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オアハカ

2011/5/28 土
安いバスは足で探す。これが鉄則だ。
今回はこれを怠ったがためにやたらと高いバスに乗る破目になった。オアハカまで342N$。安いバスなら250N$ほどのはずだから、かなり高い買い物となった。
なぜ怠ってしまったのか、どうでもいいことだけれど、理由は二つある。
まずは金銭感覚の麻痺。メキシコ・シティではやたらと金を使った。歯医者とかDHLとか荷物の郵送などなど。別に贅沢をしていたわけではなく必要な出費だったのだけれど、これらの出費はいつもと桁が違った。数ペソ節約することなどどうでもよくなってしまうような出費・・・まったくもって人間の感覚とは恐ろしい。
そして停滞が長引いたことであらゆることが面倒になった。
いつもなら必ず前の日には下見して、料金や出発時刻を確認していた。今回はというと・・・「TAPO(東バスターミナル)に行って適当なバスに乗ればいっか」などという体たらく。3等バスはTAPOからは出ない、ということを知っていたにもかかわらず・・・。
こんなんで安いバスに乗れるはずがない。高い運賃は相応の見返りだ。
戒めも込めてこんな書き出しにしてみた・・・。

9:30過ぎに宿を出、久々の移動をちょっと面倒に感じながら地下鉄でTAPOへ。
上記の経緯で一番近い時間のプレミアムなチケットを買い(もちろんそれでも1等じゃないけど)、ちょっとブルーな気分でバスに乗る。
何故かやたらと眠く、白っ茶けた景色がパッとしないこともあって、バスの中ではほとんど寝ていた。
オアハカに近づくと道路の両脇に山が見え、疎らな木に交じってサボテンがポコポコ生えていた。ウチワサボテンではなく、名前は知らないけど、巨大なかりんとうのようないかにもメキシコっぽいサボテン。

6時間でオアハカに到着。2等バス・ターミナルではなくバス会社の事務所に着いた。
そのままソカロの近くまで歩く。
オアハカはメキシコの魅力を凝縮したような町、などとガイドブックには書かれている。セントロの歴史地区は世界遺産にも登録されている。
でも、ソカロ周辺は自分の感覚ではちょっとコロニアルでやたらとツーリスティックなウンコ・エリアだ。
中米以降、特にメキシコに来てからネガティブな感想が多くなっていると思うけど、ご勘弁。すまん、メヒコ・・・どうもこの手のことにまったく触手が動かなくなっている。そもそもからしてコロニアルってのが嫌いではあるのだけれどね・・・。
さらにタイミングの悪いことに、ソカロ周辺では教職員組合による座り込みが行われていた。石畳の狭い道に屋根代わりにビニール・シートを張り巡らし、その下に普通のキャンプ用テントがズラリと並んでいる。その脇に人が座っていたり寝ていたり・・・歩きにくいったらありゃしない。

おそらくオアハカで最も安い部類の宿、ホステル・ドン・アントニオはそんなエリアにあった。
一時泥棒宿との噂が立ってロンプラから、そして歩き方からも消されてしまったドン・アントニオ。隣の鍵屋が怪しいとか、ちょっと前の情報ノートにも書かれていたけど、最近は平穏な様子。
宿のオーナー一家は昔から変わらず親切で居心地は悪くない。ドミの仕切りがドアじゃなくカーテンだけなのがちょっと落ち着かない感じではある。ドミが一泊75N$。

この宿、チワワがやたらといる。次から次から出てくるけど、いったい何匹いるんだ???生まれて間もないやつも3匹いたし。
可愛いには違いないのだけれど、もはやこれは犬ではないな。何か別な愛玩動物といった感じ。人間の庇護なしでは絶対に生存できないであろう。ネコはおろか鶏にも勝てないに違いない。
人間が造りだした産物なんだけれどね・・・。
いったい寿命はどのくらいなのだろう?こう見えても普通の犬と同じくらい生きるのだろうか?
昔「ゾウの時間ネズミの時間」という本を読んだことがある。哺乳類(に限った話だったかどうかは忘れてしまった)は体が大きい種ほど寿命が長い傾向にある。が、一生のうちに心臓の鼓動する回数は変わらないという、確かそんな話だった。
チワワの場合、同じ種ではあってもとても普通の犬と同じように生きるとは思えない。
常にプルプル震えているけど、これもなんでかわからない。寒いのか?
それからチワワって走れるの?実は走ってる姿を見たことないのだけれど・・・。

チワワの話はまぁいいか。
宿自体は空いていて快適なのだけれど、ちょっと困ったのはトイレを有料で貸し出していたこと。座り込みの人たちがいるのをいいことに、うまいこと商売している。
普段はそんな商売してないのだろうけど、とにかく次から次に人がトイレを借りに来る。ただでさえ二つしかないのに、塞がっていることが多くてちょっと不便だった。

28may2011 教職員組合の座り込み 28may2011 チワワがたくさんいるドン・アントニオ
ソカロ周辺で教職員組合が座り込み         チワワがたくさんいるドン・アントニオ

2011/5/29 日
オアハカは標高が1,500mほど。メキシコ・シティよりちょっと暑い。
このあいだのバスの教訓を活かし、今回はキチンと下見をした。
2等バスターミナルから出るバスには、サンクリ行きの直通バスはなかった。州都のトゥスラで乗り換えねばならない。
宿のおっちゃんが勧めてくれた、2等バスターミナルに入ってないバス会社も訪ねてみたが、そもそもサンクリ方面行きのバスすらなかった・・・。いったいおっちゃんは何を勧めてくれたのだろうか?
そんなわけで、今晩の夜行にてトゥスラ乗換えでサンクリへ向かう。
ちなみに、2等バスターミナルの周辺は活気があってなかなか面白い。

身の振り方が定まったところで、オアハカに来た唯一の目的、トゥーレの木を見に行く。
オアハカ近郊のエル・トゥーレというところに、アメリカ大陸最大の木とされるトゥーレの木がある。
エル・トゥーレまで路線バスで40~50分ほど、運賃は5.5N$。いろんな行き先のバスがやたらとあって少々わかりにくい。
トゥーレの木はサンタマリア教会の敷地内にある。別に敷地に入らなくても眺められるけど、5N$の寄付を払って木陰のベンチで寛ぐのもいいかと。
木は確かにデカイ。樹齢2,000年以上、高さ42m、幹周り58mとある。樹種はイトスギ。
周りを鉄柵で囲まれていて外敵の侵入もないから、スズメの楽園となっていた。一本で小さな森ほどもある木に、いったいいくつの巣があることやら。
スギは日本ではじめじめしたところに好んで生えているけど、イトスギは乾燥に強いのか?それとも大昔はこんなに乾燥してなかったのか?
周囲を見回すと今は乾燥に強いマツばかりだから、後者の方が真実味があるように思う。

じっくり木を見てから、近場ではじめてモーレ料理を食べてみた。モーレ・ネグロのかかったチキン。
モーレ・ネグロはその名の通り黒いモーレ・ソースで、チョコレートが入っているのが特徴。味は微妙・・・な気がする。カレーとは香辛料の種類が違うと思うのだが、どことなくカレーの味がする。苦味の効いた出来そこないのカレー、そんな感じ。ほのかに甘味もある。微妙・・・だ。もしかしてキチンとしたレストランで食べると、まったくの別物なのかもしれないけど・・・。

宿に預けた荷物をピックアップして20:00発のバスでトゥスラへ向かう。トゥスラまでの運賃は255N$。

29may2011 アメリカ大陸最大と言われるトゥーレの木 29may2011 ぶっ飛びの幹周り58m!
アメリカ大陸最大と言われるトゥーレの木      ぶっ飛びの幹周り58m!
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