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ボゴタ その1

2010/7/30 金
5:00頃、カリに着いて起こされる。どうやらバスを乗り換えるらしい・・・ダイレクト・バスじゃなかったのかよぉ~。
出遅れて席がなさそうだったが、運ちゃんに言ったら席を確保してくれた。
5:30に再出発・・・ここからひたすらバスの中。
途中の山道で激しい渋滞。とある橋が原因で渋滞していたのだが、特に工事しているわけでなし、結局何で渋滞していたのかわからなかったのだが、ここで3時間ほど立ち往生。明るいうちにボゴタに到着する可能性が極めて低くなった。
また裏目に出たか・・・カリに着いたのは予想していたより遅く5:00、あと1時間半もすれば明るくなるわけだから、こんなことならカリまでにしておけばよかった・・・。
暗くなりかけた頃、道路標識を見たら「BOGOTA 90km」。終わった・・・まだ90kmもあるのかよ!しかもボゴタはここより標高が1,000mも上だ。
結局、ボゴタのトランスポルテ・テルミナルに着いたのは21:00過ぎ。久々に27時間もバスに乗りっぱなしだった。
うぅぅむ、部屋あるのかねぇ・・・もちろん予約などしてないことは言うまでもない。そもそもここはコロンビアの首都であるが、こんな時間に着いて大丈夫なのか???
幸い、テルミナルにタクシー乗り場があったので助かった。ここのタクシー乗り場にはゲートがあり、行き先を告げると運賃の表示されたチケットを発行してくれる。
行き先の宿はアラゴンにした。キトの宿で会った旅行者の話もあって迷ったのだが、まずは情報ノートの情報欲しさにアラゴンに決めた。最近は、WiFiがフリーで使える近くの宿に行く人が多いらしい。まぁ行ってみたら宿に関係なくボゴタに日本人旅行者などいなかったのだけれど・・・。
先頭のタクシーの運ちゃんにチケットを見せて乗り込む。運ちゃんはとても陽気な人で、話に夢中で前など見ていない・・・。南米は、もう絶望的なほど英語の出番はない。今のところマユミのスペイン語のみが頼りだ。こりゃ真面目にスペイン語覚えないとどうにもならん・・・。
それにしてもテルミナルから宿のあるセントロ(旧市街)が遠いこと。遠過ぎる・・・。料金メーターらしきものがガンガン上がっていくが、ホントにチケット通りの9,500COPで行ってくれるのだろうか?
運ちゃんオススメの宿というのもあって通常なら話に乗るところだが、今回はどうしても情報ノートが見たかったのでアラゴンに行ってもらうことにした。
セントロに入ると、週末ということもあってかやたらと人が溢れている。通り沿いにはディスコやクラブ、カジノといったものが目立つ。
そんな中、ちょっと横に逸れると途端に人気のないエリアに出たりする。真っ暗で、ゴミ箱を漁っている人がいて、明らかに表通りとはガラッと空気が変わる。「ここはヤバイ」と本能が告げる。鼻歌交じりだけど、ドアをロックしろと運ちゃんに促されて黙って従う。うぅぅむ・・・この空気、相当ヤバイっす。
表通りに出るとまた賑やかな雰囲気に戻る。ポリスも300mおきくらいにいてホッとする。
無事、アラゴンに到着。運ちゃんも陽気な紳士で、メーターは関係なくチケット通りの9,500COPでOKだった。
部屋も空いていて無事チェックイン。ツインの部屋で一泊一人20,000COP。
なかなか感じのいい宿で、宿番の兄ちゃんも実に感じのいい人だ。聞いたらさっそく情報ノートを貸してくれた。
パラパラと情報ノートを見てから寝る。とにかく疲れた~。

2010/7/31 土
コロンビアに入って以来そうなんだけれど、今朝も天気はイマイチ。この時季の天気はこんな感じなのか?
ボゴタの標高は2,600m、アンデス山脈の東部にある南北500km、東西100kmという巨大な盆地に位置している。
コロンビアという国は、日本の約3倍の面積を持ち広大な平野もあるわけだが、そこは赤道直下の熱帯地域、人口も少なく未開の部分がほとんどだったりする。ボゴタをはじめ、人口の8割近くが山岳地域に集中している、というところが温帯に属する日本などとは状況の異なるところである。
コロンビアと言えば、ダントツで世界最大の麻薬の産地、世界第二位のコーヒーの産地、そして世界有数の美人の産地!である。
そして自転車の世界では、'80年代のルイス・ヘレラを筆頭に優秀なクライマーを数多く輩出している国でもある。あのパンちゃんのジュニア時代のヒーローもルイス・ヘレラだったのだ。
美人の産地、というのはおそらく南米で最も混血の割合が高いということと関係している。メスティーソを筆頭に、ムラート、サンボと全人口の75%ほどが混血である。
反面、インディヘナは人口の1%ほどに過ぎず、実際ボゴタの雰囲気はキトなどとは大きく異なる。ペルーやボリビアにも通ずる、インカというか南米と聞いて多くの人がまず思い浮かべるインディヘナの面影はまず微塵もないと言っていい。これは隣のベネズエラ(やはり美人の産地!)などにも言えることだと思う。
今日は何はともあれ情報ノートから情報収集。コロンビアにはやはりパナマやベネズエラから来ている人が多いようで、アラゴンの情報ノートには中米やベネズエラの情報が多くとても助かる。
一段落したところで街をぶらぶら。交通費に限らず、物価はエクアドルと比べてかなり高い(と言うか、エクアドルが南米の中でかなり安いのだが)。
食事は安食堂で食べても一食4,800COPくらい、ざっとキトの倍くらいの感覚だ。やはりスープとメインにジュースの付いた定食になっている。バーガーの店などが多いのはアメリカの影響が強いからか?
アメリカの影響と言えば、一昨日バスに乗りながら最初に気付いたのはトラック(トレーラー)だ。アフリカ以降見慣れた欧州製のトラックが、ここに来てガラッとアメリカ製(所謂コンボイってやつ)に変わった。決して乗用車にアメ車が多いわけではないのだけれど・・・。
ボリヴァル広場にあるインフォメーションの女の子は英語が堪能でとても親切だった。街の地図をもらいに行ったら、地図を見ながらあれこれ丁寧に説明してくれた。
広場に面したカテドラルに入っていつも通り長イスに座る。ミサでもやっているのかなぁと思ったら、どうやら葬式の最中だった。どうりで地味な色の服を着た人が多かったわけだ。棺桶が教会から運び出されるとき、声楽隊の歌声が教会内に響いて何やら神聖な気分になった。
昼過ぎから時折り雨が降ったり止んだり。
アラゴンも実に居心地のいい宿だ。キトのスクレとはまったく雰囲気の異なる静かな宿で、安全管理はしっかりしているし、スクレとは違った意味で好感の持てる宿である。
宿でネットが使えないのが不便かなぁと思っていたが、さにあらず。近所にはネット屋(1,000COP/h)も、WiFiが使いたい放題のカフェもあるし、時間帯と電波の状況によっては部屋で野良ネットも拾える。情報ノートを見たら引っ越そうかなぁと思っていたが、その必要はなくなった。
治安は、自分の本能に従えば、夜でも人通りのある時間帯、エリアならまず問題ないと思う。表通りは、ポリスもそれこそ100mおきくらいに立っているので安心だ。
でも、一歩外れるとかなりヤバイのは間違いない。このあたりは空気を感じ取るしかなく、要するにそういった空気を嗅ぎ分けられるかどうかが生と死の分岐点なのだと思う。

31jul2010 ボリーヴァル広場とカテドラル

2010/8/1 日
コロンビア、かなりいいっす。何がって、人が◎。コロンビアの人たちはとにかくにこやかで明るくフレンドリー。何かと向こうから話しかけてくれたりするのが旅人にとってとても嬉しい。
コロンビアの人たちの明るさはインディヘナの人たちの明るさとはちょっと質が違う。バリア・フリーとでも言おうか、とにかく誰に対してもオープンで垣根がない。とてもおおらかで、人を包み込んでしまうような優しさが滲み出ている。
日本におけるコロンビアのイメージは、マスコミの偏った情報の所為で残念ながらかなり悪い。でも、百聞は一見にしかず。もっと多くの人にコロンビアという国を見て欲しい。
「見所はどこ?」などと聞かれれば、正直コロンビアにはこれといって有名な見所などない。でも、コロンビアに来て、この国の人たちと接するだけで「来てよかった」と思えるはずだ。
隣のベネズエラもそうだけど、コロンビアで興味を惹かれるのは国民のほとんどが混血であるということだ。先住民のインディヘナは僅か1%に過ぎない。こんな国って他にあるのだろうか?思い当たるところではイスラエルくらいか???
言ってみれば日本で80%の人が白人や黒人とのハーフやクォーターってことになるわけだけれど、そんなこと想像できるだろうか?
そう考えるとちょっと複雑な気分にもなる。
昨日も書いたけど、「美人の産地」というのは混血と密接な関係があるに違いない。犬も雑種が一番可愛い(完全な主観だが)ように、混血は美人を産む一大要素であると勝手に考えている。イスラエル然り、ベネズエラ然りである。
「美人」の話が出たついでに・・・確かにコロンビアには美人が多いけど、(おそらく食生活の影響で)太った人もかなりいて、美人の率で言ったらエチオピアには到底及ばないなぁ。エチオピアはとにかくすごい。何てったってほとんど全員が美人!嘘のようなホントの話なので、興味のある人はぜひエチオピアに行って確認してみてください。
コロンビアに限らず、南米は他と比べて明らかに混血の割合が高いわけだけれど、この事象はスペイン人の性質と関係しているのだろうか?考えてみると、イギリスやフランス、オランダといった他のヨーロッパ諸国が侵出した地でこれほど混血の割合が高いところを自分は知らない。もし、南米に侵出したのがスペイン人でなかったら、南米は今とは違った色になっていたのかもしれない。
さて、今日はモンセラーテの丘に上ってみた、往復ロープウェイで。日曜はロープウェイが割引となっていて、通常往復14,000COPのところ8,000COPで乗ることができる。
ロープウェイで上ったのは歩くのが嫌だったのではなく、少なからず襲われる危険があるらしいからだ。
一般に丘の上(や行く途中)というのは危険度が高い。キトにも宿からすぐのところにパネシージョの丘というのがあったのだが、結局自分らは登らず仕舞いだった(あれだけの距離をタクシーで行くのも癪だし・・・)。
ロープウェイ乗り場までの道は日曜ならまず安全だ。コロンビアの人たちもたくさん上るので、道路沿いに店が並んでとても賑やかである。ちなみに、丘の上まではケーブルカーでも行くことができ、乗り場はロープウェイと同じところにある。
丘の上までの標高差は500mほど。ロープウェイならたったの5分だ。
丘の上には教会があり、日曜は朝の6:00から正午まで1時間おきにミサが行われている。標高3,000mの教会のミサに出る機会というのもそうそうないだろう。教会は人でいっぱいだ。
キトやボゴタの教会ではミサが終わったあと周りの人と握手を交わす慣わしのようなのだが、これって他の場所でも同じなのだろうか?自分はよく知らないのだけれど・・・。
教会内に流れる歌も明るい歌で、どことなくほのぼのとした雰囲気がある。
教会の裏手は日本で言えば伊勢神宮のおかげ横丁のようになっていて、土産物や食べ物の店が軒を連ねていてとても楽しいところだ。
リコッタのようなチーズの上にジャムを乗せたスイーツがとても美味だった。何と言う名のスイーツなのか聞くのを忘れてしまったのだが、街中でも食べられるのだろうか?
丘の上はけっこう広く、のんびり寛げる場所もふんだんにあるので、おそらく一日中いても飽きない。
赤道直下の成せる業で、3,000m以上のところに20mはあるだろう大木がポコポコ生えているから驚きだ。
今日も天気は良くなく、日が出ないのでけっこう寒い。残念ながら昼頃からは雨が降り出し、ガスも湧いてきてしまった。
ロープウェイで街に下り、昨日と同じ店で昼食。この店は早い、安い、旨いの三拍子揃ったナイスな食堂で、いつも地元の人で賑わっている。今日はポリスが大量に食事中だった。残念なのは朝と昼しか開いてないことだ。
午後は街中にある黄金博物館へ。ここも日曜はなんと無料である。
この黄金博物館は、ハッキリ言ってかなり面白い(人によるかもしれないが・・・)。展示の仕方がなかなか凝っていて見ていて飽きない。
特に面白いと思ったのは、人間と金属の関わりを短くまとめた映像(3回も見てしまった)と、金や合金の装飾品の作り方を順を追って説明した展示と映像。こういうのを子どもに見せると、科学や歴史に興味を持つんじゃないかなぁ・・・。赤道記念館もそうだったけど、展示の仕方が実に上手い!
やはり無料の(そんなのばっか)国立博物館も見るつもりでいたのに、黄金博物館だけで終わってしまった・・・。
街の大通りにはけっこうパフォーマーがいる。女装してしゃべりまくっていた一人のパフォーマーは大人気で、彼の周りには人垣ができていた。けっこう稼いでたなぁ・・・。
今日は午前中にマラソン大会も開催され、一応夜のニュースでもちょこっと報道されていた。
うぅぅむ、ボゴタも非常に居心地がいい。あと二日ほど滞在する予定。
南米は見たいところが山ほどあって時間がいくらあっても足りない感じだ。

1aug2010 教会のミサ 1aug2010 リアルなキリスト像

1aug2010 黄金博物館の展示品 1aug2010 黄金博物館の展示品 黄金じゃないけど

1aug2010 街のパフォーマーに大喜びの子ども 1aug2010 かなり稼いでいたパフォーマー ♂
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