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プエルト・マドリン その1

2010/11/5 金
朝目覚めると、パタゴニアの原野の中を走っていた。どこまでも延々と続く原野・・・これぞパタゴニアだ。
コロラド川を境に、ほぼ南緯40°以南の地域をパタゴニアという。その北部に位置し大西洋に突き出た形になっているのがバルデス半島で、プエルト・マドリンは半島の根元にある小さな町である。
プエルト・マドリンのちょっと手前で荷物検査のため1時間ほどストップ、12:30にプエルト・マドリンに到着した。
バス・ターミナルにはインフォメーションのほかツアー・エージェントの出張所のようなところもいくつかあって、宿やツアーについての情報が取れる。
まずは宿探し。プエルト・マドリンは観光で成り立っている町で、小汚い安宿の類は存在しない。相場は、(数はあまりないけど)最も安いドミの部屋で一人50$Aほど。
ドミといってもここの場合3、4人部屋のことが多く、たいてい部屋ごとにシャワーとトイレが付いている。二人であればほぼ間違いなく完全にWとして部屋を使える。
小奇麗で、宿の人の感じも良かったホステル・パルデラスに決定。3人部屋をWとして使え、部屋にトイレとシャワーも付いている。朝食付きでもちろんWiFiもフリー。宿代は一人50$Aのところを二泊するという条件で45$Aにまけてくれた。
プエルト・マドリンは海沿いの小さな町である。いつもこんな感じなのか、それともまだちょっとシーズンには早いからか、町中は閑散としている。町は小奇麗でツーリスティックなわけであるが、ここまでハッキリしていると逆に諦めもつく。静かで、居心地は悪くないように思う。
アルゼンチンは物価が高かったり食べるものに困ったりと色々あるのは確かなんだけれど、人はいい。おおらかでめっぽう明るく、皆とても親切だ。
ツアー・エージェントなどもガツガツしたところがない。情報は親切に色々くれるけど、しつこく誘ってくるようなことはない。
町が閑散としているのは店が閉まっている所為もある。昼に一度閉まって17:00頃また開く店が多い。
天気はいかにもパタゴニアといった感じ。雲が多く風も強い。
スッキリ晴れたパタゴニアもキレイだけれど、どんより曇った鉛色の空も悪くない。この世の果て感が出ていて、個人的には鉛色のパタゴニアもけっこう気に入っている。
14:00過ぎから一時雨となった。まずは銀行をいくつか回ってみるが、やはり米ドルは下ろせず・・・。
バルデス半島は奈良県くらいの大きさがあり、半島巡りにはタクシーかレンタカーかバスツアーによるしかない。
ツアー・エージェントは町中にいくつもある。ツアー内容も料金もほとんど同じだから、どこで申し込んでも大差はないだろう。
ツアーの相場は、バルデス半島のバスツアーが180$A、ヌエボ湾のホエール・ウォッチングが180$Aといったところで、だいたいこの二つがパックになって一日ツアーとなっている。
エージェントによって半島を回るコースがちょっと違っていたり、現金払いなら割引してくれるところがあるので何軒か回ってみてよさそうなところを選ぶのがよいと思う。
自分らも3軒ほど回ってみてフィーリングで決めた。「フラメンコ・ツアー」というエージェントで、料金は現金払いでバスツアーが150$A、ホエール・ウォッチングが165$A。最安はセットで300$Aというところだったのだが、まぁこの辺は完全にフィーリングで決めた。
エージェント選びより重要なのは天気だ。エージェントの方も良く心得ていて、天気の情報をくれるところもあるので聞いてみるのがよいと思う。
明日は天気がいいということなので、ひとまず明日半島のツアーに参加することに。当初バスツアーだけでいいかと思っていたのだが、勢いでホエール・ウォッチングもつけてみた。
結論から言うとこれは大正解!むしろホエール・ウォッチングだけでもよかったかという感じだ。明日のツアーのところで詳しく書くけど、ホエール・ウォッチングは絶対オススメ!これだけ見られて165$Aは安い!
町が閑散としているなら宿も空いている。町自体にビンボー・パッカーはおらず、長期旅行者であっても落ち着いた大人の旅行者だったりする。ツーリスティックな割に町も静かで浮ついた雰囲気もなく、もう若くもない自分らにとって妙にしっくりくる町だ。
同じ宿にいる年配のオーストリア人カップル(厳密には夫婦ではないらしい)は、やたらと長い旅を続けている二人であったが、長旅の気負いや沈滞ムードもなく落ち着いていて実に感じがよかった。
同じ宿に3人組のアルヘンティーノもいた。彼らは漁師で、ブエノス・アイレスからプエルト・マドリンに仕事を探しに来たということであった。自分らの身なりがそれほど貧相なのか、「お前らも仕事を探しに来ているのか?」などと聞かれてしまった・・・。そんな彼らが長期滞在しているくらいだから、この宿はプエルト・マドリンの中では安いのだろうと思う。

5nov2010 次の日の朝
次の日の朝になっても景色は変わらず・・・
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