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ビジャ・モンテス

2010/10/20 水
8:10にビジャ・モンテスに到着。着いたのはとあるバス会社の事務所前。
暑い!とにかく暑すぎる!この感覚は実に久しぶりで、スーダンあたりを思い起こさせる。まぁ実際そこまで暑くはないのだが・・・。
暑いのもそのはずで、ここは標高が700m足らずである。アンデスからかなり内陸に入り、熱帯のジャングルを髣髴とさせる暑さである。
暑いし眠いしで何もやる気が起こらない・・・。
パラグアイのアスンシオン行きのチケットは到着したバス会社の事務所でそのまま取ることができた。他にも何軒か事務所があったが、面倒なのでその場で購入。
運賃は$40!事前の情報通りなのだが、これまでと比べると嘘のように高い。
「2:00」に出発して「6:00」に着くという。てっきり「14:00」に出発して次の日の朝「6:00」に着くのかと思ったのだが、先の例もあるので念入りに確認してみると、夜中の「2:00」に出て夕方の「6:00」に着くということであった。
夜中の2:00までまだ17時間もある・・・。こんなところ(失礼!)でいったいどうしろと言うのだ???
幸い事務所を経営する一家のおばちゃんが奥の部屋を貸してくれたので、ベッドに横たわって本を読んだり居眠りしたり・・・こんな監獄のような部屋(失礼!)でも日差しを遮れるだけで天国だ。
それにしても暑い。監獄のベッドのようなところに横になってひたすら暑さに耐えていると、(実際そこまで暑くはないのだけれど)どうしてもスーダンのワディハルファのことが思い出される。今考えても有り得ない暑さだった・・・。
さて、これからパラグアイに向かうわけだが、パラグアイと聞いて皆さん何を思い浮かべるだろうか?正直な話、自分は何も思い浮かばなかった・・・。要するに国名くらいしか知らんのだ。首都のアスンシオンという名さえちょっと前まで知らなかった。
「地球の歩き方」に割かれているページも極端に少なく、そもそも国のイントロダクションの書き出しからしてこうだ・・・「大規模な遺跡もなく、雄大な自然美もない・・・」。詰まるところ何もないってことなのか???いずれにせよほとんどの人にとってパラグアイは、ギアナ3国を除けば南米諸国の中で最も印象の薄い国ではあるまいか。
で、そのパラグアイに何をしに行くのかと言うと、その印象の薄い国にちょっとだけ興味があったのと、イグアスの滝へ行くのに距離的にはパラグアイを抜けた方が近いということ、そしてブラジルのビザを取るためだ。
パラグアイでブラジルの90日のビザが簡単に取れる、というのは旅人の間ではよく知られた話だ。ブラジルのビザはボリビアなど他の周辺諸国でももちろん取得できるが、通常30日のビザしか発給されない上、ブラジル出国の航空券が必要だったり何かと面倒なのだ。
元々パラグアイには先住民のグアラニー族が住んでいた。が、他の南米諸国同様16世紀にスペイン人が侵出してくる。グアラニー族は何故かスペイン人を神のように崇拝し、一人のスペイン人が30~50人のグアラニー族の女性を妻としたらしい。結果、スペイン人とグアラニー続の混血が進み、現在人口の96%ほどはメスティーソが占めている。
それでもパラグアイの人たちはグアラニー族の祖先の血を誇りにしており、通貨の単位がグアラニーなら国の公用語もスペイン語とグアラニー語の二つである。
グアラニー語は学校教育でも必修となっていて国民のほとんどがグアラニー語を話す。植民国であるスペインの言語を話しながら原住民の言語を何世紀にも渡って受け継いでいる国は世界でも珍しい。
それから面白いのは国旗。表と裏があり、中央に描かれた紋章が異なる。表が星で裏はライオンである。
日が陰るとずいぶん凌ぎやすくなる。暑さで食欲も失せて昼食は抜き、日が暮れてから夕食を食べ、ひたすらバスの時間を待つ。ベッドを貸してくれたのは実にありがたい。バスが来るまでベッドで横になっていればいいのだから・・・。蚊に悩まされたのは南米に来てからはじめてではなかろうか。
結局バスが来たのは3:30過ぎ。ウトウトしながらバスに乗り込む。予想外にバスは満席の状態だった。
3:50に出発。ソッコー眠りに就く。$40もするのに相変らずバスはボロで、足元が狭くて窮屈だった。
今日で旅に出てちょうど一年になる。
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