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ボア・ビスタ ~ マナウス

2010/12/20 月
ブラジルにどんなイメージを抱かれるだろうか?入国前の自分のイメージは一言で言うと「混沌」もしくは「多様」。で、行ってみたらまさにその通りだった。
経済成長著しい「BRIC」のうちの「B」だから、とにかく今のブラジルには勢いがある。エネルギーの塊。いや、おそらく今始まった話ではなく、昔からずっとそうなんだろうけど・・・。
「混沌」とか「多様」といったことをまず如実に現しているのが人種構成。古くから、先住民と白人、黒人が混血を重ねてきた上、数多くの移民を受け入れてきたため、人種が入り乱れ、まさに混沌としている。
ブラジル各地にはもともとインディヘナの人たちが暮していたが、今のブラジルにその面影はほとんどない。人によってインディヘナの面影が薄っすら残っているかなぁという人も見かけるが、非常に薄い。
ブラジルに限った話ではないが、どうもモンゴロイドの血は弱いような気がする。白人や黒人(おそらくともに血が強い)と混血すると、即座に特徴が打ち消されてしまうように思われる。
よってインディヘナの血はどこへやら、ブラジル人の混血のベースは、侵出または植民してきた白人と奴隷としてアフリカから大量に連れて来られた黒人であるように見える。
「混沌」は車一つをとっても窺える。欧州車にアメ車、日本車、韓国車・・・どれが多いということはなく多様な車が走っている。強いて言えば、VWとフィアットが目立つといったところか。
ブラジルは南米大陸の約半分を占める巨大な国。世界第5位の面積は日本の23倍。
が、人の住む地域は意外と限られていて、サン・パウロやリオ・デ・ジャネイロといった大都市は主に南東部の大西洋岸に集中している。
北部の大部分を占めるアマゾン流域やボリビア、パラグアイとの国境地帯に広がるパンタナールには、文明人の手の届かない大自然が広がっている。
ブラジルの公用語はご存知の通りポルトガル語。すごいと思うのは、ポルトガル本国の人口が1千万人ちょっとであるのに対し、ブラジルの人口はおよそ2億人。
日本語に例えると、別の国で中国人とインド人の全てが日本語を話しているということになる。もはやブラジルで話されているポルトガル語の方が主流なのではあるまいか・・・。
寝てる間に赤道を越え、10:30にマナウスのバスターミナルに到着。15時間くらいかかるものと思っていたら、意外に早く11時間半で着いてしまったのでちょっと面食らった。
マナウスはアマゾンの真っ只中にある大都市。よく知られた、本流のソリモインス川と支流のネグロ川の合流点より約10km上流のネグロ川河畔にある。
河畔にあるためか、ボア・ビスタよりグッと過ごしやすい。
北のボア・ビスタを除けば、未だに陸路でマナウスに入るのは困難で、船か飛行機が主な交通手段となる。ボア・ビスタとの間に道路が開通したのもほんの20年ほど前だ。
自分らもマナウスからは、河口のベレンまで船でアマゾン川を下る予定。
大アマゾンを目にする前から、忘れないうちにアマゾン川についてちょっと記しておこう。
地図を見ると明らかだが、アマゾン川流域はブラジル、ペルー、ボリビア、エクアドル、コロンビア、ベネズエラにまたがり、まるで血管のように広がっている。
主流であるソリモインス川はペルーに源を発し、長さは6516km。ナイル川の6650kmには僅かに及ばないが、流域面積ではダントツ。
何と!1,000kmを超える支流だけで20本以上あり、一日に世界の1/5の水量を海に放出している。
アマゾン川は傾斜が非常に緩やかで、マナウスが海抜40mであるのに対し、マナウスから1,100km上流にあるタバチンガでも海抜55mしかない。よって雨季には水位が10mほども上昇する。
河口付近へ行くと、その川幅は何と!160kmもあるらしい。想像を遥かに超えたスケール!河口に浮かぶマラジョー島は、何と!九州と同じくらいの大きさ。もちろん世界最大の中島だ。
見る前からドキドキの大アマゾン、恐るべし。これからじっくり堪能することにしよう。
さて、マナウスのバス・ターミナルもセントロから離れたところにある。バスで行けるだろう、と思って探してみるが、それらしきものが見当たらない。どうやらセントロ行きのバスは長距離バス・ターミナルからは直接出ていないようである。
周りの人に聞いても皆タクシーで行けと言うので、タクシーを使うことに。運賃は人によって多少のバラツキがあるが、セントロまで30Rほど。
マナウスの安宿はドス・アンドラダス通りにいくつかあるらしいので、タクシーでそこまで行ってもらう。所々道が渋滞していて30分ほどかかった。
宿はグラナダⅡに決定。シャワー、トイレの他にエアコン、冷蔵庫まで付いたWが一泊45R。決して安くはないが、おそらくマナウスでは最安レベル。
先日両替えした$200分のレアルが早くも底を着いてきたので(ブラジル、恐るべし!)、ちょっと一休みしてから外に出てみると、「あっ」という間にスコールに捕まった。
すぐやむだろうと思い軒下で雨宿りするが、一向に雨足が弱まらず。その間に昼飯を食べてもまだまだ降ってる。昼過ぎなのに辺りは暗く、車はライトを点けて走っている。
傘もカッパも屁の役にも立たない激しい雨。そのままの勢いで2時間降り続いた。スコールじゃなかったのか???
雨足が弱まった隙に宿へ逃げ帰ったものの、結局暗くなるまで雨は降り続いた。
ブラジルは、少なくともマナウスは飯が旨い。肉も魚も野菜も米も、バランスよく食べられる。このレパートリーの豊富さはペルー以来であろうか。スープ状の煮豆をよく食べるのが特徴的と言えば特徴的。
人はとにかく陽気で、そしてフレンドリー。
物価はまぁ高いわけであるが、感覚的にはチリよりは安い。質がまったく伴ってないという意味で、とにかくチリは高かった。
前にパタゴニアへ行ったときは、それほど貧乏旅行をしていたわけでないこともあってけっこう好印象だったのだけれど、南米諸国中現時点で自分らにとって最もポイントの低い国は間違いなくチリだな。
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