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ドイツ横断 その1

2011/7/11 月
始:10:15~終:17:30 走行:67km
Ahaus ~ Gronau ~ Bad Benthein ~ Schüttorf ~ Emsbüren ~ Lünne

今日も天気がよい。
ドイツに入って人が小さくなった。いや、ドイツ人だってデカイはずなのだが、オランダから来るとそう感じる。明らかにオランダ人の方がデカイ。
同じゲルマン系の人たちで民族的には大差なさそうに思えるから、オランダ人がデカイのはひとえにチーズの賜物か。

日本がドイツのシステムを真似たのか、ドイツの交通システムは日本のそれと似ているように思える。
おそらく日本から直接来てもあまり違和感がないのではなかろうか。
信号をはじめ交通ルールはとてもよく守られている。
オランダは歩道と自転車道が明確に分かれていたが、ドイツでは一緒になっている。
町に入るたび、日本の歩道と同じような段差のある歩道を走らされ、これがまるで日本の歩道を走らされているかのように走りにくい。
車の速度が速く、道路を渡るのがけっこう怖い。

すべてが整然としすぎているのか、景色にメリハリがないようにも感じる。
一面小麦かライ麦の畑ととうもろこし畑が広がっていて、時々牧草地も目にする。つまりオランダと何も変わらない風景であるはずなのだが、なにかこうキチッキチッとした印象がある。

オランダと違ってちょっとした町には必ずスーパーがあるのだが、このスーパーがまたいかにもドイツっぽい。
機能第一で飾り気がまったくないのだ。商品陳列といった発想はなく、入荷状態のダンボールのまま整然と物が並べられている。決して雑然としているわけではなく、飾り気がないだけであくまでも整然としている。潔さがむしろ小気味いい。

今日はLünneのキャンプ場に入った。隅々まで手入れの行き届いたとてもキレイなキャンプ場で、洗面所など土足で入るのがためらわれるほどだった。
二人で一泊11.7E。激しく半端なのはこれもまた税金のためだ。シャワーはやはり別料金で、一回1E。
キャンプ場には近くの学校が遊びに来ていてとても賑やかだったが、子供たちが帰った19:00以降は静かになった。

11jul2011 快適なドイツの田舎道 11jul2011 この日のキャンプ場
快適なドイツの田舎道                  この日のキャンプ場

2011/7/12 火
始:11:10~終:18:30 走行:74km
Lünne ~ Messingen ~ Beesten ~ Schapen ~ Hopsten ~ Recke ~ Bramsche ~ Venne

今日も晴れているが雲が多く、自転車で走るのにちょうどよい。
地図上赤いラインで描かれているような幹線道路は殺風景でつまらない。よってなるべくマイナーな道を走るようにしているのであるが、細かい道をチョコチョコ走っているとまったく先に進まない。
そして交通量の多い道路でないと、センターラインのあるような広い道路でも自転車道がなくなる。車道を走るのなんて日本や他の国じゃ当たり前のことだけれど、あまりにも整然と猛スピードで車の走っているドイツではこれがけっこう怖い。オランダ以降ずっと自転車道を走っていたせいもあるだろう。
幹線道路はつまらないけれど、先に進むことを考えると効率はいいのだ。

町に入るたびに道をロスト。依然としてドイツの環境に慣れておらず、とてもわかりにくく感じる。
そして何より適当な野営地が見つからないのが大問題。キャンプ場はあまりないし、テン場にいいところも見つからない。
オランダは町から出ると人の住んでいない森などがどこにでもあったが、ドイツは町を出てもポツポツと満遍なく人が住んでいる印象がある。森などもいかにも個人の所有地のように見える。
実は、ドイツでは勝手に野宿をしていいものなのかどうかもよくわからないのだ。あれこれとなんでも規則で縛るのが好きな国民性であるから、実は法律で禁止されていたりして・・・。まさかね・・・と思いながらも一抹の不安がある。
田舎に行くと公園なんかもないし、森などもいかにも個人の土地だ。
困ったものだ。特に、あたり一面麦畑というところに来ると、野宿できそうな場所など皆無だ。
今日も最後の15kmくらいは野営地を求めて彷徨った。テントを張れそうな場所がホントにない。
麦畑の中に小さな林を見つけ、手入れもされていたし明らかに個人の土地であったが、その林の中に幕営した。
日が暮れてからパラパラと雨が降った。

12jul2011 とうもろこし畑の脇の自転車道 12jul2011 風力発電の風車が至るところにある
とうもろこし畑の脇の自転車道             至るところに風力発電の風車がある

12jul2011 人の家の林の中にコソコソと幕営
人の家の林の中にコソコソと幕営

2011/7/13 水
始:11:10~終:15:40 走行:50km
Venne ~ Hunteburg ~ Diepholz ~ Rehden ~ Dönsel

朝から一日中曇っていて、勝手に思うにいかにもドイツっぽい天気であった。雨が降りそうでいて降らない。
夜明けから日差しはなかったが、テントが乾いていたので助かった。
山と違ってパッキングと荷物の積み込みに時間がかかり、朝起きて飯食って出発するまでに2時間くらい要する。

毎回オランダと比べるのもなんだが、オランダと違って自転車用の標識は整備されておらず、たまにあっても途中で消えてしまうからそっちに行くとはまることになる。
ある程度以上の大きさの車道に沿っていくのが間違いない。ただし、何故だか標識に出ている地名は全国地図には出てないことが多い。
相変らず町に入ると道を見失い、行ったり来たり。道を探すのに余計な時間をとられる。
ドイツは車やモーター・バイクで走ると快適なのかもしれないな。

ちょっと早いがこの先キャンプ場はなさそうなので、今日のところは早めに行動終了。Rehdenの入口で見かけた看板に導かれてキャンプ場に入った。
看板を見てから7kmも走らされたが、ひっそりとした静かで感じのいいキャンプ場だ。途中で看板がなくなるので見つけるのに一苦労だった。
二人で一泊12E、シャワー0.5E。

それにしても・・・ドイツに入ってから英語がまったく通じないなぁ。それでもドイツ語は自分にとって第二外国語であったから初めて接するわけでもないし、挨拶と数字くらいはわかるからまだマシだ。
肌寒くってビールって感じでもないけど、キャンプ場で買って久々に飲んだビールは旨かった。

13jul2011 ドイツの道路標識はこんな感じ 13jul2011 早々にキャンプ場入り
ドイツの道路標識はこんな感じ             早々にキャンプ場入り

2011/7/14 木
キャンプ場に停滞

夜中から雨が降り続く。7:00頃にはいったん上がったが、どんより曇って風が強いし、何より寒い。時々霧雨が舞っているし、停滞することに決定。体も疲れているのでちょうどよい。
キャンプ場なら水が得られるので停滞するのが楽だ。ちなみにオランダ、ドイツは水道水がそのまま飲める。
キャンプ場は貸し切り状態だ。
食料は手持ちのもので済ませる。少しでも荷物を軽くしようと先にガス・ストーブを使っていたがいよいよガスが切れ、昨晩からMSRを使い始めた。

一日中強風が吹き荒れ、停滞にして正解。こんな日に走っていたらと思うとゾッとする。
雨と強風で、まるで山の稜線上にでも幕営しているかのような気分だった。

伝家の宝刀のわさびふりかけは旨かった。やはり日本は世界有数の美食大国だ。
旅先で会ったフランス人が「日本食が世界一」と言っていたのを思い出す。ちなみに彼は二位が中華だと言っていた。

2011/7/15 金
キャンプ場に停滞

7:00前から雨が降り出し、その後も曇って霧雨が舞う天気。今日も停滞。
15:00過ぎにようやく晴れ間が見え始め、食料の買出しに出かけた。Rehdenのスーパーまで片道4km。
前にも書いたが、ドイツのスーパーは独特だ。機能第一で商品の陳列などには凝っていない。入荷時のダンボールに入ったまま整然と並べられている。
ドイツはイメージ通り万事がそんな感じだ。町の造りも道路の造りも、機能重視で整然とした感がある。

19:00過ぎになってキャンプ場に二組ほどやって来た。
ドイツ人も知らないんじゃないかと思われるこんな田舎のキャンプ場にいったい人が来るのだろうかと思っていたのだが、シーズン中の週末にはそれなりに人が来るようである。

実のところドイツはそれほど食べものの美味しい国とは思わないけれど、西欧諸国の例に漏れずサラミとチーズは安くて旨い。それからもちろんソーセージも。
食品は思いのほか安くて大助かりだ。

毎日22:00過ぎまで明るく、朝も4:00を過ぎると明るいから、夏のヨーロッパのキャンプでは山では必須のヘッドランプというものを使わない。

二日も停滞していると走りたくてうずうずしてくる。
自転車最高!
前にトルコで会ったバイカーも「自転車で旅していて嫌なことなど一つもない」と言っていたけど、まさにその通り。
好きな時間に出発して、好きな時間に食事も用足しもでき、疲れたらそこで寝る。本当に自由だ。
ほとんどお金がかからないということも物価の高いヨーロッパのようなところでは大きな武器だ。
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