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ドイツ横断 その3

2011/7/19 火
始:10:10~終:17:30 走行:90km
Soltau ~ Munster ~ Lintzel ~ Elmke ~ Velzen ~ Bergen

久々に青空の下を走れた一日。
出掛けに昨日のおっちゃんの自転車屋でリム・フラップを二本買っておいた。これでドーズが次にいつパンクしても大丈夫。

Soltauを出てしばらく走ると、これまであんなにあったスーパーがパッタリと姿を消した。
Lintzelで71号が通行止めになっていて、Elmkeまで北側をしばらく迂回。
Uelzenを過ぎてしばらく走ると自転車道が消滅・・・もちろん自転車も車道を通行できるわけで、日本をはじめ他の国では当たり前のことであるが、しばらく自転車道を走り慣れた身にはけっこう怖い。
自転車道がないくらいだからそれほど交通量があるわけじゃないけど、トラックもけっこう走っているし、横を猛スピードで走り抜けられるとやはりちょっと怖い。
ちなみにドイツの一般道は制限速度70km/hのところが多く、時々100km/hのところもある。

豪華なキャンプ場に二泊もしたため今日は野宿の腹積もりであったが、探しているときに限ってよい野営地がない。仕方なくBergenまで走ってキャンプ場に泊まった。
一人一泊7E。ここは所謂普通のキャンプ場といった感じであるが、設備は充実していて何の問題もない。シャワーはタダだし、昨日のところ同様洗面所の蛇口からもお湯が出る。スゲーな、ドイツのキャンプ場は・・・。
Uelzenで見かけたスーパーに寄らなかったのが大失敗。その先には一軒もなく、Bergenの町にもなかったから、夕飯は手持ちの食料で済ませる破目になった。

自分は昔からドイツという国が好きであるが、改めていい国だなぁと思う。
すべてのものが機能的にできているところは日本と似ている。が、ゆとりの面ではだいぶ差があるなぁ・・・。
ドイツ車を見れば明らかなように、あらゆるものがカチッと作られている。小さなものでは自転車然り、道路の標識なんかも然りである。
日本と決定的に違うのは、あまりにチープなものとか使い捨て感覚のものがほとんどない点。あまり流行り廃りのないお国柄なのだと思う。
例えば日本で見られる張りぼてのチープな西洋風の結婚式場(遠目にはそれっぽく見えるが中味は空っぽ)や、ほぼ使い捨て感覚の\9,800のママチャリ・・・見た感じドイツにはこの手のものはないなぁ。とにかくすべてのものがカチッとできている(ように見える)。
ドイツ車のカチッとした作りもこういう環境から生まれるに違いない。
サル真似ではない、表面的な見てくれだけでもない、実用性と耐久性に優れた本物はこういう環境の産物であるのだと思う。

19jul2011 Soltauの町中 19jul2011 久々に青空の下を快走
Soltauの町中                        久々に青空の下を快走

19jul2011 Bergenのキャンプ場
Bergenのキャンプ場

2011/7/20 水
始:10:40 ~ 終:17:30 走行:56km
Bergen ~ Salzwedel ~ Pretzier ~ Binde ~ Arendsee ~ Seehausen

Bergenまで来ると、ブランデンブルクは直線距離で僅か70km南東。その35kmほど東にはポツダムがある。
ブランデンブルクからポツダムを抜けベルリンへ至るルートに惹かれなくもないが、ポーランドに入ってその後バルト三国を目指すことを考えると、もう少し北に進路をとっておいた方がいい。北上しつつポーランドのSzczecinを目指すことにする。

キャンプ場を出て東へ向かうと、僅か1.5kmほどのところにトイレのあるPが立て続けに二箇所もあった。惜しい・・・。
昨日スーパーに寄れず朝食も行動食もないので、何はともあれスーパーを探す。しばらく走ったSalzwedelにはやたらめったらスーパーがあった。あるところにはあるもんだなぁ・・・。
最初に見かけたところに寄ってみたが、ここはショッピング・モールの一部となったやたらと巨大なスーパーだった。美味しそうなものがズラリと並び何でも売っていたが、大き過ぎて買い物に予想外の時間を費やす破目に・・・。あまり大きなスーパーというのも考えもんだ。

Salzwedelの町には、旧東独時代の共産圏の香りが残っていた。これまでまったく目にすることのなかった無骨な集合住宅が目立つ。
ベルリンやハンブルクといった大きな都市ではどうだか知らないが、田舎ではこれでもかというくらい大きな家に人が住んでいる。これまでそんな大きな一軒家ばかり目にしてきたので、無骨な集合住宅が奇異に映る。なんでこんな広い土地にわざわざ寄り集まって住んでいるんだろう???そんな感じに映る。

その先の190号は自転車道のない区間が多く、せかせかと走った。横を猛スピードで車が走り抜けていくのでのんびり走っておれんのだ。
他に自転車に乗った人や歩いている人がいないので、果たして自転車で走っていいものなのかちょっと不安になる。自動車専用道の標識もなければ自転車進入禁止の標識もない。すれ違うドライバーも別に気に留めてない様子であったし、まぁ問題はなかったのだろう。

今日困ったのはガソリンが買えなかったことだ。
そろそろMSRの燃料が心もとなくなってきたので三軒ほどGSに寄ってみたが、どこもMSRのボトルには給油してくれない。日本でもそんなことがあるからちょっと心配してはいたのだが、予感が的中してしまった。法で禁止されているのか、はたまた話が通じていないだけなのか・・・とにかく困った。
これまでもホームセンターや大きめのスーパーに寄ったとき、ホワイト・ガスとかガソリンが売ってないものか探してみたのだけれど皆無。灯油やアルコールは時々売っていたけれどガソリンの類はない。
あと3、4日で燃料が底をつくから、それまでになんとかしないとなぁ・・・。

地図上にキャンプ場のマークがなかったから今日は端から野営のつもりであったが、Seehausenに入ってそろそろテン場を探すかと思っていた矢先に公園があった。
入口にインフォメーションがあって、キャンピングカーのマークの標示もあり、実際にキャンピングカーも一台止まっていた。
インフォメーションがまだ開いていたので聞いてみると、キャンプOKということなので泊まることにした。二人で一泊5E。
ただこの公園、水道はあるのだがトイレがない。キャンピングカー相手だから電源とかキャンピングカーのトイレに溜まった排泄物を捨てるところはあるのだけれど、トイレはない。
住宅地の中にあるキレイに整備された公園だから、小はともかく大をするのは憚られた。(夜中にもよおしてしちゃったけど・・・)

20jul2011 キャンプ場を出てすぐにあった旧東西陣営のライン 20jul2011 旧東独のにおい漂うSalzwedel
Bergenの先にあった旧東西陣営のラインを示す標示板    旧東独の香り漂うSalzwedel

20jul2011 Seehausenの公園に幕営
Seehausenの公園に幕営

2011/7/21 木
始:10:30 ~ 終:16:30 走行:64km
Seehausen ~ Neukirchen ~ Werben ~ Havelberg ~ Breddin ~ Kyritz ~ Wusterhausen

朝からどんより曇っている。
狭い道を走っているので自転車道というものはないが、ほとんど車が走ってないので快適だ。
Seehausenから少し行くと、道路の舗装が悪くなった。継ぎはぎとひび割れだらけで走りにくく、スピードが上がらない。
Werbenからは石畳の道となった。町中を走るメイン道路が石畳。延々と続く。これだけ長い石畳の道というのは初めてだ。
空身なら北のクラシックよろしくウキウキ気分で走れると思うのだが、荷物が邪魔だ。重荷を積んで走るのはかなり厳しく、拷問に近い。石畳よりはマシ、ということで自転車道と思しき脇につけられた身舗装部分を走る。
その先でエルベ川を渡る。「エルベの誓い」のエルベ川だ。
エルベ川には今もって橋がほとんど架かっていない。橋が架かっているのは本当に大きな国道のみで、他のマイナーな道では今もって渡船が川を渡る手段である。なるほど地図を見ると至るところに渡船がある。
Havelbergに最も近い自分らの渡った場所では、川幅は80mくらい。船着場に着いたとき船は対岸にいて、こちらに渡ってくるのを待っていると後から自転車二台と車が一台やって来た。客はこれだけ。対岸から渡ってきたのも自転車二台と車一台だけ。
全員乗ると船はすぐに出る。ひょっとしてタダかと思ったが、自転車の運賃は1.5Eだった。
あっという間に渡り終え、また石畳の道を行く。Havelbergの手前でようやく石畳の道は終わった。
町中でスーパーを見つけたのですかさず寄って食料の買出し。

人もいなけりゃ店もない。このあたりの道路沿いの町はひっそりしていて実に寂しい。町中の人たちがどこかへ行ってしまったのか、というような閑散っぷりである。
ようやく見つけたBreddinのGSでガソリンを手に入れることに成功。
ドイツのGSはほとんどがセルフであるが、無人のスタンドの場合受け付けるのはユーロ・カードというカードのみ。現金は不可。
ここのGSはたまたま隣接した事務所が開いていて、そこでお願いしたら女性が事務所のカードで給油してくれた。ありがたい。これでしばらく燃料の心配はなくなった。

GSを後にしてすぐ、15:00頃から雨に見舞われた。風も強くて辛い。おまけに途中で道路が通行止めとなっていて、また回り道をさせられた。
Kyritz経由で5号線を南下。このまま南下すればベルリンに入る。
さすがに一桁の国道は交通量が多かった。
雨が降り出してからずっと野営地を探しながら走っている。
雨が強くなってきたところでキャンプ場の標示を発見!野営のつもりであったがこの状況でやむを得まい。
標示に従って5号線を東に逸れ、Wusterhausenのキャンプ場に辿り着く。二人で一泊12E。
雨の中速攻でテントを張り、中に潜り込んだ。

このキャンプ場、巨大なナメクジのようなやつ(10cmくらいある)がやたらといて、気付いたらテントの周りを包囲されていた。
普通のナメクジと違って体の表面が硬く、どちらかと言うとナマコに近い。棒で突っつくと体を丸くして大きな木の実のようになる。最初木の実かと思っていたそいつが、テントの外をのぞいたとき這っていたから驚いた。
自分らのテントを張った場所は彼らの食事場だったらしい。夕方になると藪から出てきて葉っぱを食べているようである。
こんなやつはじめて見たなぁ・・・ヨーロッパ恐るべし。
ここのキャンプ場は蚊もすごかった。

21jul2011 町は異様な閑散っぷり 21jul2011 エルベ川に続く長い石畳の道
町は異様な閑散っぷり                  エルベ川に続く長~い石畳の道

21jul201 渡船でエルベ川を渡る 21jul2011 巨大ナメクジのキャンプ場
渡船でエルベ川を渡る                  巨大ナメクジのいるキャンプ場

2011/7/22 金
巨大ナメクジのキャンプ場に停滞

昨晩からの雨が降り続き、朝になっても雨、風強し。当然のごとく停滞。
昼前には雨、風ともさらに強まった。
15:00頃には雨が上がったが、風は相変らず強く空はどんより曇っている。この感じでは明日の天気もどうだかわからないなぁ・・・。

キャンプ場のシャワーは0.5Eなのであるが、昨晩は早々に水になってしまい、結局水シャワーを浴びる破目になった。
何故だか洗面台はタダでお湯が出るから、今日はコッヘルにお湯を溜めて浴びる作戦にした。
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