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サンティアゴ・デ・クーバ

2011/4/3 日
サンティアゴ・デ・クーバに着いたのは朝7:00。革命広場にそそり立つ巨大なモニュメントに度肝を抜かれる。
たくさんの客引きたちがターミナルの窓に張り付いている。スゲーな・・・。
ターミナルから一歩外に出た途端、客引きたちに取り囲まれる。あぁぁ一度に喋るな、訳がわからんから・・・。
ハバナなどと違って一気に黒人比率が上がる。客引きも全員黒人。
決して黒人だからというわけではなく、どいつもこいつもどーも信用できなさそう。
20CUCあたりから始まって、(宿代云々ではなく)渋っていると、みるみる下がる下がる・・・。15CUCになって、最後には朝食、夕食込みで10CUCと言い出す始末。
絶対安すぎるだろ、それ。どう考えても怪しい・・・。
やめた!セントロの方角だけ聞いて、ひとまず歩き始める。
と、一人のおっちゃんがついてきた。彼は英語が話せた。「あいつら全員もぐりだよ。信用しちゃダメだよ。俺はああいう輩が嫌いなんだ」
で、アンタは大丈夫なの???
おっちゃんは弁護士であるらしい。一応IDも持っていた。知り合いが素晴らしいカサをやっているから案内すると言う。
ま、いっか。どうせセントロには行かなきゃならんのだし。
バスで行けるというので、一緒にバス乗り場へ。おっちゃんがバス代を出してくれると言ってくれたが、この段階で借りを作るのは何となく嫌だったので自分で払う。
「で、バス代いくら?」
1CUPで5人乗れると言う。どうやら0.2CUPであるらしい。つまりは0.8円。安い・・・。

弁護士のアルシーデスの案内してくれたカサはなかなかよかった。一応近くのカサも当たってみたが、結局ここに決定。
中庭風の広いスペースがあり、どことなく他の国のバックパッカーズっぽい雰囲気が漂っている。他に客はなく自分らの貸し切り。
セニョーラ・イダニアの家。朝食付き20CUC。もちろんエアコンも付いている。夕飯も準備できると言うので、とりあえず今晩は頼んでみることにした。残念ながらエビはなく、肉であるらしい。一人6CUC也。
まだ朝早かったこともあり、いきなり「朝食食べる?」と聞かれたので「是非」いただいた。これだと朝食が一回分多くなっちゃうけどいいのかな?と二人で話していたのだが、結局最終日の朝食代は別に請求された。意外としっかりしている・・・。
朝食はやはりフルーツたっぷりで旨かった。

朝食後にセントロに出る。サンタ・クララから一転、サンティアゴ・デ・クーバはカストロ一色になる。ここは言わばカストロのホームグラウンドだ。
何はともあれまずはモンカダ兵営を見に。月曜は休みだし、日曜の今日も12:30で閉まっちゃうらしいので、急ぎ足でモンカダ兵営に向かう。
キューバ革命はモンカダから始まった。1953年7月26日(この日付け重要)、カストロら革命軍がモンカダ兵営を襲撃したのが事の始まり。ま、結局この企ては失敗に終わり、カストロ自身も逮捕されちゃうわけであるが。
兵営の一部が博物館になっており、これを見学することができる。入場料2CUC、カメラ持込1CUC。
説明がスペイン語だけであるが、この博物館もかなり見応えがある。モンカダ襲撃の頃のカストロってこんなにぽっちゃりしてたのね・・・。
兵営の外のグラウンド?では、大勢の子供たちが凧揚げをしていた。なんかほのぼのとしていていい感じ。

昼に、例によって立ち食いスタンドでバーガーパンを食べたら、ゆで卵を挟んだだけのやつは1.5CUPであった。お釣りを貰って初めて、人民ペソにもセンターボのコインがあることを知った。
それにしても安いなぁ・・・兌換ペソと人民ペソのギャップが大きすぎる。なんたって1/24だから・・・。

そして待ちに待った夕飯。スープに豚肉の煮込み、それからサラダ、そして白いご飯。
う、旨い!キューバに来て初めて(と言うと語弊があるが)まともな食事をしている気がする。少なくとも朝食以外座って食べるのは初めてだ。
野菜不足も一気に解消!とにかくキューバでは野菜がなかなか食べられない。
スープもあって食べきれないほどの量があったが、もちろんご飯粒一つ残さず全部食べた。
「日本人はキレイに食べるなぁ・・・」ってのをおそらく自分ら二人は世界中の国々に広め回っていると思う。

キューバは自動車なんかもそうだけど、家具や家電の類もけっこうクラシックだったりする。冷蔵庫とか、まるでバック・トゥ・ザ・フューチャーの世界だ。
何にしてもモノを大切にするというのは素晴らしいことである。
部屋に戻ると、マユミが何かを見つけた。「何これ?」
「あぁ、まだ羽のない子供のゴキブリだね」
こんなのは日本にもいるから珍しくも何ともない。物不足のキューバにだってゴキブリはいる。
暫らくしてからまたマユミが声を上げる。「何これ?」
見るとそこには真っ白なゴキブリがいた。おぉぉ・・・今脱皮したのか。下を見ると抜け殻が落ちていた。
羽化したばかりのゴキブリってのははじめて見た。なんだかちょっと感動。

3apr2011 歩行者天国の路上でウェイトリフティング大会 3apr2011 旧モンカダ兵営
ホコ天の路上でウェイトリフティング大会       旧モンカダ兵営

3apr2011 博物館にあったホテル・レックスの写真 3apr2011 現在のホテル・レックス
革命当時のホテル・レックスの写真と         現在のホテル・レックス・・・ほとんど変わってない

2011/4/4 月
朝食を食べて、今日は郊外にあるモロ要塞へ行ってきた。
大通りのバス停からバスに乗る。
最初に来たバスに聞いたら、モロ要塞へは12番か13番のバスで行けるという話。30分ほどしてようやく12番のバスが来た。
運賃はやはり0.2CUP、つまりは0.8円。さすがに0.2CUPでは何も飲み食いできないから、キューバ人にとってもほとんどタダ同然のはずだ。
お金は運賃箱に入れるのだが、大勢の人が乗り込むときなど運ちゃんもいちいち確認などしていない。センターボのコインがなくて1CUPで払っても、基本的にお釣りはくれない。よって、たとえ無賃乗車(0.8円の)をする人がいても、1CUP払う人もいるからそれでバランスが取れるみたい。
そもそも姑息に(0.8円の)無賃乗車をする人などいない。
「お前細かいの持ってる?」「1CUPあるからじゃあこれで払っとくよ」みたいな感じで、その時細かいコインを持ってる人がない人の分まで払っている。持ちつ持たれつと言うか、大らかで何かいいシステムだな。
バスに乗れば、周りにいる人は皆アミーゴだよ。なんかキューバってスゲーな。
キューバはホントに人種差別のない国だ。それも偽善や表面的なことじゃなく、ごく自然体で垣根がない。こんな国ははじめてかもしれない。
物乞いやホームレスの人がいないというのも他の国と比べて異質に思える。物がなくて仕事がなくても住むところはある。日本にだってホームレスの人はごまんといるのにねぇ。

20分ほどでモロ要塞への分岐に着く。「ここだよ、ここ。要塞ならここで降りてそっちに歩くんだ」と近くの人みんなが教えてくれる。
どのくらい歩くのか、しわがれた渋い声の隣のじいちゃんに聞いてみると、じいちゃんはおもむろに人の脚を見て「15分くらいだな・・・」。
買いかぶりすぎだぜ、じいちゃん。普通に30分かかったよ。それにしても暑っつい。強烈な日差しだ。1.5Lのジュースなんて二人であっと言う間に飲んでしまう。
しかしまぁ、アレだな。わざわざ路線バス+歩きで来てる人なんて自分ら以外いないわな。他の人はみんなツアーバスかタクシーで入口まで来てる。
思うに、キューバにはあまり貧乏旅行者ってのはいない。皆さんある程度リッチに旅をしていらっしゃる。

モロ要塞はけっこうよかった。要塞自体は別にどうと言うことないんだけど、要塞から見るカリブ海がとてもキレイだった。風が強く波立っていて、海岸近くは白っぽく濁ってるんだけれど、ちょっと沖からはカリビアン・ブルーの海が延々と広がっている。
南西の方角にはジャマイカがあるはずであるが、もちろん見えない。
北西には革命軍がゲリラ戦を展開したシエラ・マエストラの峰々が見える。ちょっと奥に見えるのがキューバ最高峰のトゥルキノ山(1,980m)であろうか。
シエラ・マエストラ=ゲリラ戦のイメージがあったのでもっと山深いのかと思っていたら、驚くほど懐の浅い小さな山塊だった。ボリビアのジャングルと違って長期間潜伏するのは無理だろうな、これは。

帰りも30分ほど歩き、バス停からバスに乗って帰ってきた。帰りのバスは混んでたなぁ・・・。
バス・ターミナルまで行くというので、セントロをスルーしてターミナルの近くまで乗って行き、革命広場を見てから明朝のバス・チケットを買いに行った。
明日は歩いてターミナルまで来ることになりそうなので、時間の確認がてら歩いてセントロまで帰ってきた。あまりに暑くて途中で三回もソフトクリームを食べてしまった。なんてったって1個4円だから。これがまた味は普通にイケル。それにしても4円てのはこれまでの最安記録だな。

夕飯は立ち食いスタンドのピザパン。1個5CUP。不味いと言う人もいるけど、普通に美味しいと思う。
今日行ったピザパンのスタンドは人気があるらしく、店の前に人だかりができていた。「ウルティモ?」が飛び交っていた。
宿の夕飯は美味しいのだけれど、高いのでさすがに毎日は無理だなぁ・・・。

4apr2011 モロ要塞 4apr2011 カリブ海とシエラ・マエストラの峰々
モロ要塞                          カリブ海とシエラ・マエストラの峰々

4apr2011 革命広場 巨大なモニュメントに圧倒される 4apr2011 看板はゲバラからカストロへ
革命広場・・・巨大なモニュメントに圧倒される   看板はゲバラからカストロへ・・・

4apr2011 確かホセ・マルティの巨大な像 4apr2011 キューバの病院はどこも立派
確かホセ・マルティの巨大な像             キューバの病院はどこも立派!
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