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ウシュマル

2011/6/15 水
メリダに来て、カンクンやメキシコ・シティでの停滞が嘘のように盛んに観光している。
今日は勢いでウシュマルに行ってきた。
ウシュマルはメリダから80kmほど南にあるマヤの遺跡である。
宿からちょっと離れた2等バスターミナルからバスが出ていて、ウシュマルまで1時間半ほど。運賃は44N$。

遺跡の入場料がちょっと高くて、166N$。その内訳は純粋な入場料が115N$で、外国人のみが徴収される遺跡の維持管理費みたいなものが51N$。
ま、115N$はメキシコ人も払っているわけで、そもそも入場料自体が高めである。
が、入場料が高いだけのことはあった。けっこうよかったぞ、ウシュマル。
遺跡としては(さすがに維持管理費まで徴収しているだけあって)ちょっと整備しすぎている感じ・・・ちょっと変な言い方だけど。
あまりにも整然としていて、いつもなら「あぁぁ・・・」となりそうなところだが、不思議とそうはならない。
おそらく8割がたは天気のためだと思う。今日も見事に晴れ渡った。
青い空と白い雲、そして緑の森・・・そんな中に佇む遺跡を見てよく思わないはずがない。
やはり遺跡というのは、そのスケールや歴史的背景もさることながら、置かれているシチュエーションによって受ける印象が左右されるのだと思う(少なくとも個人的には)。
青空の下で見るウシュマルは素晴らしかった。おそらく曇天の下で見ていたら、だいぶ印象が違っていたのだろうと思う。

ウシュマルで白眉なのは、建造物の壁面に施された彫刻。神殿類がドカーンと林立するのが売りではなく、細部の彫刻類が真髄である。
言うなればティカル的なチチェン・イツァーに対し、コパン的なウシュマルといった感じ。
それでも入口を抜けるといきなり目の前に現れる魔法使いのピラミッドには圧倒される。高さが38mもあり、高さだけならチチェンイツァーの神殿より高い。
角が丸みを帯びているのが特徴的。
普通、ピラミッドと言うと鋭角にシャキーンとできているものだけれど、このピラミッドは丸みを帯びていて、どことなく力の抜けたような柔らかい印象を与える。
それにしても・・・魔法使いのピラミッドとか鳩の家とか亀の家とか・・・もっと気の利いた名前はないもんかね。
遺跡の名前ってどうしてこう無意味でチープなものが多いんだろう。あまり真剣に考えた名前とはとても思えないのだけれど・・・。

ウシュマルには夥しい数のツバメがいて、建造物内の天井はツバメの巣で埋め尽くされている。そりゃ外敵もいないし安全だよな、ここは。
今がちょうど巣立ちの時季なのか、子供のツバメが一所懸命飛ぶ練習をしているように見えた。
地面にはイグアナくらいある大きなトカゲが、これもまたやたらといる。やっぱ安全だよな、ここは。
人が近くを通ると、スタコラサッサと走って逃げていく。主に草を食べているようで、どことなくお茶目なやつだ。こんなのが自分ちの庭にいたら面白いのだけれど・・・。

魔法使いのピラミッドには上ることができないが、高さ32mのグラン・ピラミッドには上ることができ、周囲を見渡すことができる。
周りは一面のジャングル、というか森だ。低木の広葉樹が生い茂っていて、淡い緑で妙に明るい。ティカルやコパンなどと違って鬱蒼とした雰囲気はない。
気候的にはティカルなどと同様に高木のジャングルとなっていいはずであるが、カルスト地形のユカタンには高木が育たないに違いない。降った雨がすべて地中深くに潜ってしまうから・・・。
あまり神聖な雰囲気は感じられないが、ま、これはこれでいいものかもしれない。

それにしても暑かった。この日差しの中で遺跡を見て回るのは、それはそれでけっこう大変だったりする。

15jun2011 入口を抜けると目の前に魔法使いのピラミッドがドーンと広がる 15jun2011 角が丸みを帯びているのが特徴的
入口の先に魔法使いのピラミッドがドーンと現れる   角が丸みを帯びているのが特徴的

15jun2011 ふんだんに施されている装飾類が真髄 15jun2011 雨神チャックはこんな顔
ふんだんに施されている装飾類がウシュマルの真髄   雨神チャックはこんな顔をしている       

15jun2011 建造物内の天井にはツバメの巣がいっぱい 15jun2011 グラン・ピラミッドからの眺め・・・低木の広葉樹林で明るい
建造物内の天井にはツバメの巣がいっぱい    グラン・ピラミッドからの眺め・・・低木の広葉樹林で明るい

15jun2011 こんなトカゲがたくさんいる 15jun2011 鳩の家のマヤ・アーチ
こんなトカゲがたくさんいる               鳩の家のマヤ・アーチ
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