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サン・サルバドル その1

2011/3/18 金
10:00のバスでサン・サルバドルへ移動。
サン・サルバドル行きのバスには、エアコン付きで直通に近いちょっと高いバスと普通の路線バスとがある。高いといっても$3だけど・・・。
急いでるわけじゃないし安い方のバスでいいや、ってことで待っていると、あっちからサン・サルバドル行きが出るぞと客引きされた。
見ると、ちょっと離れたところに高い方と思しきバスが止まっている。
エルサルの素晴らしいところは、ここで他の人がいろいろ教えてくれるところ。「ここから出るバスの方が安いわよ」と一緒に待ってたおばちゃんが教えてくれる。
「こっちのバスの方が安いけどあっちの方が快適だよ」とまた別のおっちゃんが教えてくれる。
そのバスに乗ろうとしてる人たちが通りがかりに「サン・サルバドルだったらあのバスだぞ、急いで、急いで」と声を掛けてくれる。
運賃を聞いたら$3だったので、結局そのバスに乗ることにした。バスは既にほぼ満席。地元の人も普通に利用しているバスのようである。

エアコンが効いていて久々に快適なバスだった。だからかもしれないが、車窓から見える景色が美しく思えた。
2時間15分でサン・サルバドルに到着。着いたのはテルミナル・デ・オリエンテ。サン・サルバドルもあちこちにターミナルが散らばっている。
セントロまでは距離があって、歩きではちょっと行けそうにない。
タクシーの運ちゃんが声を掛けてくる。まったく商売っ気がない。むしろ困ってる旅行者を助けてくれてるって感じだ。
料金を$4にまけてくれたのだけれど、ここは路線バスで行くことに。すると、「バス乗り場はあっちだよ。通りに出てすぐ右側」と親切に教えてくれる。
バスはないとか嘘ばかり言うどこぞの国とは大違いだ。隣の国なのにどうしてこうも違うのか。
いろいろな行き先のバスがあってどれに乗ればいいのかわからない。すると、通りすがりの人がバスを止めて運ちゃんに確認してくれる。
なんていい国なんだ、エルサル。ニカラグアと並んで中米で最も貧しい国だけれど、このホスピタリティーには脱帽だ。やっぱ何より国って人なんだよね~。
バスは混んでいた。席が空くと、「後ろの席が空いてるよ」とわざわざ教えてくれる。
もちろんどこで降りればいいのかわからない。すると、「ここ、ここ。プエルト・テルミナルならここだよ」と周りの人全員が教えてくれる。
ブラジルやシリアを髣髴とさせる人の良さ。エルサルは間違いなくいい国だ。
食堂のおばちゃんやそこに来る客、とにかく会う人会う人みんな感じがいい。何を持ってこういう国民性が形成されるのか、謎である。

宿はプエルト・テルミナルにほど近いパサデナⅡに決定。
この宿がまた実にスバラシイ。管理が行き届いていて静かでキレイ。期待してなかったWiFiも使えるし、コーヒーもフリー。中庭風のスペースにあるテーブルでのんびり日記を書いたりもできる。町も宿も居心地がいいので2、3日のんびりすることにしよう。
Wが一泊$12。おそらくまたシングルの部屋を二人に貸してくれたのだと思う。昨日もそうだったけど、こちらの身なりを見て察してくれるのか、真っ先に一番安い部屋に案内してくれるところがまたスバラシイ。
ちなみに、中央市場の方に行けばもっと安い宿がいくつかあると思う。

荷物を置いて町に出てみる。
ハッキリ言って見どころと呼べるようなものは何もない。何もないけど面白い、そんな町だサン・サルバドルは。
少し標高が上がった(海抜およそ700m)ためか、ニカラグアや昨日通過したホンジュラス、一泊したサン・ミゲルと比べてだいぶ過ごしやすい。
町の中心はバリオス広場の付近で、広場の北側にカテドラル、西側に国立宮殿がある。
広場の周囲一帯に中央市場が延々と広がっている。この雑然とした雰囲気は久々にアジアを髣髴とさせる。これがたまらなく心地よく、そして面白い。
ガラクタから衣類、電化製品まで何でも売っている。
サン・サルバドルも治安があまりよろしくない、と言われている。が、昼間に関して言えばそんな空気は微塵もない。老若男女、買い物客でごった返していて実に賑やかだ。
町中にはマシンガンやショットガンを持ったガードやポリスがやたらといるから安心だ(裏を返すとそれだけ危険ということかもしれないけれど・・・)。
いずれにしても、自分らの感覚では安心して歩ける町だ。

市場で野菜や果物を売ってる人たちがやたらと「コーラ、コーラ」と叫んでいる。
コーラを売ってるわけでもないみたいだし、何のことやらさっぱりわからなかったのだけれど、コーヒー売りのおばちゃんからコーヒーを買ったときに謎が判明した。
おばちゃんに値段を聞くと、「ウナ・コーラ」と言う。???。聞き直しても「ウナ・コーラ」。???。
コーラ?何か知らない通貨単位があるのか???
おばちゃんとやり取りしていると、近くにいた人が「25セントだよ」と教えてくれた。
あぁぁそういうことか・・・「コーラ」ってのは「クォーター」のことなのね。スペイン語でクォーターのことをコーラとは言わないみたいだから、どうやらエルサル独自の言い方みたい。
市場で「コーラ、コーラ」と連呼しているから、25セントで買えるものがけっこうあるのだろうな。

18mar2011 サン・サルバドルのカテドラルはモダンな感じ 18mar2011 中は広くて明るい
サン・サルバドルのカテドラルはモダンな感じ    中は広くて明るい

18mar2011 中央市場の外れの方
中央市場の外れのほう

2011/3/19 土
エルサルは、中米諸国の中でも最も内戦の長く続いた国である。
この国はつい最近まで一握りの富豪が政治、経済、軍事を牛耳っていた。一握りの富豪というのは、スペイン侵略時代から続く征服者の地主家系の人たちである。
'80年代は内戦に明け暮れ、終結したのは'92年の話だ。
昔、オリバー・ストーンの映画に「サルバドール」(だったかな?)というのがあったけど、確かその映画はこのときの内戦のことを描いたものだった。「プラトーン」の次に撮った映画だったかなぁ。高校生のときリアル・タイムで見ていながら、当時売り出し中だったシンシア・ギブが出ていたことくらいしか今となっては覚えていないのだけれど・・・。
いずれにしても内戦の頃の暗い影は今の町中には感じられない。
一度映像なりで見た印象というのは強烈で、エルサルに来てみるまでは頭の片隅にその頃の暗い印象が影を落としていた。時の流れというものを感じるな。カンボジア然り、ルワンダ然り、レバノン然り・・・である。

サン・サルバドルは今日も快晴。
またメルカド周辺をブラブラしてみた。なかなか面白いところである。
アルミテープ?を切り売りしてるおっちゃん。誰が何のために買っていくのか、とてもそんなに需要があるとは思えない。
その横でゴムボールを売るおっちゃん。たぶん一日一個売れないと思う・・・。
はたまた歯ブラシだけを売り歩いている人(しかも何人も)や、ロール・ペーパーを3個だけ持って売り歩いている人(今その辺で買ってきたんじゃなかろうか)、などなど。一品勝負の人もかなりいる。
掘っ立て小屋の店を構えている人たちに歩いて行商している人たちが入り混じってたいそうな賑わいだ。

メルカドの中に唐突に建っていた教会では、何かの催しが行われていた。最初結婚式かな、と思ったのだが、ちょっと様子が違いそう。
ピンクのドレスを着た主役の女の子はかなりの美人だった。何かのお祝いらしいのだが、何のお祝いなのか結局わからず仕舞いだった。

カテドラルの近くには、元反政府武装組織FMLNのグッズを売ってる店もあった。
店の看板には社会主義革命の指導者をはじめ大物革命家たちの写真がズラリ。マルクス、レーニンにはじまってサパタ、カストロ、ゲバラなど。よく見りゃチャベスまでいた。
売ってるグッズはやはりゲバラ関係が多いな。

19mar2011 市場の賑わい 19mar2011 唐突に教会が現れた
市場の賑わい                       その中に唐突に教会が現れる

19mar2011 教会の中では何かの催しがあった 19mar2011 ピンクのドレスの子が主役
中では何か催しが行われていた            ピンクのドレスが主役の子・・・かなりの美人

19mar2011 アルミテープを切り売りするおっちゃん 19mar2011 ゴムボールを売るおっちゃん
テープを切り売りするおっちゃん(誰か買うのか?)  その横でゴムボールを売るおっちゃん(一日一個売れないと思う)

19mar2011 FMLNのグッズを売る店の看板 19mar2011 ゲバラのグッズが多い
FMLNのグッズを売る店 看板には大物革命家がズラリ  やはりゲバラのグッズが多いな・・・
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