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ビニャーレス

2011/4/9 土
ハバナに着いたのはバラコアを出て18時間後の朝7:00。
9:00発のビニャーレス行きがあったので、ターミナルでウトウトしてそのまま乗り継いだ(12CUC)。様々な行き先のバスが朝からけっこう頻発している。
4時間弱でビニャーレスに到着。暑っつい・・・雲ひとつない青空はいいのだけれど、強烈な日差しでクラクラしそう。
バスはビアスールの事務所前に着いた。道端には客引きの人たちがいっぱい。バスを降りると途端に取り囲まれる。
あぁぁ一度に喋るな、訳がわからんから・・・。
ビニャーレスはカサが供給過剰気味なのか、とにかく宿代が安い。朝食込みで10CUCが普通。
自分らを見かけたときから「チノー!チノー!」と大声を張り上げている黒人のおばちゃんが一人いた。無視、無視。
チノチノ攻撃でげっそりだが、もし中国人であってもそんな力ずくの客引きには誰もついていかんだろう。他の乗客もみんなドン引きしてたし。もう少しやり方を考えた方がいいぞ、おばちゃん。
強烈な日差しに、群がるおばちゃんたち・・・なんかもうどこでもよくなってきた。どこも大差なさそうだし。
一人の感じのよさそうなおばちゃんについていくことにした。何故か、他のカサの名刺を持っていたおばちゃんが「彼女のところがいいわよ」と言っていた。

おばちゃんのところは小奇麗で感じのいいカサだった。そのまま落ち着くことに。
言ってた通り朝食付きで一泊10CUC。宿代は安いんだけど、夕飯は高かった。チキンが一人7CUCから始まり、メニューによってだんだん高くなって最後のランゴスタは10CUCだった。ひとまず今晩は見合わせた。

ビニャーレスは浅い谷、と言うか周囲を小高い丘のような山に囲まれた小さな田舎町。バラコアよりもなお小さく、特に何があるというわけでもないのだけれど、やたらと観光客がいるなぁ・・・。
ハバナやビーチ・リゾートのバラデロから近いためか、泊まりで訪れる人は少なく、ほとんどの人が日帰りのツアーで来ている。それにしてもこんな小さな町にこれだけの人、いったい皆さんビニャーレスに何しに来るの???見どころと言えばせいぜい町の周囲にある洞窟くらいだと思うんだけど・・・。
泊まりでも日帰りでも観光客が多いと町はツーリスティックになる。ビニャーレスのような小さな町が必要以上にツーリスティックというのは最悪のパターンだ。
お陰でこの町、物価が高い。道端で売ってるジュースやソフトクリームは他のところのざっと倍。ま、それでも4円が8円になるだけではあるのだけれど・・・。
土地の人が利用するような立ち食いスタンドの類がほとんどないから、物価はむしろハバナより高く感じる。カサだけが安いのはやはり単に供給過剰なためだろう。

情報ノートにあった隠れレストランで昼食を食べた。何が隠れレストランなのかと言うと、場所が絶対わからないところにある。知らなきゃ絶対来られないぞ、ここ。ま、観光客相手じゃないんだろうけど。
豚肉のビステックは普通に美味しかった。豆の炊き込みご飯をつけて3.8CUC也。
昼食後にメイン・ストリート沿いのレストランをいくつかのぞいてみたけど、宿で食べるのと変わらない値段であることがわかった。明日の夜は宿で頼むかな・・・。
ビアスールの事務所の近くには、チノチノ攻撃のおばちゃんがまだ座っていた。

19:30頃夕食を食べに外に出たら、夕焼けがキレイだった。日帰りの観光客がいなくなって町は静けさを取り戻していた。元々小さな町だから、団体客がいなくなるとひっそりしてなかなかいい感じ。
夕飯も同じ隠れレストランで食べた。
帰りがけ、ちょうどチノチノ攻撃のおばちゃんも引き上げるところだった。今日は客が捕まらなかったらしい。だからやり方変えた方がいいって・・・。
観光客は多いけど日帰りの人が多いから、意外とカサは客を取るのが大変なんだろうな。

9apr2011 町の中心にあるカテドラル
町の中心にあるカテドラル

2011/4/10 日
ビニャーレス谷と呼ばれているけど、地形的に谷ではないと思う。第一ここには川がないし。
石灰岩の硬い地質のところだけが小高い山となって残り、ポコポコ林立しているようなそんな地形。日本で言えば西上州の妙義や荒船山、もしくは石灰岩質だから秩父の二子山といったところだ、もう少し開けているけど。
よって、そう言ってしまうと元も子もないけど、そういった山を見たことのある人には特に珍しくもない景観であろう。北ベトナムあたりのような景観と言えなくもない。
せっかく来たのだから、今日は近くの洞窟や壁画を見て歩くことにしよう、あまり期待せずに。

キューバでは、基本的に町の中でヒッチハイクする場所が決まっている。他の場所では絶対ヒッチできないということではないけれど、指定場所にはアマリージョ(黄色)と呼ばれる黄色い服を着た誘導員がいるので車を捕まえやすい。
「ウルティモ?」に則って順番待ちをし、自分の番になると希望する行き先の車を捕まえてくれる。
カサのおばちゃんにアマリージョの場所を聞き、朝食後に早速行ってみた。
が、今日は日曜でアマリージョは休みだった・・・。他にヒッチしている人もいないし、近くの人が「今日は日曜だから難しいかも」と教えてくれた。
仕方ない、歩くとするか。一番大きなインディヘナの洞窟まで3~4kmしかないから、普通に歩ける距離ではある。
でも、詳細な地図もない知らないところは案外遠く感じるんだよね・・・。途中まで歩いてヒッチすることにした。
日曜だからか車は少ないが、少ないながらも合図をするとみんな止まってくれる。最初の(ツーリストの)車は行き先が違ったが、次に来た馬車のヒッチに成功。
20分ほどでインディヘナの洞窟に到着。

まだ朝早いためツアーバスも来てなくて自分らの貸し切り状態。
貸し切り状態はいいのだけれどこの洞窟、期待をせずに行ってもさらに予想を下回る代物だった。ショボすぎる・・・。
入れる部分は歩いて200m+ボートで200mほどのスケールしかない。石灰岩質のところだから一応鍾乳洞だとは思うのだけれど、やたらと乾燥していて通常鍾乳洞にあるはずのツララのような鍾乳石がない。これでよく鍾乳洞ができたもんだなぁ・・・。
洞窟内の整備されすぎた道を200mほど行くと水に遮られ、ここから先はボートに乗ることになる。ビックリするのはその水・・・通常鍾乳洞の中を流れる地下水脈は驚くほど水が澄んでいると相場が決まっている。が、ここの水は茶色く濁っていた・・・。どうやら地下水脈ではなく、単に川が洞窟の中を流れているだけであるらしい。
ちなみに入場料は、ボート込みで5CUCもする。

帰りは敢えて町まで歩いた。
しかしまぁアレだな。キレイな眺めではあるのだけれど、洞窟に限らずどこも整備されすぎ。洞窟レストランがあったり、一般的には観光客に受けるのかもしれないけれど、自分らはちょっと幻滅してしまった。

町で明日のハバナ行きのバス・チケットを取り(12CUC)、そのままドス・エルマーナスの壁画を見に行った。
ここも町から3kmほどしかないのだが、馬車にやたらと声を掛けられるので乗っていくことにした。ここの馬車は先ほどヒッチした馬車とは違って所謂馬車タクシー。唯一1CUCと言ってくれたおっちゃんの馬車に乗せてもらった。
15分ほどでお目当ての壁画に着く。巨大な壁画で、かなり離れた道路からもハッキリ見える。
詳しいことは知らないけれど、ここの壁画はブッシュマンの壁画のように大昔のものではなくまだ最近描かれたものだ。まぁそのことは知っていたわけだけれど。
確かに山肌に描かれた壁画はデカイ、デカイけどだから?と言いたくなくもない。
壁画の下はキレイに刈られた芝生の公園になっているのだが、入場料を取れれるのでパスした。壁画は外から十分眺められるし・・・。
ツアーバスなんかも来ていてけっこう人が入っていたけれど、入場料を払ってまで入る価値があるのかどうかは疑問。やはりアレだな。どこも整備されすぎ。
ここも歩いて町まで帰ろうと思っていたのだが、ちょうど町に行くトラックが通りかかったので地元の人たちと一緒に荷台に乗せてもらった。

思いのほか早く見終わってしまったので、午後はカサで木のイスに揺られてのんびり読書。
思うに、ビニャーレスでは無理に観光などせず、カサでのんびりするのが一番かと・・・。

自分らのカサの裏手に小高い丘があり、そこにドカーンとホテルが建っている。昨日夕焼けがキレイだったので、日没の時間を狙ってホテルまで歩いてみた。
途中、一人のおばちゃんに「夕飯食べていかない?」と声を掛けられた。聞くとランゴスタが8CUC。質は知らんがカサより安い。
が、残念ながら日曜で店も閉まっていそうだったので、夕飯はカサに頼んでいた。7CUCでチキンを食べるのもなんなので、思い切って10CUCのランゴスタを。
おばちゃんにそう話すと、ちょっと寂しそうに「そうなの・・・」と言っていたが、すぐに開き直って「じゃあ1CUCちょうだい。私一人暮らしなのよ・・・」。何で???ちょっと可哀相な気もしたが、おばちゃんとはバイバイしてホテルに急ぐ。

この丘の上に建つホテル、ラ・エルミタからの眺めはなかなかよかった。宿泊客でもないのに勝手にホテルの中庭のテーブルに座り、山の合間に広がる夕暮れの町の眺望を満喫させてもらった。
驚いたのは、宿泊客の多いこと。まさかこんなところにこんなにたくさんの人たちが泊まっているとは思いもしなかった。やはりカサってのは貧乏旅行者の泊まるとこなのか?どこも小奇麗で何の不満もないわけだけれど・・・。そう考えると、貧乏旅行者を相手にせねばならないカサの営業ってのがますます大変そうに思えてきた。

残念ながら、今日は天気が良すぎて夕焼けは昨日のようにキレイに染まらなかった。昼間はそれなりに雲もあったのだけれど、この時間になって雲ひとつない快晴・・・。
カサに帰ってお待ちかねの夕飯。
10CUCに見合う立派なランゴスタだったのだけれど、残念ながら下手に懲りすぎて素材を殺してしまったような感じだった。味付けも全てしょっぱすぎた。
あぁこんな立派なランゴスタなら、余計なことをせずに単純に煮るか焼くかで美味しくいただけるのに・・・もったいない。
バラコアでイサベルの料理してくれたランゴスタの方がずっと美味しかった。

10apr2011 馬車をヒッチしてインディヘナの洞窟へ 10apr2011 のんびりした田舎道
馬車をヒッチしてインディヘナの洞窟へ・・・     のんびりした田舎道

10apr2011 馬車タクシーでドス・エルマーナスの壁画へ 10apr2011 壁画
馬車タクシーでドス・エルマーナスの壁画へ・・・  これがその壁画

10apr201 帰りに町まで乗せてくれたトラック 10apr2011 あられもない格好で昼寝する犬
帰りに町まで乗せてくれたトラック           あられもない姿で昼寝する犬・・・

10apr2011 ホテル・ラ・エルミタからの眺め
ホテル・ラ・エルミタからの眺め
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