FC2ブログ

コパン遺跡

2011/3/22 火
半日かけてコパン遺跡をじっくり見てきた。
これまで中南米ではほとんど遺跡を見てなくて、遺跡見物をするのはパラグアイのミッション遺跡以来、古代遺跡としてはマチュピチュ以来になろうか。
初めて目にするマヤ遺跡であったが、なかなかよかった。
遺跡のインパクトというのは、そのスケールや歴史的背景もさることながら、遺跡の置かれているシチュエーションによるのだと強く思う。
大自然の中に静かに佇む遺跡には問答無用で惹き付けられる。
それも砂漠の中で風化しつつある遺跡よりは、森に飲み込まれつつあるような遺跡にグッとくる。これはきっと日本人的な感覚だな。
カンボジアのアンコール遺跡のように、森に還りつつある遺跡には途轍もないパワーを感じる。壮大な建造物もさることながら、自然の復元力に魅せられているのだと思う。
土もない石組みの墓地や神殿に力強く根を下ろし、文字通り遺跡を飲み込んでそそり立っている巨木。コパンにもそんな巨木がいくつもあった。ラピュタを思わせるそんな光景に思わずグッとくる。
遺跡は、そのスケールや歴史的背景がどうであれ、あまりにもキレイに修復されていたりすると案外げんなりするもんだ。
それから人。遺跡に限った話じゃないけど、あまりにも人が多いと浸れないんだよなぁ、これがまた。
アンコールやエジプトのピラミッド、ペトラやマチュピチュ、等々・・・それを補って余りあるものはあるんだけど、あそこまで人が多いとそれだけでげんなり。遺跡に浸るどころの騒ぎじゃなくなくなってしまう。
そういった意味で、コパンはなかなかよかった。
行き過ぎた修復はしておらず上手く自然と調和しているし、何より人が少ないところがスバラシイ。
ちなみに、コパンの修復作業にはJICAが大きく噛んでいる。遺跡の入口にはそのことを示す記念碑があり、スペイン語、日本語、英語で併記されている。

コパン王朝は、西暦800年前後に忽然とマヤ史から姿を消す。他の王朝やスペイン人に滅ぼされたわけではなく、最後の王が自ら退位し王朝史を閉じたのではないかと言われている。
人が周囲の木を伐りすぎてしまったため土地が乾き、この地に住めなくなったのだろうとも言われている。遺跡の入口近くに、エル・ボスケと呼ばれる遺跡区に通ずるトレールがあり、そのトレール沿いに立つ案内板にそのようなことが書かれていた。
王朝がなくなってコパンの地が遺棄されてから1,200年ちょっと。森は遺跡を完全に飲み込むまでに蘇った。自然の力に感服する。

コパン遺跡にはグッときたが、やはりというかホンジュラスという国にはあまりなじまないなぁ。何がどうということはないのだけれど・・・。
ちなみに、遺跡の入場料は285L。
あまり米ドルを使いたくなかったのでATMで下ろしたのだけれど、唯一カードの使えたBACでは$3も手数料を取られた。ニカラグアのグラナダでも$3取られたあの銀行だ。
あぁ腹立たしい。

22mar2011 コパン遺跡へ続く遊歩道 22mar2011 入り口にあるJICAの記念碑
コパン遺跡へ続く遊歩道                遺跡入り口にあるJICAの記念碑

22mar2011 この朽ち加減がたまらない 22mar2011 気に侵食される遺跡
この朽ち加減がたまらない               自然は偉大だ

22mar2011 マヤ・アーチ 22mar2011 ユニークなレリーフ
見事なマヤ・アーチ                    神聖文字や彫刻の造形はかなりユニーク

22mar2011 東広場の彫像 22mar2011 彫像やレリーフはユニークだ
東広場にあったユニークなレリーフ          これも東広場にあったレリーフ
関連記事
スポンサーサイト



Comment 0

There are no comments yet.

Leave a comment