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ポトシ その2 鉱山ツアー

2010/10/18 月
9:00から鉱山ツアーに参加。
ツアー会社(シルバー・ツアーズ)の前からハイエースに乗ってポトシ鉱山へ移動。他のツアー・メンバーはフランス人3人、カナダ人夫婦の2人、そしてとてもフレンドリーなドイツ人のおっちゃん1人。
途中、鉱山の麓にあるメルカドで鉱山労働者の人たちへの手土産を買う。これは半ば強制的で、見学の際には手土産を持っていく慣わしになっている。
手土産はコカの葉やジュース、アルコールといったものである。アルコールは飲む他にお清めのようなことにも使ったりする。驚きなのはその度数、なんとアルコール分96%!もはや酒ではなく化学薬品である。標高4,000mを超える地でこんなもの飲んでたら死ぬんじゃなかろうか。
メルカドではもちろん鉱山作業に必要な品々も売っている。ダイナマイトもその一つ・・・当然ながら合法で、1、2本なら誰でも簡単に買えそうである。
ダイナマイトはニトログリセリンをケイ藻土に吸着させたもので、ノーベル賞で有名なスウェーデンのノーベルが発明した(と言うかケイ藻土に吸着させるとニトログリセリンを安定保管できるということを発見した)ものである・・・ということは知識としては知っていたが、直に見るのは初めてかもしれん。爆竹のように固形質のものかと勝手に思い込んでいたのだが、実は粘土質のものだったのね・・・。
新聞紙で包まれていて、捲ると緑色をした粘土質のダイナマイトが現れる。これに導火線を挿し込んで発破するわけだ。メルカドにはその導火線も売っている。
メルカドの後、近くの家に寄って見学のユニフォームに着替える。カッパの上下のようなものにヘッドランプ付きのヘルメット、ゴム長靴という出で立ちである。ヘッドランプのバッテリーは巨大で、ベルトで腰に巻く。
戦闘準備完了!いざ出陣!
ガイドが二人いて、スペイン語組と英語組に分かれる。英語組は自分らの他、カナダ人夫婦とドイツ人のおっちゃん。
ポトシの鉱山ツアーはけっこうハードだ。現在も採掘中の鉱山を見学するわけだから、佐渡金山や足尾銅山の観光とはわけが違う。閉所恐怖症の人や岩場を歩いたりするのが苦手な人は耐えられないかもしれない。
まずはトロッコの線路に沿って水平に進む。枝道がいくつもあって中は迷路のようになっている。しばらく進むと下層に通ずる縦穴の一つに出るのだが、ここで早くもカナダ人夫婦がリタイア。穴の手前で待っていることになった。
穴はひと一人がやっと通れるほどの大きさ。側壁は粘土質で手が泥だらけになる。3、4mほどある1本目の梯子を降りたところでドイツ人のおっちゃんもリタイア。曰く、自分には狭すぎるということだ。
坑道は6層になっている。梯子を繋いでひたすら下へ降りていく。30~40mほど降りると最下層に出る。ここまで来るとかなり息苦しく、かつ暑い。額から汗が滴る。
最下層の坑道を水平に詰めていくと最前線の一つに出る。そこではまだ若い二人の鉱夫が働いていた。そのうちの一人はまだ14歳であった。13歳から鉱山で働いているらしい。
作業環境としては劣悪だ。蒸し暑く、息苦しい。粉塵も凄いし、天井はいつ崩れてくるかわからない。
1日8時間ずつ3交代で働いているらしいが、こんな過酷な労働をして稼げるのは1日僅か60~80Bs・・・どう考えても割に合わない。ボリビアという国は彼ら鉱山労働者によって支えられている面が少なからずあるのにだ。
彼らに別れを告げ、降りてきた梯子を上り返して上で待つ3人と合流。またしばらく水平に進む。途中の枝道に入ると別の最前線が見られるということなのだが、希望者を募るとまた自分ら2人だけ・・・残りの3人にはその場で待っててもらって最前線を見学。
そこでは発破の準備をしていた。ダイナマイトは細切れにして使うようである。メルカドで売ってるダイナマイトは1本が20cmくらい、それを3~4cmくらいの細切れにして使用するらしい。
3人と合流してから、最後に坑道の中にある鉱夫たちの神様にタバコを供えてツアーは終了。暑かったり息苦しかったり・・・けっこうハードなツアーであった。正直な話、興味深くはあるけどそれほど面白いものではないかも・・・。
鉱山の外でスペイン語組を待つ間(ツアーはグループごとに別の坑道を訪れる。ツアー会社は他にもあるけど、坑道はいくらでもあるからかち合うことはない)ドイツ人のおっちゃんと楽しくおしゃべり。
旅行中いろいろな国のツーリストに会うけど、一番気が合うのは圧倒的にドイツ人だ。前々から思っているんだけど、日本人とドイツ人は気質が似ているのかもしれない。イタリア人にも一部近いものを感じる(イタリア人旅行者というのはあまりいないけど・・・)。図らずも旧三国同盟の締約国ということになるわけだ。
前にもイタリアのところで書いたけど、全くの偶然であるにせよモノ造りに対する姿勢など気質のある面では似たもの同士の国だったのではないかと思えてくる。
ツアーから帰って近くのネット屋へ行った。ポトシのネット屋は1時間2.5~3Bsといったところ。
夕飯は今日もシルパンチョ!昨日行った左側の店が旨かったのだけれど、何故か今日は閉まっている。まだ行ってない右側の店に行ってみたけど、やはり3軒のうちでは左側の店が一番旨いかな。値段は3軒とも同じ6Bsである。

18oct2010 ポトシ山 18oct2010 鉱山ツアーの出で立ち
いざ、ポトシ山へ!                    鉱山ツアーの出で立ちはこんな感じ・・・

18oct2010 最下層の坑道 18oct2010 鉱夫の神様
最下層の坑道にて 暑いわ、息苦しいわ・・・    鉱夫たちの神様
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