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メキシコ・シティ その2

2011/5/16 月
山から帰った翌日のこの日は、お約束の洗濯とテントやらシュラフやらの日干し。
このところ夕方になると雨が降ったりするからのんきに干しっぱなしにするわけにもいかず、ほぼ一日、宿で日記を書いたりしてのんびり。

夕飯は今日から自炊。
宿に一番近いスーパーは巨大なウォルマート。食材の買出しだけのためにわざわざウォルマートくんだりまで行かねばならんのが面倒だ。
やたらとデカすぎるんだよねぇ。カートしかないし(かごはどうした、かごは・・・)レジはやたらと混んでるし・・・。ちょっと夕飯の買出しをするだけなのにヘトヘトになってしまう。デカけりゃいいってもんじゃないっつーの。

アミーゴは客が増えて賑やかになった。
日本人と韓国人が半々といったところだろうか。長期滞在しながらスペイン語の勉強をしているという人が多いのが、これまでの町とはちょっと異質な感じ。
カンクンで会ったモモちゃんともばったり再会した。

2011/5/17 火
メキシコ・シティに来た最大の目的、歯医者へ。
カンクンで会ったオカダ夫妻に、「メキシコ・シティにいい先生がいるよ~」と教えてもらったタカネ先生のところへ。とりあえず予約もなしに行ってみる。

メキシコ・シティには、地下鉄と路線バスのほかにメトロ・ブスも走っている。エクアドルやコロンビアにもあったアレ、プラットフォームのある専用車線を走るというアレだ。
インフラ整備にあまりお金がかからないし、道路を走りながら渋滞知らずという、なかなか優れた交通システムであると思う。
で、そのメトロ・ブスを使って歯医者へ。運賃は地下鉄が3N$であるのに対し5N$とちょっと割高感がある。おまけに最初にカードを買って、こいつにチャージするシステムになっているから、なおさら割高感がある。

歯医者はWTCビルの38階というとんでもないところにある。
受付でパスポートを預けてセキュリティ・カードを借り、セキュリティ・チェックのゲートをくぐってようやくエレベーターに乗れるというとんでもなく面倒なロケーション。
歯医者というよりオフィスだな、こりゃ。
で、その38階にあるオフィスへ行ってみたら、幸い他に客はおらず、ちょうど昼休みか?といった心配もよそにすぐ診てくれることになった。
噂通り設備は最新。実は日本でもほとんど歯医者に行ったことがないのでよく知らないのだが、すごいね最近の歯医者は。機材が妙に丸みを帯びていたりしてあまり無機質な感じがしない。実用性といったこととは無関係だと思うのだが、この丸みを帯びたデザインてのはなんとなく安心感を与える。下手に緊張感を与えたりしないところがよくできている。
診察の結果、即抜歯ということになった。下手に小手先の治療をされるよりむしろ好都合だ。
麻酔注射を3回打って(まったく痛くないんだね、最近のは)、抜歯して、歯の根っこの空き地に人口の骨を注入して、歯肉を縫合して終了。
驚くほど簡単に治療は終了した。
抜歯した親知らずを見たら、かなり酷いことになっていた。半分くらい歯がないよ・・・根っこの部分はまだしっかりしていたけど、もう少し放っておいたら大変なことになっていたかも。
出費は痛いが、これで時々の歯の痛みからも、毎回苦戦していた歯磨きからも解放されるかと思うと小躍りしたい気分だ。
左奥の下の歯も虫歯になっていたので、この際だから治療してもらうことにした。また来週、ってことでもうしばらくメキシコ・シティに足止め。

治療は早く終わった割りに、タカネ先生とあれこれおしゃべりしていて結局3時間以上オフィスにいただろうか。
頬に氷を当てながらメトロ・ブスで宿まで帰る。
麻酔が切れると痛いのかなぁと思っていたのだが、不思議なことに何の痛みもなかった。歯を抜くと体に変調をきたしたりするかもなぁとも心配したのだが、特にこれもなし。驚くほどあっさりと事は済んだ。

明日の早朝発つというモモちゃん、ナベさん、ホンダさんらと夜中までおしゃべりに興じて寝た。

17may2011 親知らずを抜歯中 17may2011 歯医者からの眺め
親知らずの抜歯中・・・                  ビルの38階というロケーション

17may2011 サイトー君、ナベさん、モモちゃん、ホンダさんと
アミーゴにて

2011/5/18 水
メキシコ・シティにはまだ一週間は滞在せねばならない。今日からのんびり市内観光。時間はたっぷりある。
最初にディエゴ・リベラ壁画館に行ってきた。ここは「アラメダ公園の日曜の午後の夢」という壁画を永久保存するためだけに建てられた壁画館。
メキシコの近代の著名人が公園を一斉に散歩している群像画であるが、実はこの絵をパロった立派な壁画がアミーゴの中庭の壁に描かれている。中心付近の人物をアミーゴの関係者の顔に変えたものであるのだが、こいつが実によくできている。相当絵の上手い人が描いたんだろうな、コレ。
メキシコには巨大な壁画がたくさんある。主には文字の読めなかった庶民層に、スペイン人が侵略時に如何に酷いことをしたか、という事を伝えるために描かれたものである。

今日5月18日は、たまたま美術館記念日のような日らしい。ディエゴ・リベラ壁画館も無料であったし、もらったパンフレットによると他にも無料の美術館がいくつもある。
それじゃあってんで地下鉄で近代美術館へも行ってみたが、こちらはかなり肩透かしを食ったような感じだった。
写真の展示が多かったのだけれど、どうも自分には写真の芸術作品というのがよくわからんのだ。

近代美術館は、チャプルテペック公園という巨大な公園の一角にある。
広大な敷地内には博物館がいくつもあったり、人口の池があったり、日本で言えばさしづめ上野公園といったところだ。公園内に人に馴れたリスがたくさんいて面白い。
で、やはり動物園もあった。
美術館は不発であったが、ここの動物園は面白かった。とにかく広い上、(日本の動物園ほどでないにしろ)見せ方にも工夫が凝らされている。
入園料は無料。太っ腹!園内にある爬虫類館や昆虫館だけ有料。
広すぎて午後の数時間ではとても周りきれず、明日また来ることにした。

園内でニホンザルとエゾシカを見たときは感慨深かったなぁ。特に、時々自分ちの裏山にも姿を見せるニホンザルは身近な存在であっただけに感慨深かった。
はるばる日本から海を越えてやって来たのかぁ・・・と妙に愛しく感じた。

18may2011 ディエゴ・リベラ作 18may2011 アミーゴの壁画
ディエゴ・リベラ作「アラメダ公園の日曜の午後の夢」 と それをパロったアミーゴの壁画・・・よくできている

18may2011 チャプルテペック公園のリス 18may2011 人に馴れていて可愛い
チャプルテペック公園のリス              人に馴れていて可愛い

18may2011 ジャイアント・パンダ 18may2011 シロサイ
ジャイアントパンダもいれば               シロサイもいる

2011/5/19 木
今日も動物園へ。
何故だか今日は動物たちが昨日より活発で、昨日見られなかった動物もたくさん見られた。
ここの動物園は飼育スペースが比較的広く、その時々によって見られない場合も多々あったりする。

マンドリルとか黒いジャガーとか、珍しい動物も多い。
不思議と南米で見る機会のなかったカピバラも(ボゴタで食べたことはあるのだけれど・・・)、ここへ来てようやく見ることができた。
可愛かったのはカラカラという猛禽類の鳥。トンビくらいの大きさで何羽か飼育されていたのだけれど、このうちの一羽が人に馴れていて、ずーっとケージの近くにいる。で、人がケージに近づくと、撫でてもらいたくて頭をケージの方へ差し出したりする。単に頭が痒いのか撫でてもらうのが好きなのか、とにかく愛いやつだった。

爬虫類館(35N$)にも入ってみたが、大きくはないけどここも興味深かった。
けっこうな大きさに成長したアナコンダってのをはじめて見た。やっぱデカイな・・・。べチャっとして、死んだようにピクリとも動かないところが不気味だ。
ここの施設の特徴的なのは、ガラガラヘビが多いこと。ガラガラヘビってこんなに種類がいたのね、知らなかった。比較的小さなやつしか見たことなかったので、「こんなデカイのもいるのか!」とちょっとビビッた。
ほぼ全てがメキシコに生息しているもの。そう考えると怖いな、メキシコ。
それにしてもガラガラヘビってのは悪そうな風体してるねぇ・・・その目といい、ガサガサの鱗といい、短い割りに胴が太いところといい、ヘビの中じゃ一番の不良に見える。
目がクリクリッとしていて、ニョロニョロと体が長く鱗もしっとりしている、所謂ヘビっぽい風体をしているコブラなんかよりずっと悪そうに見えるなぁ・・・。

ゴリラも遠目に見られた。
立派に成長したシルバーバックのマウンテンゴリラだった。
気は優しくて力持ちのゴリラが自分は好きだ。他のサルを襲って食べるチンパンジーなどと違い、あの風体で草食だからねぇ、彼らは。
ウガンダやルワンダで野生のマウンテンゴリラを見たかった・・・ツアー代が高くて手が出なかったのだけれど、見ておけばよかったといまだに後悔している。

最後はもう一度ニホンザルに会いに行った。
見るとやはり郷愁を誘われる。大人のサルが3、4匹いたのだけれど、ストレスからか背中の毛が抜けているのが多かった。気候も違う遠い異国の地で苦労しているのだろうか・・・。
達者でな!

19may2011 頭を撫でてもらいにくるカラカラ 19may2011 水浴び中のトラ
頭を撫でてもらいにくるカラカラ            猛獣の中でトラとライオンだけは別格だな・・・絶対に勝てない

2011/5/20 金
ライダーのサイトー君と昨晩日本からやって来たマツモリ君と一緒に4人でテオティワカンに行ってきた。
地下鉄を乗り継いで北バスターミナルまで行き、そこからバスで1時間ほど。運賃は36N$。行きは道路が渋滞していてやたらと時間がかかった。

広大な敷地だ・・・最盛期は20万人以上の人口を擁していたと推定されているらしいが、それも納得の広さ。
当時のヨーロッパと比較してみると、コンスタンティノープル以外に人口2万人以上に達する都市は見られないらしいから、テオティワカンの巨大さがわかる。
てっきりアステカの古代遺跡だとばかり思っていたのだけれど、実のところ築いたのはテオティワカン人と呼ばれる人たちで、彼らが8世紀ごろ忽然と消えてしまった後でやって来たアステカ人が住み着いたものであるらしい。
今では乾燥しきってクソ暑いだけのところだが、20万人以上が住んでいた当時は木の生い茂る住みよい土地だったのだろう、きっと。木を伐りすぎて乾燥が進み、人の住めない土地になってしまったのだろうと思う。衰退の原因は、コパンなど他の古代都市の場合と同じであろう。

これだけ広い遺跡だが、特に見るべきところといったら太陽のピラミッドと月のピラミッドと2、3の宮殿くらい。見る方にとっては助かる、と言うのも変な話だが・・・。これでティカルのように見どころ満載だったら、とてもじゃないが周りきれないな。
高さ65mの太陽のピラミッドは世界で3番目の大きさであるらしい。エジプトのピラミッドと違い、キレイに切り出された巨大なブロックを積み上げて造られたものではなく、比較的小さな火山岩を石垣のように積み上げて造られている。
階段で頂上まで上ることができ、頂上では風が心地いい。壮大な眺め、と言いたいところであるが、例によって白っぽく霞んでいるので見映えがしない。空気がキレイでバックが青空だったらさぞ見映えがするんだろうけどな・・・。
そんなわけで、スケールは大きいけれどあまりグッとくるところはない、という感じの遺跡だった。半分以上は白っ茶けた空気の所為だな。

20may2011 太陽のピラミッド 20may2011 テオティワカンでメキシコ人たちと
太陽のピラミッド                      メキシコ人の学生と

20may2011 太陽のピラミッドに上る 20may2011 太陽のピラミッドの上で語らい
階段で頂上まで上れる                   ピラミッドの上で語らい・・・なんと贅沢な

20may2011 月のピラミッドからの眺め
月のピラミッドからの眺め・・・とにかく広いっす
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