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ユトレヒトで旅立ちの準備

2011/7/1 金
最大の難関であった自転車が手に入っても、まだまだ旅立てない。
他に必要な備品がいくつもあるし、自転車の細部の調整も必要だし、パッキングのことも考えにゃならんし・・・。
そんなわけで、ひとまず今日は朝から自転車の調整。ポジションを微調整して、パニア・バッグの取り付けを微調整して、その他諸々をチェックして・・・そんなことをやっているとあっという間に時間が過ぎて午後になってしまうわけであるが、問題点を二つ発見してしまった。

その1 フロントのカンチ・ブレーキが解除できない・・・。
もちろんノーマルの状態でそんなことがあろうはずはなく、スネルで取り付けてもらったライトが原因。
スネルのツアー・バイクがどれもフロント・フォークの取付部、ヘッド・パイプの下にブラケットをセットしてライトを着けていたので、「これでいいや」って感じで昨日買うとき着けてもらっていたのだが、スネルのバイクはVブレーキ、キャノンデールはカンチ・レバーであるからして、明らかにワイヤーのトライアングルと干渉する。
「ワイヤーと干渉するけど着けられるのか?」ってちゃんと聞いたのに・・・「ブラケットの上にトライアングルを張るから大丈夫」って言ってたのに・・・。
確かにブレーキを作動させる分には問題なかった。けど、トライアングルの頂点がブラケットと干渉してしまってそれ以上ワイヤーを引けない=ブレーキが解除できない=これだとホイールが外せない・・・。
フェンダーを共締めしてるボルトを抜いてブラケットを外してからなら解除できるのだけれど、面倒くさくてホイールを外すたびにそんなことやってられん。
こりゃライトの取り付け位置を変えないとダメか?

その2 ハンドルバーにある方のリア・ブレーキの動きが渋い。おかしい。試乗した時にはそんなことなかったのに・・・。
ブレーキ・ワイヤー周りを確認したら、フロント・バッグの台座に噛み込まれている。さらによく見たら、メーターのワイヤーまで噛み込んでる・・・。
はぁ・・・いったいどういう整備してんだよ。フロント・バッグの台座も取り付けが面倒そうだったから昨日一緒に着けてもらったのだけれど、こんなことなら自分でやりゃよかった。
付属のワイヤーを使って固定しているのだが、取り付けるとき見てなかったからどうやって組み付いているのかよくわからん・・・。

スネルにバイクを持ち込むことにした。
向かう途中で雨に降られて散々だったけど、幸い店は空いていてすぐに見てもらえた。もちろんタダで。
カンチ・ブレーキの方は上部でブレーキ・ワイヤーをカットして、別部品である太いワイヤーのトライアングルを接続してくれた。これだとブラケットのはるか上にトライアングルの頂点が来るから、ライトのブラケットと干渉しない。こんないいパーツがあるなら最初からそうしてくれよ・・・。
今日整備を担当してくれたおっちゃんは腕がよかった。どうやら昨日整備してくれた人に原因があったようだ。
フロント・バッグの台座の方も、ちょちょいと外して着け直してくれた。ただし固定に使っていたワイヤーは再使用不可のようで、売り物のスペアパーツを出してきてくれた。
ありがとう、おっちゃん!これで完璧だよ。

いったん宿にバイクを置いてから、宿のおっちゃんに教えてもらったアウトドア・ショップを回る。
ペグとか簡単なものを買いに行ったのだけれど、二つ目に行ったICIのような所謂山道具屋は大きくて品が充実していた。山ヤの性というか、自転車同様こういう店は見ているだけでワクワクしてくるねぇ。
残念ながら行ったのが閉店間際。明日も開いているという話なので、明日出直すことに。

2011/7/2 土
今滞在している宿Strowisはホントに居心地のいい宿だ。
アムスのようなことはないけど日によってベッドがいっぱいになったりするから、連泊する場合は早めに予約だけはしておくことが肝要。
当初自分らも6/30と7/2はベッドがいっぱいで、6/30など個室もいっぱいと言われたが、そこは宿の人がなんとかしてくれた。
親切で頼りになるんだ、この宿の人たちは。
「とりあえず個室が空いたから予約入れとくから」とか「でもできればドミがいいんだろ。ドミにキャンセルが出たらチェンジしとくから安心しろ」とか、いろいろ世話を焼いてくれる。
ちなみに個室になると一気に宿代が跳ね上がり、一番安い部屋でも一泊62Eもする。つまりは今の倍。今いるのは14人ドミである。
「とりあえず一つはドミのベッドが確保できたよ。もう一つもたぶん大丈夫、おそらくコイツがキャンセルするから・・・」と言ってくれていた通り、あれこれ調整してくれて結局この日も同じドミのベッドに泊まれることとなった。

今日は午前中に自転車屋を2軒回ってマユミのリア・バッグとか細かな備品を買ったりし、午後から昨日最後に行った山道具屋「カトマンドゥ」をのぞきに行った。
うぅぅむ、いろいろ欲しくなってくるなぁ、こういう店を見ていると・・・。目の毒だ。
土地柄か、岩・雪・氷用のある意味特殊と言えるギアはあまり品揃えがないが、もっとライトな山登り用の装備はこれでもかというくらい揃っている。今の自分らの目的にはこの上なく合致した店だ。
店内を隅々まで物色しているうちに、ふとMSRのガソリン・ストーブが目に入った。そう言えば・・・忘れてたけど、ストーブはどうするか。
その場でマユミと作戦会議。
この先毎日使うことになるであろうストーブ。ガスを使っていたのではあまりに不経済だ。それ以前に、そもそもヨーロッパを出たらカートリッジが手に入るのかどうかも疑わしい。
議論の余地もなく買う方向で話がまとまった。問題はどのモデルにするか・・・。
山ヤご用達は、お馴染みのシンプルなウィスパーライト・INT。山が目的であれば自分も迷わずこれを買うだろう。山岳会でもよく使っていたし。
が、今回のメインは山ではなく、あくまで平地のキャンプだ。それも、夕食はその日最大の楽しみと言っても過言ではない。つまりは火力調節の可能なドラゴンフライが候補に急浮上してくるわけだ。
ま、今日のところは見るだけにして、宿に帰ってゆっくり考えよう。日曜は店が休みなので買うのは月曜だな。

ストーブの値段も気になっていた。
自分のおぼろげな記憶に照らすと日本で買うより高いような気がしていたのだが、果たして宿に帰ってネットで調べてみると、やはり日本で買うより高かった。
何故だ?何故ユトレヒトでは日本より高いんだ?アメリカから輸入するにしても日本より近いはずだが・・・。
ちなみにユトレヒトでの値段はと言うと、ウィスパーライト・INTが120E、ドラゴンフライが170E。
うぅぅむ、かと言ってここで買わないという選択肢はおそらくないだろうな。

2jul2011 土曜日の生地市 2jul2011 同じく花市 頻繁にいろんな市が立って面白い
土曜日の生地市と                    同じく花市・・・頻繁にいろんな市が立って面白い

2jul2011 宿の中庭に住んでるカエル 2jul2011 オランダの典型的な自転車道(右)と車道(左)
宿の中庭に住んでいるカエル              オランダの典型的な自転車道(右)と車道(左)

2011/7/3 日
久々に朝から晴れている。
日曜でどこの店も休みの今日は、宿であれこれパッキングを試みた。
最大の懸案は巨大なザックだ。まさか旅先でザックが不要になることがあろうとは思ってもみなかった。
とは言え、この先も山には登るだろうから送り返すわけにもいかない。ただの荷物と化したザックであるが、持ち歩くしかあるまい。

フレームを抜いて丸めてみることにした。
やってみると意外や意外、なかなかコンパクトになるのだ、これが。これなら荷台に縛り付けて持ち運びできる。
そして感動したのが自分のお下がりの、マユミが使っているかれこれ15年落ちのミレーのザック。巨大な天蓋が脱着できるようになっていて、取り外すとバイクのフロント・バッグに代用できることが判明した。
おぉぉ・・・やるな、ミレー(誰もそんな使用法は想定してないだろうが・・・)。重いだけではなかったこのザック、天蓋がマユミのバイクのフロント・バッグに早変わり。

あと問題はpcをどうやって携行するかだよな。と言っても背負うのは嫌だし、荷台に縛り付ける以外ないのだろうけどね・・・。
そのうち振動で壊れそうな気がする。

2011/7/4 月
今日も天気がいい。晴れてはいるがいつぞやと違って暑くはなく、何をするにも気持ちがいい。これがこの時季本来の天気であろうか?このまま安定してくれることを願う。
今日も昼前からあちこち買い物に駆けずり回る。
ガソリン・ストーブはと言うと、山道具屋のカトマンドゥにて念願のドラゴンフライを買ってしまった・・・。
一緒に燃料ボトルを2本買おうとしたら、1本は本体に付属していた。高い!高い!と思っていたけど、これなら納得。(それでもレートを考えると日本で買うより割高だけど・・・)
ウレタン・マットも一緒に買った。マットを買うのは旅立って以来三度目だ。つくづくエア・マットを送り返さなきゃよかった・・・。
どうして何度もマットを買い直しているのかと言うと、200~300円で買える中国製のマットはあっという間にへたって潰れてしまうためだ。ナミビアで買ったやつもメキシコで買ったやつもそうだった。今度のやつは17Eもしたから当分もってくれることだろう。
小さめのコッヘルももう一つ欲しかったのだけれど、セットで売ってるやつしかなかったのでこれは諦めた。

ヨーロッパには基本的に個人商店の文化が息づいている。大型のスーパーやホーム・センターに行けばなんでも買える、というわけではない。この手の大型店やショッピング・モールなんかが性に合わない自分らにはむしろ過ごしやすいのであるが、時間の限られた旅行者にとって少々面倒な一面もある。
工具類やタイラップ(英名はケーブル・タイ)、ビニール・テープといった日本ならちょっとホーム・センターに行けば簡単に手に入るものが、なかなか見つからなかったりする。
これらは個人の金物兼工具店に売っているのであるが、大々的に看板を掲げていないところが多いから、なんとなく町を歩いて自力で見つけるというのは非常に難しい。
どこで手に入れられるのかを人に聞いて行ってみると、「おっこんなところにも」「ここにもあった」という風に、何軒かまとめてあったりする。
何軒かのぞいたうちの一軒は、店のおっちゃんがかぶりつきでツールの中継を見ていた。おぉぉ・・・今年も知らぬうちにスタートしていたか、ツール・ド・フランス。考えてみりゃこの時季フランスにいるのもよかったな・・・。

ストーブの下敷きにするベニヤ板が欲しい。
同じ店で売っていてもよさそうな雰囲気なのだが、あくまで金物兼工具店であるので木材関係のものは一切扱っていない。徹底的に日本のホーム・センターのようなわけにはいかないのだ。
店の人に聞くと近くの木材店を教えてくれたが、ここなど自力で探すのはまず不可能だ。そもそもパッと見で店ってことがまずわからない。
厳密に言うと商店ではなく、問屋に近いところなんだろうな、きっと。
元々が石の文化であるからして日本のような需要はなかろうから、木材を扱う店というのが余計にマイナーな存在なのかもしれない。
要件を告げて奥の部屋に通してもらうと、そこには様々な木材が並んでいた。まさによりどりみどり。
材料を選んで寸法を指定すると、店のおちゃんがその場でカットしてくれる。角を落としてくれるよう頼んだら、「あいよ~何cm落とす?」って感じでその場で面取りもしてくれた。
素晴らしいストーブ台が手に入った。

これにて必要なものは全部揃った。
ツールもスタートしたことだし、いよいよ自分らも出発だ!
と言いつつ、ユトレヒトを発つのは7/7を予定している。
だってまだどこに向かうかも決めてないし、パッキングの問題も片付いてないですから・・・。

4jul2011 山道具屋のカトマンドゥ 4jul2011 運河沿いの自転車道
山道具屋のカトマンドゥと                その近くの運河沿いの自転車道

4jul2011 ベニヤを売ってもらった木材店 4jul2011 材料を選ぶとおっちゃんがその場で切ってくれる
ベニヤ板を売ってもらった木材店           材料を選ぶとおっちゃんがその場でカットしてくれる
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