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キト その1

2010/7/26 月
今日はほぼ一日情報収集。宿の情報ノートを見て、それから街をぶらぶら。古いけど、ガイドブックも一冊手に入った。
エクアドルの人は日本人に似ている。顔はちょっと黒いけど日本人にそっくりで、体つきは日本人より小柄。なんか妙に親近感が湧く。
言葉はスペイン語を話しているわけだけれど、ゆったりとしたテンポで話すので聞き取りやすく、ソフトな印象を受ける。とてもスペイン人と同じ言語を話しているとは思えない。スペイン語を勉強したいなら、スペインに行くより南米に行った方が上達が早いような気がする。
食事は$1ちょっと出せば飲み物付きの定食が食べられるから、自炊するよりむしろ安食堂で外食した方が安く上がる。
キトの街並は美しく、旧市街は世界遺産にも登録されている。市街を取り囲む山、と言うか緑の美しい丘の斜面にも家々が建ち並び、夜景もキレイである。
標高が高い所為か、真っ青な空もさることながら真っ白な雲がとにかく美しい。雲はホントに真っ白だ。雲ひとつないポルトガルの真っ青な空とはまた別の美しさである。
インフォメーションでLAN航空のオフィスの場所を聞き、バスで新市街に出た。南米の滞在日数を増やすべく、次回以降のフライトの日程を後ろにずらすためだ。これで南米には4ヶ月いられることになる。
LANのオフィスではアメリカンとメヒカーナの日程変更ができなかったので、近くにあるアメリカン航空のオフィスの場所を聞いてハシゴした。アメリカンのオフィス、と言うかショッピング・モールの中にあるカウンターでは、後で要確認ということだが一応メヒカーナの日程変更もできた。
帰りは旧市街までトロリーバスで帰ってきた。バスもトロリーバスも運賃は$0.25。
キトにはアイスクリームの屋台や店も多い。キトの人もけっこう甘いものを食べるようである。一玉$0.25~0.5くらいで、けっこう旨い!
言い忘れていたが、エクアドルの通過はUSドルである(残念ながら・・・)。

26jul2010 サンフランシスコ広場

2010/7/27 火
キトの平均気温は一年を通じほぼ一定で15℃に満たない。「永遠の春」と形容される所以だ。
日差しは強いので日中太陽の下では少々暑く感じることもあるが、ちょっと日が陰ったり日陰に入ったりすると半袖では肌寒い。特に朝晩はけっこう冷えるので、地元の人は日本で言えば春先から秋口くらいの温かそうな格好をしている。半袖、短パンで歩いているのは外国人旅行者だけだ。
乾季の今は雨は降らず、朝と夕方は曇っていることが多いものの日中はカラッと晴れ渡る。
今日は朝からトロリーバスと連結バス、それから普通の路線バスを乗り継いで赤道記念館に行ってきた。
キト近郊の安価な交通手段には3種類ある。今述べたトロリーバスと連結バス、それと普通のバスだ。トロリーバスと普通のバスについては説明するまでもないが、連結バスは他の都市ではちょっとお目にかかったことがないので説明しておきたいと思う。
連結バスと言っても、ジャバラで連結されたバスが普通に道路を走っているだけなら珍しくもなんともない。ヨーロッパあたりでも普通に走っている。
キトの連結バスは専用レーンを走る。バス停も単に道端にあるのではなく、トロリーバスやトラムのようにプラットフォームになっていて、バス停というよりはむしろ駅といった感じだ。
トロリーバスと連結バスの差は動力が電気であるかディーゼルであるかだけ。車両の外見もパンタグラフがあるかないかの差しかないし、プラットフォームの形も同じ、料金システムも一緒だ。
トロリーバスも連結バスもプラットフォームには入口と出口があり、入り口に人のいる料金所があってここでお金を払ってプラットフォームに入る。出口からは入れないようになっているから切符もない。どちらも料金は一律$0.25。
乗りながら思ったのは、「これは画期的な交通手段ではないか」ということだ。専用レーンを走るから渋滞とは無縁、つまり鉄道と同じ感覚で使うことができ、インフラの整備は鉄道より遥かに安い。専用レーンとプラットフォームを造るだけでいいのだから・・・。
朝と夕方のトロリーバスのダイヤはすごい。1分もしないうちに次々とバスがやって来て人を乗せては走り去っていく。それでもどのバスも満員だから、キトの交通システムは上手く回っているのだと思う。料金が安いのもミソだ。一律$0.25(路線バスなら$0.15!)というのはキトの他の物価と比較しても安いと思う。
さて、旧市街から赤道記念館までは3本のバスを乗り継いで1.5時間ほど。
赤道記念館には本物と偽物(と言うと語弊があるかもしれないが・・・)がある。30mの立派な記念碑が建つ有名な方の記念館は偽物(という表現は正しくないかもしれないが)で、ここに引かれているラインは実は赤道からずれている。ということがGPSによる計測の結果明らかとなり、わずか12年前に建てられたのが本物の赤道記念館の方である。
最初に本物の赤道記念館の方に行ってみた。ここは非常に面白い!$3の入場料を払って中に入ると、ガイドがグループごとに色々と説明してくれる。(赤道とはあまり関係ないけど)古代の人の墓からアマゾンに生息する生き物の話まで盛りだくさん。
特に面白いのは赤道上で行われる様々な実験だ。日時計の話からコリオリ力の話まで。
コリオリ力の実験というのは、水槽の渦の向きや生卵を立てるといったもので、台風(サイクロン)の渦の向きが北半球と南半球では逆になるといったことに結びつく話なんだけれど、この実験にはトリックがあるはず。
もちろんコリオリ力というのは紛れもない事実として存在するわけだけれど、おそらく水槽の水程度の質量ではこれほど明確な効果は現れない。つまり、渦の向きが北半球では反時計回り、南半球では時計回り、そして赤道上では渦を巻かないというのは微妙な栓の抜き方によるものだ。同じく、赤道上でなくとも生卵を立てることはできる。
それはさておき、コリオリ力の効果を説明するこれら実験の試み自体はとても面白く、有意義なことだと思う。特に子どもに見せることに意義があるように思える。
こちらの赤道記念館ではパスポートにスタンプを押してくれ、また生卵を立てられると証明書をくれる。
もう一つの方の赤道記念館は、ちょっと古い情報では隣のレストランの駐車場からタダで入れるということだったのだが、あいにくこちらにも警備員がいてダメだった。
$2の入場料を払って正規の入口から入る。本当の赤道からずれていると知ってはいても、こちらの記念碑の方が見栄えがするのは事実。
敷地の中は小さな町を模したようになっていて、緑も多く気持ちのいいところだ。こちらも$2払っても見ておく価値は十分あると思う。

27jul2010 キトの連結バス 27jul2010 本当の赤道

27jul2010 赤道上で生卵を立てる 27jul2010 偽の赤道と見栄えのする記念碑

27jul2010 夕方のサン・フランシスコ広場
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