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カラカス ~ シウダ・ボリーバル

2010/12/1 水
4:00にはカラカスに到着。横になったと思ったら、もう降りる準備。
あぁぁ・・・このままずっと寝ていたい。
荷物検査がけっこう厳しいのかと思いきや、X線に通すだけで終了。
ロビーに出ると、早速闇両替えのおっちゃんに声をかけられた。空港の外に出りゃいるだろうと思っていたのだが、早速こんなところにいたので幸いした。
おっちゃんのレートは$1=7Bs(ボリーバル)。ずっと同じ飛行機に乗っていたおっちゃんから闇のレートは7~8Bsと聞いていたので特に悪くもない。
ベネズエラに入国してから一日以上経っていながら未だにベネズエラの通貨を持っていない自分ら。とりあえず$100だけ両替え。
おっちゃんが両替えしてくれるのかと思いきや、ちょっと待ってろと言って別の人を連れてきた。何とその人は警官!警官に闇両替えしてもらうとは・・・一瞬呆然としてしまった。
ベネズエラの通貨はボリーバル(Bs)。2008年にデノミを実施して、それまでの通貨から0(ゼロ)が3つとれた形となっている。一応今の公定レートは$1=4.3Bsくらい。
が、旅人は皆心得ているが、ベネズエラ国内は完全な二重レートとなっている。
正規のカンビオで米ドルを売る場合のレートは$1=4Bsくらい。これに対し闇レートは$1=7~8Bsくらいだから、正規のカンビオなんかで両替えすると明確に損をすることになる。
ベネズエラ国内の物の値段を考えると、闇レートの方が実態に近い。公定レートで換算すると全てのものが高過ぎてしまうのだ。
闇と言ったってそんなにいかがわしいものではなく、(一応違法ではあるが)万人の知るところ。形だけでも人目をはばかるようにはしているものの、白昼堂々茶飯事に行われていることである。
ただし再両替えの際にはおそらくレシートが必要になるから、一度に多額を両替えしてしまうのは危険である。そこそこの町であればどこでも両替えできるから、必要な分だけちょっとずつ両替えするのが常套手段。
当面必要なボリーバルも手に入ったところで、まずは寝る!まだ開いてないカフェのテーブルで何人か寝ていたので、自分らも混ざることに。
ベネズエラは国土全体が熱帯圏に属しているからもちろん暑いのだが、ちょっとした建物や乗り物の中はクーラーがガンガンに効いていてむしろ寒い。長袖シャツの上にカッパまで着込んで寝入る。
さすが世界でも5本指に入る産油国!ベネズエラでは石油が嘘みたいに安いのだ。エコや省エネなどどこ吹く風。クーラーはガンガン、町中には古いアメ車が溢れ、ガソリンを撒き散らしながら走っている。
石油が安いことでバスの運賃なんかが安いのは旅人にとってはありがたい。
8:00過ぎに起き出し、この日の行動開始。
空港はカラカスの市街から30kmも離れたところにある。街でちょっとのんびりしたい衝動もあるのだが、カラカスにはブラジルから戻った後また来るので、カラカスには滞在せずこのままシウダ・ボリーバルへ移動することにした。
念のため空港でもう$100両替え。今度のおっちゃんは$1=7.5Bsで両替えしてくれた、一応カフェのテーブルでコソコソと。
他の南米諸国では皆が皆嘘みたいに念入りに偽札のチェックをしていたが、逆にベネズエラは嘘みたいに何もチェックしない。(こちらに渡すボリーバルはしっかり数えてくれるが)下手するとこちらが渡す米ドルはろくに数えもしなかったりする。
バス・ターミナルがまた果てしなく遠いところにある。ちなみに、シウダ・ボリーバルへ行く場合「地球の歩き方」にあるターミナルは誤りで、テルミナル・オリエンテが正しい。
バスを利用する人は、どこへ行きたいのかを告げて誰か近くの人にターミナルの場所を教えてもらった方がよい。
で、ターミナルまでの足だが、路線バスなんかを乗り継いで行けないこともないのだろうが、面倒だしリスキーだしということでタクシーを使うことになる。が、カラカスの場合このタクシーが鬼門だったりする。
誤って変なタクシーに当たると、タクシー強盗に遭うことがある。途中で仲間が乗り込んできて変なとこに連れて行かれ、金品を奪われるというアレだ。
流しのタクシーを拾えばもっと安く行けるのだろうが、ここは安全策をとって空港のオフィシャル・タクシーを使うことにした。
テルミナル・オリエンテまで交渉の結果230Bs。黒塗りのフォード・エクスプローラーで、乗り心地はいたって快適。もちろんクーラーはガンガンに効き過ぎている。
カラカスの標高は1,000mほど。広い平地にあると勝手に思い込んでいたのだが、けっこうな山の中にある。斜面に家々が建ち並んでいる姿はどことなくラパスっぽい。
市街は車が溢れ、渋滞が酷い。この日は曇っていた所為もあろうが、街中にはちょっと退廃的な雰囲気が漂う。まぁ次回ちゃんと見てみないと何とも言えないが、タクシーの車窓から見るとそんな感じがする。
ターミナルは果てしなく遠く、空港から1時間半弱もかかった。料金の230Bsもちょっと納得。
ターミナルには多くのバス会社の窓口があり、シウダ・ボリーバル行きとも書いてあるのだが、この日実際に走らせていたのは2社だけ。
ともに昼のバスと夕方のバスがあるのだが、通常だとシウダ・ボリーバルまで8時間ほど、どちらにしても中途半端な時間に着く。
カラカスのターミナルに何時間もいるのもしんどく、結局14:45のバスに乗ることにした。予定だと23:00に着いてしまうが、まぁ着いてから考えよう。運賃は80Bsだからチリ、アルゼンチンと比べるとはるかに安い。
治安どうこうの話はあるが、ベネズエラの雰囲気は自分らには心地いい。チリやアルゼンチンよりずっと庶民的な感じだ。屋台や露店が目につくのが好印象。なんかコロンビアにでも帰ってきたような感じがする。
ただし人種構成は大きく異なり、黒人が多いことがこれまで回ってきた南米諸国とは異質だ。がたいのいい人が多く、一見ちょっと強面に見えるから、暫らくインディヘナの人たちに慣れ親しんできた目にはちょっと怖くも見えたりする。アフリカと一緒ですぐに慣れるだろうけど。
ターミナルの中にもチリ、アルゼンチンではお目にかかれなかった屋台風の安食堂があり、久々に楽しく食事ができた。この感じはボリビア以来だろうか。
バスのチケットを買っているときに一人の孫を連れたばあちゃんと会った。とてもフレンドリーなばあちゃんで、みかんをくれたりポテトチップスを買ってくれたり、あれこれと自分らの世話を焼いてくれる。孫の男の子も素直そうでとても可愛い。
バスはほぼ時間通りに出発。そのばあちゃんらも同じバスに乗った。
カラカスからちょっと離れたところで車が渋滞している。何でかなぁと思いながら窓の外を眺めていたのだが、しばらくして原因がわかった。
何と、地盤沈下のため左手にクレーターのような馬鹿デカイ穴が開いていて、そこで道路もなくなっている。先日の豪雨の傷跡らしい。
クレーターを大きく迂回するように臨時の道が通されていて、どうやらその通行のために渋滞しているようだった。
そのクレーターを皮切りにそこから先はしばらく酷いことになっていた。
どこもかしこも水浸し・・・家が水没してしまい、道路脇で(道路はちょっと高くなっている)木材とトタンで建てた簡素な屋根の下で人々が煮炊きしていた。
暫らく進むとまた渋滞。今度は道路が川で寸断されている。いや、本来そんなところに川はないのだが、道路を寸断するようにゴーゴーと濁流が流れている、まるで大河の如く。
濁流の幅は数百メートル。こんなとこ通れるの?といった感じ。
が、とっぷりと日も暮れて暗くなった大河の上を大型車同士が普通にすれ違っている。こりゃ渋滞するわけだわ・・・。
しかも大河は一本ではなく、一本越えて暫らく走るとまた一本といった感じ。暗闇の中、そんな渡渉を延々と繰り返す。
20:30頃、夕食休憩のためドライブインのようなところに止まる。ここでもばあちゃんがチキンをくれたり、ジュースをくれたり・・・挙句には何か困ったことがあったら連絡しろと住所と電話番号まで教えてくれた。外国人には珍しく、とても字のキレイなばあちゃんだった。
2:00頃だろうか、途中の村でばあちゃんとお孫さんは降りていった。ありがとう、ばあちゃん!
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