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ドイツ横断 その2

2011/7/16 土
始:10:15~終:17:00 走行:75km
Dönsel ~ Sulingen ~ Nienburg ~ Heemsen ~ Rethemの5kmほど手前

朝は晴れていたがすぐに曇り、その後時々晴れ間ものぞいたが基本的には曇りがちな天気。
Nienburgまで214号線一本で行くつもりであったが、Sulingenで自転車道が忽然と途絶えその先の一部区間は自動車専用道となっていた。
ドイツでは時々こんなことがあるのだけれど、やめてほしい。キチンと最後まで自転車道をつけてくれればいいのに・・・。
標識はないし、あっちかこっちかでまた右往左往。無駄に時間を食う。
結局、家族で自転車に乗って通りかかった人に道を教わる。おっちゃんが自転車で先導してくれ、迂回路まで案内してくれた。ありがたい。
Nienburgでも予想はしていたが道を見失った。路上で地図を見ていたら自転車で通りかかったおっちゃんが声をかけてくれ、親切に道を教えてくれた。

明日は日曜で店はどこも休み。ドイツも徹底して日曜は休みだから、途中のスーパーで二日分の買出しをした。スーパーはそこかしこにあるから助かる。
今日は地図に載っているRethemのちょっと先のキャンプ場を目指していた。が、5kmほど手前に格好の野営地を発見。道路脇にあるトイレ付きのパーキングで、ベンチとテーブルもある。ここなら堂々と野営できる・・・見過ごす手はない。急遽野営することに決定。
野営で困るのは水だ。日本のような公共の水道というものはまったくないから、基本的には手持ちの水で済ますしかない。足りなければガソリンスタンド(GS)でもらうか、近くの民家で恵んでもらうか。
どこにでも水道のある日本は素晴らしいなぁ・・・。

環境立国ドイツを走っていて目につくのは、現代版の風車とも言うべき風力発電のプロペラ。そこかしこにある。
別に日本でも珍しいものではないし、オランダあたりでも目にしたけれど、ドイツは数が半端ない。いったいドイツ全土にいくつの風車があるのやら・・・。
日本ほどではないと思うけど、ペットボトルやビンなどはキチンと分別して回収している。
スーパーにはペットボトルの回収マシーンがあり、詳細はよくわからないけれど、マシーンに投入すると中で潰してくれるようである。
あらゆる面で日本とドイツは似ていると思う。

余談だが、ドイツ語の「チュース」という言葉が好きだ。「じゃあね」とか「またね」といったニュアンスだと思うのだが、日本語で「ちーす」「ちゎーす」言っているのと似ていて好感が持てる。
おそらくドイツにいると最も頻繁に接する言葉だと思うのだけれど、砕けた言い方のためだろうか、ラジオのドイツ語講座などではまず教えていない。
ともかくスーパーでもどこでも人と別れるときは「チュース!」これで決まり。

16jul2011 Sulingenでおっちゃんに誘導してもらう 16jul2011 そこかしこにある現代版の風車
Sulingenでおっちゃんに誘導してもらう        そこかしこにある現代版の風車

16jul2011 この日はトイレ付きのパーキングで野営
この日はトイレ付きのパーキングで野営

2011/7/17 日
始:11:35~終:15:50 走行:48km
Rethem ~ Walsrode ~ Bad Fallingbostel ~ Soltau

早い時間に出発したかったが、朝になっても雨が降り続いている。昨晩21:00過ぎに降り始め、それから断続的に降りっぱなし。
10:00頃ようやく上がる兆候が見えたので、朝食を食べて出発の準備。11:30過ぎに出発。
天気は一日中曇りで、時々雨に見舞われる。その度に木陰で雨宿りを強いられる。なかなか青空の下を走らせてもらえないなぁ・・・。

今日はずっと209号線に沿って北東へ走った。途中で自転車道が消えることもなく、道にも迷わず一見順調。が、頻繁に雨宿りをしていてなかなか前に進まない。
日曜のため店はどこも休み。開いているのはGSくらいのもので、途中GSのトイレで水を汲ませてもらった。

Soltauの手前でマユミのドーズのパンクに気付く。今日は朝から遅れがちだったからおかしいなと思っていたらそんなことだった。
パンクというか前輪がもうダメだ。一部が割れそうになっている・・・。
実はそんなことはユトレヒトを出発する前からわかっていたのだが、もうちょっともつだろうと思っていた。途中どこかでタイヤを買えばいいや、とのんびり構えていたのだが四の五の言っていられなくなった。
その場でエアを入れてみると後輪はエアが抜けただけっぽいのだが、前輪はアウトだ。割れそうになっている部分からエアがシューシュー漏れている。
まだ時間も早いし今日はもう少し走るつもりでいたのだけれど、急遽予定変更。Soltauでキャンプして、明日町の自転車屋に行くことにした。幸いSoltauにはキャンプ場がいくつかある。
Soltouは北にハンブルク、南にハノーバー、西にブレーメンと三都市の間にあり、どの都市からもだいたい同じ距離にある。

71号線をはずれ、いったんSoltouの町へ。自転車屋を探しながら走っていると、一軒発見。あまり大きな店ではないし、スポーツ・バイクを扱っている店でもなさそうだけれど、"SCHWALBE"のステッカーが窓に張ってあるからうまくいけばシュワルベ・マラソンが手に入るかもしれない。
営業時間を確認すると9:00~となっている。明日一番に来ることにしよう。
そのまま町の中を北上してキャンプ場へ向かった。
着いたのはRÖDERS' PARKという名の、なんでもPremium Campsというところに加盟しているとてもキレイなキャンプ場。レセプションでパンフレット一式の入った封筒をもらったなんてのも初めてだ。久々に英語も通じた・・・。
とにかくビックリするくらいキレイなキャンプ場で、トイレやシャワーなどはホテルのようである。犬用のシャワーまであったりするから驚きだ。
これまでのキャンプ場と違って客もたくさんいる。みなさんトレーラー・ハウスでのんびり過ごしている。
出るとき払えばいいと言われたので料金を聞かなかったけれど、少々お高いのだろうな、きっと。

さてタイヤであるが、自分のキャノンデールはシュワルベ・マラソンを履いている。長期ツーリストご用達の耐久性の高いタイヤだ。
マユミのドーズもシュワルベではないけれど、オランダ・メーカの耐パンク性タイヤを履いている。履いているのだがそういうことではなく、単にタイヤ自体が劣化してしまったということだ。
この際だから今履いているタイヤを覚書しておこう。
キャノンデール:SCHWALBE MARATHON 37-622(28×1,40,700×35C)
ドーズ:VREDESTEIN PERFECT SPRINT PRS PUNCTURE RESISTANCE SYSTEM 32-622(28×1,5/8×1,1,4) MADE IN HOLLAND

17jul2011 ドーズのパンクにより早々に入ったRO¨DERS PARK 17jul2011 こんなパンフレットをくれる5☆キャンプ場
ドーズのパンクにより早々に入ったRÖDERS' PARK  こんなパンフレットをくれる5☆キャンプ場

17jul2011 キャンプ場に住んでいるカモ吉たち
キャンプ場に住んでいるカモ吉たち

2011/7/18 月
5☆キャンプ場に停滞

朝は青空だったがすぐに曇って時々雨がパラつくといったいつも通りの天気。
ドーズの前輪を交換してそのまま出発する予定であったが、思っていた以上に重症であったためもう一泊して腰を据えて修理することにした。
ちなみにキャンプ場は二人で一泊20.5Eであった。ちょっとお高いわけであるが、設備を考えると妙に納得。おそらく世界中にここ以上のキャンプ場はそうないであろう。
とにかくキレイだし、シャワーもタダだし、洗濯場もあって脱水機まであるし。敷地内を流れる川には人に馴れたカモがいて可愛い。
ドイツに限らず西欧のキャンプ場はトレーラー・ハウスで滞在する人を前提にしたところがあって、ここのキャンプ場でもテントを張っているのは自分らくらいのものだ。
キャンプ先進国である西欧諸国のキャンプ場の素晴らしいところは、何度も言うようだが静かなところ。年配の人が多いということもあるのかもしれないが、日本の多くのキャンプ場のようにバカ騒ぎをしたり花火を始めたりする人がいないってところだ。そもそもここでそんなことしてたら周りから怒られると思うけど・・・。
みなさん思い思いにのんびりと静かに自分の時間を楽しんでいる。どの人も例外なく自転車を持参してきていて、近場をサイクリングしたり、木陰でのんびり読書をしたり。
年をとってリタイア後、夫婦で仲良くキャンプ場で過ごしている姿には好感が持てる。こんな老後っていいなぁと思わずにはおれまい。
キャンプというのはヨーロッパの文化であるからして、そのノウハウというか手馴れた感じはやはりすごいものがある。トレーラー・ハウスいいなぁ・・・。

キャンプ場のトイレとシャワー室に、1960年代と思われる同じキャンプ場の古い写真が張ってある。
驚きなのは、今とほとんど変わらない光景だということだ。トレーラー・ハウスというのは、ほぼその頃完成形だったわけね・・・。
ドイツも同じ敗戦国であるわけだが、そんな昔から(いや、おそらくもっとずっと以前から)キャンプ場でのんびり過ごすというライフ・スタイルは変わっていない。
食料品などは日本と比べてずいぶん安いし、人は素朴でキチンとしているし、おそらくドイツは住みやすい国である。少なくとも自分にはそう思える。
オランダと比べると自転車はグッと少なく環境もそこまで整備されてはいないが、それでも日本に比べれば自転車先進国である。様々なタイプの実用車が走っていて面白い。特徴的なことと言えば、マルチ・ポジションのハンドルを使っている人が多いということだろうか。

昨日、キャンプ場のオーナーが「今晩女子サッカーの日本戦があるから、見たければレセプションで見られるようにしておくよ」と誘ってくれたのだが、特に昨晩は見に行かなかった。が、日本が素晴らしい試合をして勝ったようで、今日になって会う人会う人に「日本すごかったねぇ」「よかったねぇ」と声をかけられた。ドイツでは多くの人が昨晩試合を観戦していたようだ。
それもそのはずで、後になって知ったのであるが、行われていたのは女子W杯の決勝戦で、しかも会場はドイツであった。そんなこと何も知らんかった・・・。
そう言えば、自分らのテントの前のキャンピングカーでも大画面で試合を見ていたし、トイレやシャワーに行くたびラジオからはヤーパンがどうたらと流れていた。
どういったわけか誰も彼もが日本を応援してくれていたのは、強いアメリカに対する判官びいきからか、それとも単にアメリカが嫌いなだけなのか・・・。

9:00の開店と同時に昨日見つけた自転車屋に行ってみた。感じのいい、おっちゃんとおばちゃんのやっている店だった。
シュワルベのタイヤが置いてあればいいなぁ・・・などと思っていたわけであるが、さすがはお膝元のドイツ、置いてあるどころか店にあるのは全てシュワルベのタイヤだった。
さっそく希望のサイズのマラソンを探してもらったが、残念ながら37-622のサイズは一本しかない。同サイズのマラソン・プラスは二本あったので、プラスを購入することにした。結果的にドーズの方がグレードが上のタイヤを履くことになったわけだ。
ちなみに、元々履いていたサイズは32-622であったわけであるが、キャノンデールに合わせて幅広のタイヤを履かせることにした。
それにしても・・・プラスはすごいね。耐パンク用に封入されているムースの厚さがただのマラソンとは全然違う。おっちゃんの店にもカット・サンプルがあったけれど、普通の足の長さの画鋲なら踏んでも貫通しない頼もしさ。これなら外的要因でパンクすることはほぼ皆無だろう。
ちなみに、ドイツではおばちゃんが町乗りに使っている自転車が普通にマラソン・プラスを履いていたりする。
値段はおそらく日本で買うよりだいぶ安くて、マラソンが25E、マラソン・プラスが33Eといったところ。

店に行く前はロード用のタイヤをイメージしていてたためると思っていた。予備にもう二本くらい買っておこうと思っていたのだが・・・ワイヤー・ビードのためたたみようがなく、予備タイヤの購入は却下。ドーズ用の二本だけ買って帰る。
自転車屋のおっちゃんにも昨晩の女子サッカーの話をされた。そんなにいい試合だったのかぁ・・・昨日見せてもらえばよかったなぁ・・・。

キャンプ場に帰ってさっそくタイヤ交換。
前後とも履いてたタイヤが激しく劣化していて、外すときにビード部分のゴムがリムに貼り付いて残ってしまい、これをはがしてキレイにするのが大変だった。
前輪はタイヤが裂けそうになっていた部分がパンクしていた。所謂外的要因による外側のパンク。マラソン・プラスに交換すれば今後パンクはしないだろう。
が、後輪は内側の所謂リム打ちパンクだった。これはプラスでも防ぎようがない。
前後とも穴は一箇所であったが、後輪の方は未遂のところが他に二箇所ほどあったので、ここにもパッチを貼っておいた。
チューブ自体はまだまだいけそうな感じだったので交換はせず、パンク修理してそのまま使いまわすことにした。
リム・フラップもけっこう劣化していて怪しかったが、今すぐどうこういうこともなさそうなのでひとまずそのまま使いまわすことにした。・・・と言うか、単にもう一度自転車屋に買いに行くのが面倒だった。この先リム打ちパンクが起こるようなら、次はリム・フラップを換えるしかあるまい。

タイヤを買いに行くところから始まって、主にリムに残った古いタイヤの残骸を剥がすのに時間がかかり、ほとんど半日作業となってしまった。
前後とも新品タイヤに履き替えたドーズは見違えるようになった。幅広のタイヤにした分、ちょっと重そうにも見える。
フロントのフェンダーだけタイヤと干渉しそうだったのでちょっと調整。
明日からまた思い切り漕ぐぞ~

18jul2011 タイヤを買った町の自転車屋 18jul2011 タイヤ交換中の図
タイヤを買った町の自転車屋              タイヤ交換中の図

18jul2011 マラソン・プラスで武装した新生ドーズ 18jul2011 ドイツの5☆キャンプ場
マラソン・プラスで武装した新生ドーズ         ドイツの5☆キャンプ場
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Comment 5

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ゆきみ  

楽しそう!

めちゃめちゃ応援してます!
もしかしたら・・・・私も10月ぐらいから相方と一緒にパタゴニアを自転車で走るかもなので、続き楽しみにしてます!!
私の体力無さすぎなのが一番のネックなんですが・・・。

2011/08/09 (Tue) 11:13

なかっぴー  

No title

ゆきみさん、お久しぶりです。
その時季のパタゴニアを自転車で走れたら最高ですね。憧れます。
是非とも自転車で走った方がいいよ、いや、走らなきゃいかんと思います。
せっかくカラファテにいるんだから。

管理人の方はいろいろ大変そうですね。
そちらのブログも楽しみにしてます。

2011/08/09 (Tue) 16:45

マユミ  

ゆきみさんへ!

そのプラン素敵~!いいだろうなぁ、パタゴニア。
確かに、体力は思った以上に必要なので、今からスクワットと腕立て伏せをすることをオススメします(笑)
相方さんが一緒だから心強いね!楽しみにしてるよー。

2011/08/09 (Tue) 16:48

ゆきみ  

体力づくり

腕立てとスクワットですか~~!!笑
私、基礎体力がないクセに、この4ヶ月の管理人生活で宿を出ないことが多くて、人生の最大レベルで体力落ちてると思うんですよー!
歩いたり走ったりしようかなと思っても、なんだか気乗りしなくて・・・。自転車で走ってるうちに、体力ついていくやろ!みたいなノリじゃ厳しいですか?笑

2011/08/09 (Tue) 23:18

マユミ  

No title

>ゆきみさん
管理人生活4ヶ月?!早いなぁ。
走りながら体力つくよ!がんばれー!
走ってると食欲が異常に出てくるので、しかも高カロリーのものばっかり食べてしまって、体力はついたけど体重も増加しちゃった・・・

2011/09/06 (Tue) 00:20

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