世話になってしまった。
ディマがメール・アドレスを持っていたのでアドレスを交換。

ユルジンは牛の獣医であると言っていた(たぶん)。
出発の準備をしていると、「この自転車はウサか?」と言っている。自分のキャノンデールのトップチューブには(いらないのに)星条旗が描かれていて、ユルジンはそれを見ながら聞いている。ウサ?USA?・・・あっ!アメリカのことか。
まだソ連時代の1989年に一度だけアメリカに行ったことがあるのだと言っていた。

ユルジンは、いいと言うのにP39に出るところまで車で見送りに来てくれた。
最後に一緒に写真を撮ってユルジンと別れる。振り返ると、見えなくなるまで手を振り続けてくれていた。
いやーユルジンもまたぶつけられたことなど忘れちゃうくらい(自分がぶつけられたわけじゃないけど)いい人だったなぁ・・・

P39を南下する。今日は時間も時間だから、走りながらドーズの様子を見て適当に幕営するつもり。
ウクライナに入って食材の入手が困難になった。基本的に肉はあまり食べないし、野菜の類は自給している人が多いためだろう。
自分らは毎日朝食にパンを食べている。ジャムを塗ったりチョコクリームを塗ったりしているけど、今のマイブームはチョコクリーム。チョコクリームを塗ったパンを朝食べて、チョコサンドを作って行動食にもしている。
ちなみに、チョコクリームはヌテラが有名で世界中いたるところで売っているけれど、際立って高いから常にそのまがい物みたいなのを買っている(味は大して変わらん)。
ウクライナに入ってからこのチョコクリームとかジャムの類を目にしなくなってしまった。

今日は三軒目に寄ったПідкамінbの対面販売マーケットに珍しくヌテラが置かれていた。もちろん高い。高級品のためガラス・ケースに入れられている。
350gのヌテラが33.5UAH、つまり300円ちょっと。日本と比べればむしろ安いかもしれないが、これが他のものと比べてどのくらい高いのかと言うと・・・パンは朝食と行動食に間に合うくらいの大きさのものが20~30円、ヌテラ一個の値段でマルボロが三箱も買えてしまう。
ちなみに、物が乏しいウクライナでタバコはどこにでも売っていて、ロシアだかウクライナ製のタバコなら尚安く一箱50円ほどで買える。

のどかな美しい田舎道をのんびりと南下し、Ternopil's'ka州に入ってすぐの村外れの牧草地の隅に幕営。
二列の木立を挟んですぐにP39が走っている。おそらく車の人は気付かず通り過ぎてしまうだろうが馬車の人たちからは丸見えで、テントの中から手を振ると笑顔で手を振り返してくれる。
18:30を過ぎると、道路を挟んだ反対側の牧草地で放牧されていた牛たちが人に追われて帰ってきた。
牛の通り道にテントを張らんでよかったわ・・・。

(7:40、ユルジンが起こしにきた。朝食を作ってくれていた。パン、ビスケット、ハチミツ、トマト、キュウリ、ゆで卵、ハーブティ。パンとビスケット以外は自家製。とてもおいしい。今日はユルジンと夫の二人がドーズを持って町へ出かけた。私は一人で留守番。自転車のことは心配だけど、だからといってどうすることもできないので祈りながら待つのみ。犬と遊んだり、ウサギや鶏にエサやったり、畑を覗いてみたり、クルミ採りしたり、ミツバチ小屋を観察したり。つくづくいいところだ。庭には井戸水が汲めるようになっている。そんなことしていたら、夫たちが帰ってきた。しかもドーズ復活!!!ああああああぁ、良かったぁぁぁ。グレードダウンしてるけどね、、、走れればいい。旅が続けられる。嬉しい。ユルジンは昼食まで用意してくれた。ちゃんとした人で良かった。そんなこんなで無事出発。もうこんなことが起こりませんように。 マユミ)

169/16の朝食_サイズ変更 16バザールの自転車屋_サイズ変更
美味しい朝食をいただいてから・・・           青空市場の自転車屋に直行

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力技でホイールを調整中の図              デチューンされて甦ったドーズ!

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ボリューム満点の昼食までいただく

16道路の分岐まで見送ってくれたユルジン_サイズ変更
ユルジンが車で見送りに来てくれた

16IMGP6736_サイズ変更 169/16の幕営地 道路脇の牧草地の隅_サイズ変更
ドーズの様子を見ながら走って・・・           牧草地の隅に幕営
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Comment 2

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Shintaro  

追突!

追突、読みました!
自転車はともかく、体が無事で本当に良かったですね。まぁ自転車も直ってよかったですね。田舎町だとかなり絶望的ですもんね。西欧だったらどこで有ってもほぼ問題ないですけど、東欧とかこれから行くであろう中東、アジアとかだと死活問題ですのでくれぐれもお気を付けください。
まぁ運もありますが。

2012/02/21 (Tue) 14:06

なかっぴー  

No title

こんにちは。
ホント、旅を続けられてよたったです。
西欧だったら部品の入手も問題ないんですけどねぇ・・・
ブダペストで新しいホイールを入手して、今は何の不安もなく走ってます。

まだしばらくオフリドにいるので、引き続き溜まった日記をアップしていきます。
どこまで行けるやら・・・?

(シンタロウくん、どうも!事故に遭ったときは絶望したけど、なんとか直ってホント良かったです。怪我しなかったのが不幸中の幸いでした。相手の車のスピードが遅かったからでしょうねー。マユミ)

2012/02/21 (Tue) 17:49

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