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肥沃な穀倉ウクライナはこの世の楽園 その2 このホスピタリティーの高さはいったい・・・

2011/9/14 水
始:9:30 ~ 終:15:30 走行:58km
Горохів ~ Бтоянів ~ Радехів ~ Лопатин

朝、テントに次々人がやって来た。
最初にやって来たのはナターシャという女の子。ノートとペンを持ってやって来て、名前を書いてくれと言う(たぶん)。
マユミと二人で名前と住所を書いてあげると、していた指輪の一つをマユミにくれた。ばかりか、ペンまでくれた。
お返しに鶴を折ってあげようとしたのだが、忙しそうにそそくさと家に帰ってしまった。
昨晩犬の散歩に来たおっちゃんが顔を出し、次に来たおばちゃんはたくさんのリンゴとトマトを差し入れしてくれた。おばちゃんは、「家に朝食を食べに来い」というようなことまで言ってくれていたような気がする(たぶん)。
このポスピタリティーの高さはいったい・・・。

テントで出発の準備をしていると、学校に行く準備をしてナターシャがもう一度やって来た。今度は友達も一緒。
ちょっとはにかんだ感じのシャイな友達の名はスビヤータ。左腕を怪我しているようで、ナターシャがカバンを持ってあげていた。
二人に折り鶴をあげたらとても喜んでくれた。よかった、よかった。
学校に行く二人をマユミと一緒に見送る。何度も何度もこちらを振り返って手を振っていた。

それから昨日の少年二人ともう一人の悪ガキ・トリオが、自転車に三人乗りしてやって来た。見てるとなんだかスタンド・バイ・ミーの世界。
「学校行く前にもう一度昨日の日本人のところに行ってみようぜ」というノリでやって来たに違いない。
写真を一枚撮ってやると、三人揃って学校の方へ走って行った。途中で転んだり、牛の横を通るとき威嚇されて横っ飛びで逃げたり・・・本当にスタンド・バイ・ミーのワンシーンを見ているようだった。景色もきれいだし、ホント映画にでもなりそうな光景。

最後、出発直前に歩いてやって来たおっちゃんはタバコをたかりに来ただけだった。これもご愛嬌。
天気は朝のうち雲が多かったが、昼から晴れた。日が陰っていてもまったく寒くないからありがたい。

ウクライナに入ってからまったく距離が伸びなくなった。道が悪いせいもあるけど、何よりのんびりした空気が心地よくてシャカリキに漕ぐ気にならんのだ。
シャカリキに漕いだところで行く先は地平線・・・。のんびり走らないともったいない。
風を感じ匂いを感じ、景色を噛み締めながらポレポレ走ることにしよう。一日50kmも走れりゃ上等だ。

ウクライナでは今でも、馬車が人の足として第一線で活躍している。つまり人を乗せる商売としてではなく、あくまで自家用として。
荷物を運んだり、じいちゃんとばあちゃんが仲良く座って移動の足に使っていたり、一家に一台といった風の活躍っぷり。なんかいいなぁ、こういうの。
もちろん馬車も右側通行である。

見たところ、ウクライナには欧米の大量消費の物質文化というものがまだほとんど入っていない。キエフのような大都市はおそらく事情が異なるのであろうが、薄型TVなんてものはないし(我が家にもないけど・・・)、インターネット?無線LAN?何ですかそりゃ?という世界だ。何もかも物がない。
でも、それでいいのだと思う。自国のペースでのんびり発展していけばいいだけの話だ。
人間側の準備が整っていないのに無闇やたらと無節操に物だけ入れてしまうと、自分を見失ってしまうことになる。中南米の多くの国々、もしくはポーランドあたりのように・・・。

Радехівの町で水5Lと食料の買い出し。食材も圧倒的に減った。
ところで、ウクライナも含めヨーロッパの人たちは、魚はもちろん実は肉もあまり食べていない。これならむしろ日本人の方がよほど食べている。
動物性タンパク質はほとんど乳製品から採っているといった感じだ。

РадехівからЛопатинに至る道は特筆ものの悪さだった。アスファルトが剥がれまくっていて、深さ10cm以上の穴だらけ。
が、ここまで悪いと車も皆止まりそうな速度で走っているから、車の巻き上げる埃に悩まされることもなく、自由にライン取りのできる自転車にとってはむしろ快適だ。もちろん車が少ないということが大前提だけれど・・・。

Лопатинを過ぎてちょっと走ったところにウクライナ初の休憩所を発見。
リトアニアあたりと同じ標識があって見てみたら、広くて快適な格好のテン場だった。
まだ時間は早かったけれど、すかさず幕営を決め込んだ。

(朝、ナターシャという女の子がテントにやってきた。しきりに「手を出せ手を出せ」という仕草をするので手を出してみると、なんと私の手に指輪をはめてくれた。えぇぇ!こんなこと、夫にもしてもらったことないよ、大感激!!!何故か赤のボールペンまでくれた。そしてササッと帰ってしまった。その後、登校前にまた来てくれたので、一緒に写真撮ったりツルを渡すことができた。近所のおばちゃんが持ってきてくれたトマトとリンゴもとても美味しかった。昨日のオクサーナのところといい今朝といい、ウクライナでは毎日驚くことがいっぱい。すごすぎる、ウクライナ。道は悪いけど景色はきれい。いいところだなぁ。 マユミ)

リンゴをくれた近所のおばちゃん_サイズ変更
たくさんのリンゴとトマトを差し入れしてくれたおばちゃん・・・(後で考えると)たぶん食事にも招いてくれていた

ナターシャとスビヤータ_サイズ変更
しっかり者のナターシャ(右)とはにかみ屋さんのスビヤータ(左)

悪ガキ三人組_サイズ変更
スタンド・バイ・ミーな悪ガキ三人組

タバコをたかりにきたおっちゃん_サイズ変更 IMGP6653_サイズ変更
最後にタバコをたかりに来たおっちゃんはご愛嬌   のどかなテン場を後にする

IMGP6659_サイズ変更 IMGP6666_サイズ変更
なかなかキリル文字に慣れない・・・          アヒルがたくさんいる

IMGP6667_サイズ変更 IMGP6675_サイズ変更
行く先は地平線・・・

IMGP6682_サイズ変更 9/14の幕営地 道路脇の休憩所_サイズ変更
咲き乱れる菜の花                     道路脇の休憩所に早々に幕営

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