FC2ブログ

アマゾン・ジャングルツアー

2010/12/23 木
Day 1
8:00にホテルでピックアップしてもらってひとまずエージェントへ。ガイドと合流し、車でマナウス郊外のセアザ港へ。
ガイドのマルクスは柳沢慎吾にちょっと似ている。
港で他のツアー・メンバーと合流し、まずはボートで2河川合流点へ向かう。
今回のツアー・メンバーは、自分ら二人の他にイタリア人二人とブラジル人のおっちゃん一人、それと、客だか助手だかわからないガイドの彼女と思しきブラジル人女性一人。
2河川合流点はボートに乗ってすぐ。黒いネグロ川を進んでいくと、やがて境界線の向こうに黄土色のソリモインス川が見えてくる。
両河川は流速、温度、密度といった物理状態が異なるため簡単には混合せず、下流に向かってハッキリと境界線を形成する。境界線の長さは最も水量の少ない今の時季で10km以上、水量の多い時季には70kmほどにもなるらしい。
最終的にはソリモインス川がネグロ川へ押し出す形で混合が促進され、アマゾン川を形成することになる。
物理状態の差異のうちもっともわかりやすいのは温度。ネグロ川に手を浸したまま合流点を突っ切ってソリモインス川に入ると、ヒヤッとする。
ペルーに源を発するソリモインス川は、アンデスの雪解け水を集めて流れてくるため水温が低い。色も泥を含んで黄土色をしている。
一方、コロンビアに源を発するネグロ川はソリモインス川より水温が5~6℃高く、浸水林の間を流れてくるためタンニン等の成分が溶け出して黒い色をしている。
ネグロ川は酸性も強く、pHは3ほどだとか。そのおかげで蚊もほとんどいない。
ソリモインス川の上流からは草が大量に流れてくるが、ネグロ川の上流からは一切流れてこない。
合流する川の性質がここまで異なっているのは実に面白い。
最も印象的なのはやはり色だ・・・大量のブラック・コーヒーとカフェ・オ・レが流れてきて、混ざらずにそのまま流れていくといった感じ。
しばらく眺めていても飽きそうにないが、そこはツアーの悲しいところ・・・僅か数分で合流点を後にして対岸の港へ。
そこから車に乗り換える。
去年は水量が多く、道路をはじめこのあたり一帯が全て水没したらしい。道路脇の家の壁にも屋根のすぐ下まで水に浸かった跡があった。
30分ほどでソリモインス川のとある支流の船着場に着く。
雲行きがかなり怪しく、途中でスコールに遭ったが、船着場に着くとまた晴れていた。
再びボートで水上を移動。川には流れがないから、どっちが上流でどっちが下流なのかまったくわからない。
水量の少ない今の時季は川の両岸が天然の土手のようになっていて、そこに草が生い茂っている。土手の高さは5mほど。
両岸とも土手の上はジャングルとなっているが、ここも水量の多い時季には水没して浸水林となる。どの木にも水没の跡があって、水に浸かっていたところは黒くなっている。地面から5mほどの高さ。
水量が最も多くなるのは乾季の始まる6月頃で、その時季には今より水位が10mほども上がることになる。川幅が一気に広がり、両岸には延々と浸水林が続く・・・今の様子からはまったく想像できない世界だ。
比較的動物が見やすいのは水の少ない時季だが、多い時季にはボートで浸水林の奥まで入ることができる・・・どの時季にアマゾンへ来るべきなのか悩ましいところ。
川を遡っているのか下っているのか定かでないが、ロッジに向けて水上を移動する。途中、ワニやたくさんの鳥を見ることができる。
アマゾンには3種類のカイマンがいるようである。成長すると6mくらいになるものもいるようだが、目にするのはせいぜい1.5mほどの個体。
鳥は種類が多く、サギの仲間やカワセミの仲間、始祖鳥のようなやつとか盛りだくさん。バード・ウォッチングが好きな人にとってはたまらない場所であろう。
驚いたのは予想以上に人が住んでいることだ。水上家屋や高台にある高床式の家にけっこうな人が住んでいる。ロッジもそんな一角にあり、船着場から僅か30分ほど。
残念と言うか予想していた通りと言うべきか、いずれにしても未開のジャングルの真っ只中という感じではない。ツーリスティックというのとは違うのだけれど、やはりちょっとガッカリ。
ロッジに入り、昼食を含め3時間ほどマッタリ。
昼食の時間に前のグループが帰ってきた。このグループにはやかましいイギリス人がいたから、自分らのグループはまともなな人たちでよかったとつくづく胸をなでおろした。
昼食後しばらくしてこの「うる星やつら」は帰路に着き、自分らもボートでピラニア釣りへ。
ポイントへ向かう途中、樹上にいるナマケモノや小型のサルを見られた。
ナマケモノは動きが遅く、ガイドが目ざとく見つけて教えてくれるのだが、よーく見ても幹の一部か垂れ下がった枯れ葉のようにしか見えない。身の危険を感じると一応トップ・スピードで逃げていくのだが、すっごく遅い・・・。
頭上を巨大なワシが何羽も舞っているからナマケモノも大変だ。ワシをはじめジャガーやワニ、アナコンダとナマケモノには敵がいっぱい。よって彼らは滅多なことでは木から下りない。
実は泳ぎが得意で、ジャングルが水没すると木から下りて泳いで移動したりするのだが、長い手足を使って器用に泳ぐ姿はなかなか滑稽だ(映像でしか見たことないけど・・・)。
木の枝にぶら下がっていたナマケモノが巨大なワシにさらわれる瞬間の映像も以前見たことがあるが、これはなかなかショッキングだった。ワシの巣に連れ去られた彼は、ガッチリとツメで押さえつけられながらも、スローな動きで腕を振り上げ抵抗していた。顔はどう見ても笑っているようにしか見えない彼、そんな彼がスローな動きで抵抗する姿は実に切なかった。
ちなみにアマゾンでは、ワシの餌の1/3はナマケモノが占めていると言われる。ワシの巣のある木の下にナマケモノのツメがたくさん落ちている映像も妙に切なかった。
ボートで川を進んでいくと別の支流と合流し、ここはイルカの集合場所になっているとガイドが教えてくれた。ホントにイルカがいっぱい。
カワイルカは2種類いるらしい。一方はグレーで海にいる種に近い。もう一方はピンクイルカと呼ばれているやつで、くちばしのように長い口をしていて頭も小さい。その名の通り淡いピンク色をしている。
残念ながらボートに近づいてきてくれることはなく、それほど間近に見ることはできないのだが、時々水上に背中のあたりを見せてくれる。特にピンクイルカの鮮やかさに目を奪われる。
さらにしばらく行ったところでピラニア釣り。木の棒に糸と針だけを付けた簡単な仕掛けで、餌は鶏肉。
ほとんど入れ食い状態なのだが、フッキングさせて釣り上げるのはなかなか難しい。
第一号はガイドでも船頭の兄ちゃんでもなく自分が釣り上げた!ちょっと気分がいい。
ピラニアにも何種類かいるのだが、いずれにしても釣った後に針を外すのが大仕事。ご存知の通り歯は鋭いし、背びれや胸びれも尖っていて針を外そうと握り締めると痛い・・・。
結局1時間半ほどの釣果は自分が7匹、マユミが3匹。
アマゾンの代名詞のようにして恐れられているピラニアだが、ああ見えて意外に臆病で警戒心も強い魚だ。
実はアマゾンで最も恐ろしいのはピラニアなんかじゃない。カンディルだ。
ナマズの仲間で、何種類もいるようだが、代表的なやつは淡いブルーの体色で、体長10~15cmほど。丸い口に鋭い歯を持っている。
群れで大型魚や動物を襲うのだが、こいつの恐ろしいところは、吸盤のように食いついたと同時にドリルのように回転して体内に侵入するところ。
よってカンディルに襲われると、直径2~3cm程の穴が開くことになる。表面がツルツルな上に体もクネクネしていて体内に侵入しやすい。トンネルを掘って体内に侵入し、内臓をはじめ体内から食い荒らすのだ。
川で洗濯していた女性が女性器から体内に侵入されて死亡する、という被害もあるらしい。
アマゾンにはこんな恐ろしい魚がいるって知ってた?
自分がカンディルのことを知ったのはかれこれ20年ほど前。TVのスペシャル番組でカンディルのことを紹介していた。
アマゾン川に牛だか豚の半身を沈め、しばらくして肉塊を上げると全身穴だらけ。穴の中では大量のカンディルがうねうね動いているという衝撃の映像だった。
この映像を見て以来、アマゾン川では絶対に泳ぐまいと心に決めた・・・。
番組では、カンディルを捕獲して日本に持ち帰ろうということもやっていた。捕獲ったって特に仕掛けがあるわけではない。単に肉塊を沈めて引き上げるだけ・・・肉塊の中から大量のカンディルが出てくるという寸法。
ほとんどは日本への空輸の途中で死んでしまったが、生き残った何匹かはサンシャイン水族館へ持ち込まれたはず。今でもいるかどうかは定かでないが、いるなら一度その姿を見てみたいもんだ。
ピラニア釣りをちょっと早めに切り上げることになったのは、スコールがやってきそうだったから。釣りに夢中で気付かなかったが、言われてみると黒い雲が迫っていて今にも降り出しそうな空だった。
案の定、イルカの集合場所から支流に入ったところでスコールにつかまった。目も開けていられないほどの激しい雨。
うだるほど暑いアマゾンだが、スコールになると肌寒かったりする。
急いでビニール・シートを被ったりポンチョを着たりする他の人を尻目に、自分ら二人は逆にTシャツを脱いで水着になった。
ロッジに着いたとき、水着一枚でびしょ濡れになった自分らの姿を見て「日本人はスゲーなぁ・・・」と感嘆の声?が上がった。ブラジル人のおっちゃんなど何故か「忍者だ!忍者!」と諸手を上げて大喜び。
ロッジで夕食の後、カイマンの観察のため夜の川にボートを出す。どこのツアーでも行われるお約束のアクティビティで、ガイドが40~50cm程の子供のカイマンを捕まえて生態の説明などをしてくれる。
川の両岸の土手には蛍がピカピカ光っていてとてもキレイ。ロライマ以降やたらと蛍を見ている気がするが、アマゾンにも蛍がいるのかと妙に感心してしまった。
どこにカイマンがいたのか自分らにはさっぱりわからなかったが、ライトを照らして見つけると静かにボートを岸に寄せ、そのままバシャバシャと川に入ってガイドがカイマンを捕獲。
子供のカイマンの可愛いこと・・・まるで恐竜の赤ちゃんのようだ。腹部の白い部分はプヨプヨしていて柔らかいし、四肢もまだ小さくてカエルの脚のよう。捕まってしまうと意外と大人しくしている。
一通り説明を終えると、また川に返す。
ロッジに戻って今日の予定は終了。
ロッジには簡単なバーがあり、「これを飲めばよく眠れる」とガイドがカイピリーニャというカクテルを注文してくれた。一寸ガイドの奢りかと思ったのだが、酒代は最終日にしっかり請求された・・・。
夜は静かで快適だった。

23dec2010 2河川合流点
2河川合流点

23dec2010 川岸のカイマン 23dec2010 ナマケモノ
川岸のカイマン                      トップスピードで下降中のナマケモノ

23dec2010 ピラニア釣り 23dec2010 スコールの直前
ピラニア釣りは楽し                    スコールの直前

23dec2010 カイマンの子供 23dec2010 とても可愛い
捕獲したカイマンの子供                 とても可愛い

2010/12/24 金
Day 2
ロッジで朝食の後、ボートで1時間ほどのジャングルへ。
ロッジからはやや離れているものの、ここにもやはり人家はあり、言わばその家の裏山といった感じ。決して未開のジャングルといった風ではなく、薄っすらとトレールもある。
ここは浸水林とは違って一年中水に浸かることのない所謂ジャングルで、バナナの木なども生えている。
まずはゴムの木の表面に鉈で傷をつけて白い樹液を採取、これを火にかざすと天然ゴムになるというデモンストレーション。木工用ボンドのようなにおいがする。
木が鬱蒼と生い茂ってはいるものの、ジャングルの中は意外と明るい。日本の不健康な杉林のように薄暗くはなく、下草もそれなりに生えている。
ジャングルの中を歩きながら、薬品として有用な植物や、食べられる木の実などについてガイドが説明してくれる。
面白かったのは、樹液がサロメチールと同じにおいのする木。何とかヴィックスと言って鼻の通りが良くなると説明していたが、葉っぱを筋肉痛のところに貼っておくだけでものすごく効きそうに思える。
2時間ほどジャングルの中を歩いて終了。動物は一切見られず。
ボートでロッジに戻ると、今日からのグループが着いていた。インド人の親子3人と中国人の5人組。
皆で一緒にランチとなったが、中国人のやかましいこと、やかましいこと・・・。食事の間もずっと馬鹿デカイ声で喋りっぱなし。口にものをほおばったまま奇声を発するんじゃねぇ、と言いたい。
イタリア人の二人もブラジル人のおっちゃんも、「彼らはずっと喋っているね・・・」と苦笑していた。
ザッツ中国人!おそらく彼らは本土のボンボンで、中国人の王道を行っていた・・・。
話が脱線するが、ここで独断と偏見で選ぶ旅先で出会う世界三大「うる星やつら」を挙げてみると・・・中国人、イギリス人、スペイン人。
中国人は旅先で会うことは滅多にないのだが、出遭ったときの衝撃は凄まじい。
いつもツアーなどでは、この人たちと一緒になりはしないだろうかとドキドキする。
この人たちに共通する点は、①早口、②やたらと声がデカイ、そして③人目と言うか人の迷惑をまったく気にしない。
二人で喋っているのに、部屋の中で喋っているのに、何でそんなに声がデカイの?と言いたくなることしきり。夜中だろうが何だろうがまったく関係ない。
ヒソヒソ話、というか小声で話をするという概念は彼らの中には存在しない模様。
イギリスは紳士、淑女の国などと言われているが、とんでもない。旅先で会うイギリス人にそんな片鱗は微塵もない。
やかましいと感じるのは言葉の響きとも関係している。彼らのチープな言葉の響きはひたすら耳障りなのだ。
不思議なもので、例えば英語圏以外の人が英語を話していたとしても別に耳障りな感じはない。これが早口で馬鹿デカイ声のイングリッシュ・イングリッシュだと途端に耳障りになる。
スペイン語もそう。南米諸国の人たちの話すスペイン語にはどこかコミカルな響きもあるのだが、一たびスペイン人が早口で話し始めると途端に耳障りになるから不思議だ。
中国人の場合、奇怪なポーズで写真を撮るのが好き、というオマケもつく。
なんてことのない場所で写真を撮っている分には笑って済むが、これが観光名所だったりするとひたすら迷惑。後ろでたくさんの人が順番待ちをしていようがなんだろうがまったくお構いなし。自分の気の済むまで場所を占領して写真を撮り続けている。
しかも並ぶということを知らないから、なお性質が悪い。よく言われていることだが、並ぶという概念はホントに持ち合わせていない。
今のところ中国人のパッカーというのはほとんどいない。個人旅行が解禁になったばかりだから・・・。
が、もう何年かすればあふれ出すに違いない。そして世界中で苦労するに違いない。世界中の人たちに自分の国がどう思われているかを知って彼らは愕然とすることになる。
話を元に戻す。
昼食後のシエスタの後、再びボートに乗って川岸のジャングルへ。ここは午前中に行ったジャングルとは違って、水量の多い時季には浸水林となる森である。
森の中を歩いてみると、下草も少なく、まるで間伐後の人工林のように歩きやすい。どの木にも浸水の跡が黒くクッキリと残っている。
深い襞のような根を張る木が多いのが特徴的。半年にも及ぶ浸水期に耐えるためであろう。
中には巨木もある。この日見た一番の巨木は樹齢およそ400年とガイドが説明していたが、まだまだこの倍くらいまで成長するらしい。樹高は何と!60mに達するとか。
浸水林の中を探索した後、ボートで川岸の観察をしながらロッジへ帰った。
実はボートから周りのジャングルを観察しているのがツアーの中で一番面白い。この日も樹上で草を食べるナマケモノを見られた。
予定では、ロッジで夕食を食べてからジャングルへ移動し、今日はジャングルの中のハンモックで寝るはずだった。それも、元々は昼食後にジャングルの中へ移動するはずだったところを譲歩しての予定変更だった。
が、それを何と!さらに予定を変更して今日もロッジに泊まるという。それはないだろ、シンゴちゃん!
理由は何と!ロッジでクリスマス・パーティーがあるから・・・。お前バカか?ロッジのパーティーを期待してジャングル・ツアーに参加しているやつなど一人もいないぞ!パーティーと聞いて喜ぶのはイギリス人くらいなもんだろう。
事実、結果的に自分らのグループも後から来たグループも誰一人としてパーティーには参加していなかった。つまりパーティーなんてツアー参加者にはまったく関係のないことだったのだ。単に、ロッジに泊まった方が楽だからというガイドの都合でしかない。やる気のない腐れガイドめ!
イタリア人の二人もブラジル人のおっちゃんも皆了解したというので、この日の自分らは渋々了解。この頃になるとツアーにほとんど期待はしておらず、どうせジャングルといったってロッジからすぐのところだからジャングルの中で寝るのもロッジで寝るのも大差なかろう、と思ってしまったのだ。
が、これは大失敗だったと後悔した。頑なに言い張ってでもジャングルの中へ行くべきだった。
うるさくてまったく眠れない・・・。
少し離れた食堂で音楽がガンガン鳴り響き、この上なくうるさい。
カイマン観察から帰った中国人の馬鹿デカイ声もやたらうるさかったが、彼らは早くに寝てくれたのでまだよかった。
音楽の方は一晩中鳴りやまず、マユミの話では3:00過ぎにようやく静かになったらしい・・・。

24dec2010 二日目の朝 24dec2010 サロメチールのにおいのする木
2日目の朝 ボートでジャングルへ向かう      サロメチールのにおいのする木

24dec2010 ジャングルを散策 24dec2010 浸水林の巨木
ジャングルを散策中                   浸水林の巨木・・・頭上のラインが浸水の跡

2010/12/25 土
Day 3
日の出前の5:00に起きる。せめてもの罪滅ぼしではないだろうが、明朝はジャングルの散策に行くと昨晩ガイドが言っていたからだ。
口だけでどうせ行かねんじゃねーの?とあまり期待していなかったが、言ってしまった手前ガイドもちゃんと起きていた。
行くのは自分ら二人とイタリア人の二人。イタリア人は時間も守るし、キチンとしている。
ブラジル人のおっちゃんは遅れて来るのかと思っていたが、どうやら行かないらしい。この4人とガイドの5人でボートに乗って出かける。
すぐ近くの浸水林に上陸。
1時間ほど歩いて結局まともに見られたのは、またもやナマケモノくらい。動きの遅いナマケモノは、観察するのにうってつけだ。
「朝なら動物を間近に見られるチャンスがある」などと昨晩ガイドはのたまっていたが、もはやこやつの言うことなど信用できん。話半分に聞いておいたが、やはりこの程度だった。
まぁどう考えたってこんな人の家の裏山みたいなところでそうそう動物など見られんだろう・・・。
曇っていて日の出も今ひとつだったが、いずれにしても早起きするのは気持ちがよい。遠くに響く鳥だかサルの声を聞きながら、朝靄のかかった川にボートで漕ぎ出すのは実に気持ちがよかった。
朝食の後、2泊3日のジャングル・ツアー最後のジャングル散策。ボートに乗ってまた別の浸水林へ。
2時間ほど歩いてまともに見られたのは、またもやナマケモノくらい。こんなに動きが遅くて敵も多いのに、つくづくジャングルに適応した生き物なんだなぁ・・・。
ナマケモノの他、ジャングルで最も成功した動物はサルの仲間に違いない。比較的体の大きなホエザルからリスのように小さなものまで、アマゾンには種類も豊富。
樹上から見たアマゾンは、人間が地上から見ているのとはまったく別の世界だろうなぁ・・・。
途中からブラジル人のおっちゃんが率先してゴミを拾い出し、最後は全員でゴミ拾いのボランティアのようになっていた。
ペットボトルやら空き缶など、けっこうなゴミが集まった。水量の多い時季にどこかから流れてきたゴミと思われ、捨てているのは現地の人たちだから、この人たちの意識が変わらない限りゴミはなくならないけどねぇ~。
ロッジに戻って昼食を食べ、ツアーは終了。
5日間のプログラムでジャングルに来ていたイタリア人二人に別れを告げ、ブラジル人のおっちゃんと3人でマナウスへ帰る。
帰りのボートは行きと違ってトップ・スピード。ロッジから船着場までたったの20分だった。ロッジって舗装路の走る船着場からこんなに近かったのね・・・。
ごく一部を除きジャングル内に道路はないから、川沿いのジャングルに住む人たちにとってはボートが唯一の交通手段。どこへ行くにも町中の原付感覚でボートに乗っているのが面白い。
船着場から乗り合いタクシーでソリモインス川まで移動。
ちなみに今回の乗り合いタクシーは真新しいVWのT2バンだった。何故真新しいのかと言うと、ブラジルでは今でもT2が生産されているから(たぶん)。マナウスの町中でもよく見かける。
愛嬌のある顔で日本にもファンのいるT2。レストアしてキレイに乗っているT2もよく見かけるわけであるが、ブラジルで新車が手に入ると知ったら驚くだろう。
ちなみに、T1(初代ビートル)は何年か前に生産が打ち切られたのではなかったかなぁ・・・記憶が曖昧だけど。
ソリモインス川の船着場に着いたところでまたもやスコールにつかまった。
帰りはここから大型の定期連絡船に乗って対岸のセアザ港へ。
もう一度2河川合流点をじっくり見られると期待したのだが、この連絡船はけっこう高速・・・合流点は一瞬のうちに通過。じっくり見たければ、やはり観光船に乗るしかないようです。
セアザ港からタクシーで町中にあるエージェントのオフィスまで帰ってきた。
それにしてもブラジル人のおっちゃんが一緒でよかった。自分ら二人だけだったら帰ってくるのにもっと苦労したような気がする。
もちろん出迎えてくれたエージェントの兄ちゃんには、ガイドがダメだったとソフトに文句を言っておいた。
こういったツアーはエージェントの良し悪し以前にガイドの質次第だと痛感。
総論として、アマゾンのジャングル・ツアーは今ひとつだった。
過度の期待は持たずに参加したのでショックは小さかったけれど、もしこれから参加しようという人がいたら、あまり期待せずに参加した方がいいとアドバイスしておきたい。
だったら行かない方がいいという意見もありそうだが、矛盾するようだけど、行く価値はそれなりにある。末端だけでもアマゾンの姿を垣間見れるわけだし・・・。
どこのツアーも大同小異だろうから、特に快適性を求めたりしないのであれば安いツアーに参加することをオススメする。
ちなみに今回自分らの当たったシンゴちゃんはダメダメなガイドであったが、運がよければ、フアンが「あそこにはすごいガイドがいる」と言っていたようなガイドに当たるかもしれない。
グラナダⅡに再びチェックイン。
クリスマス期間中のため、この日のマナウスは店が軒並み閉まっていた。先日の人ごみはどこへやら・・・まだ明るいのに人出が疎らで、ちょっと気味悪いくらい。
夕飯を食べられる店もなく、この日の夕飯は奇跡的に開いていた近くの商店で買ったビールとスナックで終了。
明日は日曜でさらに店が閉まっているような気がする・・・。

25dec2010 三日目の朝 夜明け前に漕ぎ出す 25dec2010 ナマケモノはよく見られる
夜明け前の川にボートを出す             ナマケモノは観察にうってつけ

25dec2010 浸水した跡がクッキリ残る 25dec2010 大量のゴミを拾って散策終了
浸水林の中・・・浸水の跡がクッキリと残る      大量のゴミを拾って散策終了
関連記事
スポンサーサイト



Comment 0

There are no comments yet.

Leave a comment