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停滞は続く メキシコ・シティ その4

2011/5/26 木
メキシコ・シティで野暮用は続く。
今日はネット屋でプリント・アウトしたり、コピー屋でコピーしたり、とある書類を書いてそれをDHLに出しに行ったり、何かと多忙だった。
ヨーロッパへ飛ぶ前にいらない荷物も送ろうとしていて、だったらついでに写真のデータも送るか、ってことになった。
データをSDカードとUSBにコピーして、ネット屋に持ち込んでDVDに焼いてもらう。
写真のデータをこれまで日本に送ったことはなかった。写真は普段3Mの解像度で撮っているのだが、それでも溜まりに溜まって1年7ヶ月分、トータルで16Gにもなった。塵も積もれば山となる・・・動画も多少あるとはいえ恐ろしい量だ。
結局DVDに焼くためにネット屋を2往復する破目になり、そうこうするうちに郵便局が閉まってしまった・・・。
そんなわけで、メキシコ・シティの滞在が一日延びた。明後日は発つぞ~。

今日お世話になったネット屋のおっちゃんは妙に渋い声の持ち主だった。うっとりするような低いトーンの声に、ゆったりしたテンポ。
おっちゃんが店に来ていたじいちゃんと話をしていたのだけれど、このじいちゃんもしわがれたようななかなか渋い声。やはりゆったりとした口調だし、最初二人がスペイン語で話しているとは気付かなかった。
そう言えば、渋い声でゆったりと話す人はスペイン語圏であまり見かけないような・・・。中国語やハングルでも見かけないような・・・。
単なる思い込みかもしれんけど。
日本人にはその手の人が多いような気がする。もともとテンポの遅い言語だからねぇ。英語でもたまに耳にするよなぁ・・・。
声のトーンによって言葉の印象はだいぶ変わるもんだ。

2011/5/27 金
今日ようやく荷物を送れた。
最近になってからの話だと思うのだけれど、(エアで)メキシコから日本へ450g以上の荷物を送る場合、直近3ヶ月以内の居住証明が必要となった。いや、正確に言うとこれはメキシコ政府の要請ではなく、アメリカ政府の要請である。アメリカ経由で送る荷物に対してこのような処置が取られるわけだ。(メキシコから日本へ荷物を送る場合、アメリカ経由となる)
よって、宿の電気料金や電話料金の領収証を借りて持参せねばならない。少々面倒。
同様に、アメリカ経由で送る荷物に対しては原則的に中味もチェックされる。メキシコ人がチェックするのでかなりいい加減ではあるが・・・。
居住証明とパスポートのコピーも必要。
荷物は黄色の包装紙で包まねばならない。これはおそらくメキシコの習慣で、包装紙は郵便局の近くの店などで売っている。
今回送った荷物は4.4kg。送料は意外と高くて923N$。
とにもかくにもこれにてメキシコ・シティでの任務完了!明日はようやく発つことができる。

午後から、何気にまだ行ってなかったソカロに繰り出してみた。
ここはアステカ帝国の中心地だったところで、今はコロニアル・コロニアルしていて見る影もないが、実際にソカロに面したカテドラルの裏側で遺跡の一部が見つかった。
テンプロ・マヨールと呼ばれるこの遺跡は、アステカ帝国の都テノチティトランの中央神殿跡である。
とか書きながら、実はテンプロ・マヨールは見てないけれど・・・。

ソカロ周辺はさすがにツーリスティックで人が溢れている。コロニアルでツーリスティック・・・これだけでもうげっそり。町並みは古いのだけれど、見ただけでうんざり。溜息さえ出る。
メキシコにこんな景色は求めていない。さらに言えばメキシコ・シティ自体がそうだ。こんなのメキシコに求めてないんだよなぁ・・・。

まずはメトロポリタン・カテドラルへ。
メキシコにある全ての教会を統括する、かなり大きな教会だ。が、実はこのカテドラル、もともとアステカの最高神を祀った神殿のあったところに建てられている。コルテスが神殿を破壊し、カテドラルはその石材を使って建造されたものだ。
先住民の人たちからしたらかなり屈辱的な建物だよなぁ・・・中南米の都市はそんなところばかりだ。
でも実際は、国民のほとんどがクリスチャンとなってしまった今、そんな目で見る人はほとんどいないのだろうけどね。ラテンの血も大いに関係していると思うけど・・・。
このカテドラル、大きくて重厚なのだけれど、不思議と荘厳な感じがない。微塵もない。例えばチリのサンティアゴのカテドラルのような荘厳さが感じられない。
何故か?
思うにカテドラルの中が明るすぎるのだ。教会、に限らず宗教建築の中はたいてい薄暗いと相場が決まっていそうなものだが、このカテドラルの中はやたらと明るい。何でこんなに明るくしたんだろ???
有料で見られる壁画は壮大で素晴らしかった。

次に国立宮殿へ。これもアステカの王の居城の跡に建っているのだけれど(と言うか、メキシコ・シティ自体がアステカ帝国の中心地にあった神殿や宮殿を破壊し、その石材で築かれている)、中味は荘厳な造りで素晴らしかった。
思えばメキシコ・シティの下には数限りない遺跡が埋まっているのだろうけど・・・。
国立宮殿の白眉は、何といってもディエゴ・リベラ作の巨大壁画「メキシコの歴史」。正面階段から2階部分の回廊の途中にまで及ぶ巨大な壁画だ。この壁画には人を惹きつけるパワーがある。
ちょうど宮殿内では「メキシコ建国200年展」のようなものが開かれていた。ちなみに宮殿の入場料は無料なのだけれど、展示の充実っぷりには脱帽だ。さすが国を挙げてやっているだけのことはあり、下手な博物館などよりよっぽど面白い。
19世紀から現代までのメキシコの歴史が丁寧に、趣向を凝らして説明されている。圧巻だ。
残念ながらメキシコの歴史を知らないので、肖像画の人物など誰なのかさっぱりわからなかったが、メキシコ人であればかなり面白い展示であるに違いない。
さすがに国立宮殿ともなれば警備は厳重で、ボディ・チェックはもちろん、警備員からミリタリー、スーツ姿のSPのような人たちまでやたらといた。
いずれにせよ、こいつは見て損のない代物だ。

27may2011 メトロポリタン・カテドラル 27may2011 中はやたらと明るい
メトロポリタン・カテドラル                 中はやたらと明るい

27may2011 ディエゴ・リベラ作「メキシコの歴史」 27may2011 フリーダ・カーロもちゃんといる
ディエゴ・リベラ作「メキシコの歴史」          フリーダ・カーロもちゃんといる
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