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バルセロナ

2010/7/14 水
夜は22:00過ぎまで明るいのでどうしても寝る時間が遅くなりがちで、朝起きるのが非常に辛い。今朝も6:30過ぎには起きて出発の準備。
昨日教わった秘密経路でバス・ステーションまで行き、8:15のバスでバルセロナへ向け出発。
Direct Busという会社のバスなんだけど、ちょっと意表を衝かれたのはなんとこのバス、車内での飲食禁止!えぇぇ~そんなバスがあるの?もちろん水を飲むくらいは問題なかろうが、基本的に車内での飲食は禁止らしい。どうりでバスの中が異様にキレイなはずだ。
どうせスペイン語を話す人たちがそんなの守るわけないと思っていたのだが、ホントにバルセロナまで誰も何も食べていなかった。これにはちょっとビックリ。
バスはガラガラで、アフリカだったらこんな人数では絶対出発しないだろう。
スペイン側の国境はフランス側に比べてさらに緩い感じだった。
ちょうど3時間でバルセロナに到着。着いたのはサンツ駅前。
バルセロナは地下鉄網が張り巡らされた巨大都市で、非常に整然としている。バスから降りて、さぁどうしようって感じ。事前情報なしに宿を探すのは至難の業だわ・・・。
ひとまず駅のインフォメーションに行って無料の地図をもらう。ついでに安宿について聞いてみたが、的確な答えは返ってこない。駅の外で人に聞いてみても同じ・・・サンツ駅周辺に安宿はないのかしら・・・。
考えてみりゃ東京駅の前で「どこかに安宿はないだろうか」と訪ねているようなもんだ、聞かれた人がピンと来ないのも当然かもしれん。
いつも通り勘で歩いてみるが、ホテル自体見当たらない。こうデカイ街だと勘も働かせようがない。はて、ホテル街はどこかにあるの???
強烈な日差しで途方に暮れかけた頃、ラッキーなことに話しかけたじいちゃんが安宿を知っていた。案内してくれると言うのでついて行くと、すぐ近くのレンガ造りの建物の前に着いた。看板も何もないので「これホテル?」とじいちゃんに聞いてみると、「シィーシィー」と言って呼び鈴を指す。確かに「Pensione」とだけ書かれている・・・どうやら宿であるらしい。
じいちゃんに礼を言って呼び鈴を鳴らすと、人が降りてきて入口の鍵を開けてくれた。
後でよく見たら、建物の壁に「P」と書かれた30cm四方くらいのプレートが貼ってあった。同じ経営の向かいの建物には「H」の文字。「P」はペンション、「H」はホテルやホステルを表しているのだが、これらのプレートは通りの先からは見えず、建物の前まで行かないと見えない。こりゃ宿が見つかるわけがない。安宿を知ってるじいちゃんに会えたのはラッキーだった。
宿は一泊45Eで、なんとエアコン付き。ドミが1ベッド軽く20E以上するバルセロナでこれは間違いなく安いと思う。
外で昼食を食べながら今後の身の振り方を考える。観光は明日に回し、今日は情報収集で一日終了。
当初はバルセロナからグラナダに行こうと思っていたのだが、グラナダの後ポルトガルへスムーズに抜ける足が見当たらない。ローカル・バスなどを乗り継げば行けるのだろうが、またはまる気がする・・・。バルセロナからは各方面行きの国際バスが出ているので、思い切ってグラナダはパスし、一気にリスボンへ移動することにした。
そうと決まればチケットの手配。地下鉄でバルセロナ・ノルドのバス・ターミナルへ行ってリスボン行きのチケットを取った。ALSA社のバスでマドリッド乗換え、運賃は65.36E。移動距離を考えると、フランスに比べ断然安い。
バルセロナの地下鉄は一回1.4Eと安くはないが、とても便利。路線ごとに「L1」とか「L5」と表示されているのでわかりやすく、列車の本数も多い。ホームの電光掲示板には、次の列車の到着時間がカウントダウンされている。
切符には一回券の他に10回券や一日券、二日券など10種類くらいあり、観光客に優しい設定となっている。
また言語の話になるんだけど、スペイン語というのはとにかく速い。スペイン人はおそらく世界一速く舌の回る人種ではないかと思う。イタリア語と似た言語なのに、どうしてこうもテンポが違うのか・・・もしかしてスペイン人ってせっかちなの?

2010/7/15 木
今日はガウディゆかりの建築物を見に行ってきた。
まずはサグラダ・ファミリア。サグラダ・ファミリア駅というのがあって、サグラダ・ファミリアの目の前まで地下鉄で行ける。
のんびり11:00ころ行ってみたのだが、既にサグラダ・ファミリアを一周してしまうんじゃなかろうかという長蛇の列が・・・。いったいどのくらい待つのかと思ったが、予想外に早く40分ほどで中に入れた。
サグラダ・ファミリアはご存知の通りアントニ・ガウディの設計によるもので、1882年に建設が始まり、完成までにはあと10年とも20年とも言われている。工事は急ピッチで進められているのか、今は大型クレーンに取り囲まれている。
10Eの入場料を払って敷地内に入ると、建設中の聖堂の中を見られるほか、博物館なども見られる。もちろん彫刻なども間近で見ることができる。
うぅぅむ、ハッキリ言ってこれは何時間見ていても飽きないです。博物館もかなり興味深い。
ガウディの設計は、遊び心(としか思えない)の中にキチンとした理論付けがあったりするのが面白い。
ガウディ自身は当に亡くなっているわけだが、その彼の設計したものが今もって造り続けられているところがすごい。とは言ってもイメージ画のようなアバウトな設計図しか残ってないんだろうなぁ、と勝手に思い込んでいたのだが、かなり詳細な設計図が残っているみたいです。不勉強でした!
ガウディはともかく、建設に携わっている人たちにもスケールの大きさを感じる。と言うのは、時間スケールを考えると、ここで働いている人の多くはサグラダ・ファミリアの仕事だけをして一生を終えることになるだろうからだ。一つの作品だけに自分の一生を捧げる、量産品の製造に関わっていた身からするとこれには途轍もないロマンを感じる。
チラッとだが、博物館のフィルムの中で主任彫刻家の外尾悦郎さんも紹介されていた。
おそらく自分の生きている間には完成するだろうから、ぜひともサグラダ・ファミリアの完成した姿を拝んでみたいものである。
ちなみに、ガウディはバルセロナでトラム(路面電車)に轢かれ病院で亡くなったそうである。
サグラダ・ファミリアの後、ラ・ペドゥレラを見てからグエル公園に移動。この公園にはガウディの設計したベンチやアーケードのような通路、オブジェなどがあってとても面白い。もう少し人が少なければ言うことなし。
襞のようにうねうねと張り出したベンチの下は柱のたくさんあるホールのようになっていて、そこでヴァイオリンを演奏している三人組がいた。いい感じに音が通ってずっと聞いていたいような気分になる。いい音色で「カノン」を奏でていたので、荷物になると知りながら思わずCDを買ってしまった。
バルセロナは考えていた以上に素敵な町だった。ガウディの香りも残る、どことなく芸術的な町である。

15jul2010 サグラダ・ファミリア 15jul2010 外壁の彫刻

15jul2010 聖堂のステンドグラス 15jul2010 グエル公園から望むサグラダ・ファミリア

15jul2010 ベンチ下のホールで演奏する人 15jul2010 グエル公園 ガウディのオブジェ
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