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ビジャ・モンテス ~ アスンシオン

2010/10/21 木
ビジャ・モンテスを出て1時間半ほど、5:30前にボリビアのイミグレに着く。出国の手続きはいたってスムーズ。
出国印をもらい、イミグレの外に机を並べるおばちゃんのところで余ったボリビアーノをグアラニーに両替え。レートはよくないが、この先ボリビアーノを両替えできるところもそうそうなさそうなので仕方ない。
30分ほどで全員の手続きが済み、6:00に再びバスは走り始めた。道も良くないし、ボリビアからパラグアイに抜ける旅行者は少なく、同じバスに乗り合わせたのはイギリス人カップルの二人だけである。
ここの国境が珍しいのは、とにかく国境とイミグレが離れていること。ボリビアのイミグレから国境まで1時間強あり、さらにパラグアイのイミグレまでは国境から4時間ほどもかかる。こんな国境はこれまではじめてである。
7:30前に国境に着く。パラグアイ側ですぐに荷物の検査。何をターゲットにしているのかわからないが、パラグアイはとにかく荷物検査が頻繁で、折に触れてバスを止めて荷物検査が入る。アスンシオンまで都合5~6回はあっただろうか。たいてい外国人ツーリストはフリーパスで、ボリビア人やパラグアイ人が抜き打ちで荷物を開けられている。
パラグアイに入った途端に道が舗装路になった。ただし所々舗装が剥げていて状態はよくない。
国境を越えても車窓の風景は全く変わらない。低木の原野が延々と続く。
パラグアイの国土面積は日本のおよそ1.1倍。ほぼ日本と同じ面積なのだが、山がないためずっと広く感じる。国のほぼ中央を流れるパラグアイ川によって東西に分けられ、地勢的にも気候的にも川の東西で大きく様相を異にする。
人口は日本のおよそ1/300で、そのほとんどがパラグアイ川以東に暮している。国土の60%を占める西部のチャコ地域にはほとんど人が住んでおらず、手付かずの原野が延々と広がる。
ほとんど人が住んでおらず、というのはホントに人が住んでいない。通常世界中どこでも、どんなに人が少ないと言ってもバスで幹線道路を走っていれば所々に集落が現れるもんだ。パラグアイのすごいところは、国境からアスンシオンまで、アスンシオンのごく近くまで集落らしきものが一切ない点である。
つまりバスが休憩に寄れるようなところは皆無で、食堂や商店もなければ物売りもいない。よってバスはノンストップで走り続ける。水は適時バスの中で配ってくれるし、昼食のランチ・ボックスも配られて感激した。
パラグアイ人のゴミに対する意識はおそらくインド人並みだ。ペットボトルだろうがプラ・ゴミだろうが車窓から原野へガンガン投げ捨てる。
昼食の後、ランチ・ボックスのゴミを乗務員のおっちゃんが回収に来た。さすがにこれだけ大量のゴミは回収するのか、と感心したのも束の間、回収を終えてバスの前部へ戻ったおちゃんの取った行動は衝撃的だった。なんと、バスのドアを開けてゴミを原野へぶちまけたのだ、袋は手元に残して中のゴミだけバラバラと・・・。そのほとんどはプラ・ゴミである。ゴミを回収した意味が全くないじゃん!あービックリした。
現在の日本人のゴミに対する意識は、世界的に見て抜群に洗練されている。世界中の人たちとの意識のギャップに驚かされるばかりだ。今時日本ではタバコの吸殻すらポイ捨てする人は稀であろう。
一度世界中の人たちに日本の現状を見せてあげたい。きっと自分が衝撃を受けるのと全く逆の意味で衝撃を受けるに違いない・・・。
11:45にようやくパラグアイのイミグレに到着。ここでもバスを降りてすぐに荷物検査。しかもここでの荷物検査は抜き打ちではなく全員が対象だ。
全ての荷物を一列に並べ、その横に全員が一列に並ぶ。まるで囚人のようである。係官がバスの乗客リストと本人のIDを逐一照合する。
まずは犬による検査。係官が犬を連れて荷物に沿って一往復。犬はキョロキョロしていて真面目に仕事をしているように見えないが、彼の嗅覚だとそんなんでも十分なんだろうな、きっと。犬を使っているところからすると、やはりターゲットはコカインであろうか?
犬のチェックが終わると一人ずつ係官に呼ばれる。荷物を開けるかどうかは係官次第で、マユミの当たった係官は話だけして終わりだったが、自分の当たった係官には荷物を開けるように言われ、半ば荷物を出す破目に・・・あぁ面倒クセー。
荷物チェックに比して入国審査は妙に緩い。日本人はビザ不要で、何も聞かれず即入国スタンプを押してくれる。
ボリビア人やパラグアイ人に対する荷物チェックはかなり執拗で、結局全員の手続きが済むのに1時間ほど要した。
原野の中の一本道をまたひたすら激走、途中何度か荷物チェックを受けながら・・・。これだけ何度も何度も荷物チェックをすることに何か意味があるのか???
途中、大きな破裂音とともにタイヤがバースト。が、後輪だったためバスはスピードを落としてそのまま走り続け、ガソリン・スタンドが現れたところでようやくタイヤ交換。
日が沈み、アスンシオンに近づいたところでようやく家々が現れ始めた。夕立があったのか辺りには所々水溜りがあり、心なしかちょっと涼しくなった気がする。
20:45にようやくアスンシオンに到着。バス・ターミナルに程近いバス会社の前に着くと、着くなりいきなり嵐となった。雷が鳴り、風とともに雨が吹きつける。
屋根の下でしばらく待機。が、一向にやみそうにないので諦めてタクシーを拾う。時間は遅いし雨は降っているしでバスに乗るのが億劫になったのだ。ちなみに、現在パラグアイはサマータイムを採用していてボリビアとは1時間の時差がある。時計を1時間進める。
タクシーで旧市街まで、深夜割り増しもあって54,000G也。パラグアイの通貨は前記の通りグアラニー(G)で、今のレートは$1がおよそ5,000Gくらいである。
宿はガイドブックに出ている一番安い宿、エンバハドールへ。Wが一泊70,000Gのところ、二泊以上で60,000Gにまけてくれる(全室コン・バーニョ)。
久々にボロい宿だが、天井が高くて妙に落ち着いたりする。南米にもこういうボロい宿があったのかぁ・・・。
外は雨が降り続いていて移動中が嘘のように涼しい。こうなると水シャワーのみだとちとキツイ。まぁ普段は問題ないんだろうけど・・・。
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