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白沢山~大西山(自転車アプローチ)・・・久々の14時間行動

2018年から課題になっていた尾根をトレースしてきました。
アプローチは自宅から自転車。
白沢山から大西山まで往復してます。

日付: 2020/6/9(火) 晴れ
行程: (自宅)0615 ~ 部奈 ~ 0750(白沢山入山口)0830 ~ 0920(白沢山頂) ~ 0925(白諏神社)0950 ~ 1015(P1359) ~ 1210(P1571)1225 ~ 1345(大鹿ルート合流) ~ 1355(P1634) ~ (展望ピーク) ~ 1415(大西山頂) ~ 1420(展望ピーク)1445 ~ 1605(P1571)1615 ~ 1745(P1359) ~ 1815(白諏神社) ~ 1845(白沢山入山口)1910 ~ 部奈 ~ 小渋 ~ 2015(自宅)

6:15に自宅を出て、部奈経由で上峠にある白沢山の入山口へ。
アプローチについては過去の記録を参照ください。

▼過去の記録はこちら
2018年の走り初めと歩き初め=白沢山(敗退)
自転車で白沢山(再トライ)


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県22(松川大鹿線)は現在上峠の手前で道路の整備中。片側通行の区間があります。


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林道菖蒲沢線はきれいな状態ですが、現在はきこり集団が伐採作業に入ってます。重機やトラックが入っているので車で入山口まで入るのはおそらく不可能。ワイヤを配索して大掛かりに伐採してますので、しばらくのあいだ作業が続くと思われます。


当然のように誰もいないと思っていたので、すぐ近くでいきなりチェーンソーの音が聞こえたときはビックリした。
こんなとこまで自転車で入ってきたのを見たほうはもっと驚いたでしょうけど・・・。


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いつもの場所に自転車をとめてスタート。
ここには車が5、6台とめられるスペースがありますが、ここよりちょっと手前のところで重機を持ち込んで伐採作業をしてます。


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適当に沢に下りる。
沢自体は涸れているが、水が湧いているので問題なく水はとれる。


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毎度ながら、付近はキノコの止め山なので9~11月の間は入山禁止。


写真の背景に見えている顕著な尾根に取り付く。
北東方向から南東方向へ、逆J字形状で白沢山へ突き上げている顕著な尾根で、てっきりこの尾根に古い道がつけられていると思い込んでいたのだが・・・その話はまたあとで。

前回はこの尾根の北側斜面につけられた踏み跡を辿ってトラバースし、北へ延びる尾根との合流点で尾根上に出たが、今回は早い段階で尾根上に出てなるべく忠実に尾根を辿ってみた。
尾根上は止め山の印のビニールテープが延々と張られている。


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やはり最後は少々藪をこいで白沢山の山頂。


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山頂から少し南へ下ったところに白諏神社がある。
山頂からだと拝殿の裏からひょっこり神社に出る形になる。


拝殿に参拝者の記帳するノートがあり、ここに前回記名しておいた。
中を見ると、それから何人も記帳していない。白沢山に登る人などやはりほとんどいないのだと思う。

記名をされているのは地元の峠地区の総代の方などがほとんど。
もちろん神社に参拝するために来ているのだが、地区の総代の方たちが藪こぎをして登ってくるとは思えない。
ということは・・・やはり古い道が残っているということか?
道の下りの出だしは明瞭なので、帰りに再びトレースを試みることにする(前回は途中で道をロスト)。

さて、ここからが本番。


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尾根上を南下して、まずは石の祠のあるP1359.。


白沢山~大西山の尾根は松川町と大鹿村の境界となっているが、尾根がやせており、ところどころ大鹿側が激しく崩落している。
そのせいか境界の標石などもほとんどなく、この石の祠などは貴重な目印。

P1359から一度大きく下り、その後は小さなピークをいくつか越えつつあまり標高が上がらない。
なかなか大きな登りにならないので、狙いの尾根を外していないか少々不安になる。

尾根は複雑で、いったん東へ向きを変えてから、再び南へ向きを変える。
が、やせ尾根であるし、地図とコンパスをまめに確認すればまず問題はない。
特に登りとなる白沢山→大西山の場合は問題にならない。下りとなる大西山→白沢山の場合は注意を要する。


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大きな洞のある木。やはり貴重な目印になる。
生きているが何の木だかわからなかった。


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やせ尾根が続く。大鹿側(左)が大きく崩落している。


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ところどころ尾根通しに進めない、もしくは巻いたほうが早い場所がある。
たいてい獣道がついているので、ありがたく使わせてもらう。


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大鹿側に落ちると、場所によって致命的。


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岩場ならいいが、カラマツなどの落ち葉がツルツル滑ってたちが悪い。
急登が多く、アキレス腱がずっと伸びっぱなし。


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しばらく登ると右手に沢が現れる。
水量は少ないが水が流れており、カエル(ヒキガエル?)の鳴き声がする。
鹿などが水を飲んでいる形跡があり、もちろん人も水をとることができる(帰りに補給した)。


滑落の危険度は減るが、ルーファイの上ではこのあたりからが核心。
といっても登りで問題になるのではなく、危ないのは下り。尾根が分岐しているので、帰りは大いに問題になりそう。
振り返って確認すると、いかにも間違えそうなので目印を残しておくことにした。

何箇所かポイントがある。

その1、南に延びていた尾根がナチュラルに曲がって東に向きを変え、その先で南へ直角に曲がるところ。
そこから北へ延びる尾根が派生してるので、帰りはボーッとしてるとそっちへ吸い込まれる。
目印になるようなものが何もないので、ここはケルンを積み、大きな枝を交差させて置いておく。

その2、そこから急登を登った先。尾根が再び東寄り(南東)に向きを変える。
ここも西のほうへ延びる尾根が派生してるので、帰りはボーッとしてると吸い込まれる。
少し先にあるピークからちょっと下ったところに特徴的な樹形のマツがあって目印になる。


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特徴的な形をしたマツ。上から見たところ。


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やせ尾根が続く。


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ひと登りするとようやく三角点のあるP1571。
ルーファイに気をつけるポイントその3、西寄りに延びる尾根が派生している。
ま、三角点があるのでここは大丈夫だろう。


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このあたりから鹿の食害が目立つようになる。
主にカラマツだが、樹皮を剥がれている木が目につく。酷いものになると立ち枯れている。


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食害防止のナイロンネットも目にするようになった。


・・・ま、鹿にとっては酷な話だ。
食べものの少ない冬場に飢えを凌ぐため樹皮を食べるというのはある意味自然な姿であると思うが。
里のほうへ下りてきて、人の植えたものを食べたらもちろん怒られるしね・・・鹿にしてみりゃどうすりゃいいの?という話。
かといって木があまりに立ち枯れしてしまうのも困るし、難しい問題だ。

しばらく行くと広いところに出て、尾根が再び南へ折れる。
ここがポイントその4。登りでは問題にならないが、北に延びる尾根が派生してるので帰りは要注意。
ちょうどいいところに古い箱わなが残置されていて目印になる。


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その昔、このあたりで木を伐っていた山師が仕掛けたものだろうか?
今はシャッターが下りていて機能していない。
それにしても、こんなものをどうやってこんな場所まで・・・手分けして担ぎ上げたの?


ルーファイに注意するのは以上の4ポイント。

今回の山行では登りと下りで一度ずつ、ともに「その4」の付近でルートを外した。
登りのときはその4の少し手前で、やはり南へ延びる顕著な尾根に一足早く入ってしまった。
こんなに下るはずがない、とすぐに気付いて登り返したので事なきを得た。
そして下りでは、尾根上が広いために残置の箱わなを見落として北へ延びる尾根に入ってしまった。
が、こんなところは通ってないとすぐに気付いて登り返し、やはり事なきを得た。

箱わなのあるところからしばらく広い尾根が続く。
ここがブナの巨木の茂る明るい森となっており、テンションが上がる。
実にいいところだ。


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大器晩成のブナ、これで樹齢はどのくらいか?


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すごいとしか言いようがない。ブナはまた枝っぷりがいい。


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そして苔がすごい。


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こんなのがそこかしこに生えている。実にすばらしい場所。
写真もいっぱい撮ったが、きりがないのでこの辺で。


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このあたりは広く平坦でテン場にもよさそう。


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しばらく行くと、尾根は広いままだがブナの巨木の茂る自然林は終わり、忽然と人工林になる。
松川側は見事にカラマツが植林されている。
急に下草も見られるようになるのは、一度皆伐されたからか?


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さらに行くと大西山の大鹿ルートと合流。
足を踏み入れるのは初めてだが、大鹿ルートにはこのような案内板や目印のテープがふんだんにある。


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そして我々にとって謎だったP1634の三角点。
ものすごく辺鄙なところにあった・・・。
付近を見回してもあの禿山らしきものはなく、どうやら松川ルートで目にする禿山とはまったく別の場所らしい。
ということは、あの禿山はP1634ではないということか・・・。
ちなみに、口に手拭いを巻いているのは、からっからで落ち葉のかすなどで喉がおかしくなるから、とのこと。


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しばらく行くと展望ピーク。
やはりこちら側から出た。


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おなじみの大西山の山頂。
すでに14:15、すぐに展望ピークまで引き返して休憩。


まだ残っていたおにぎりとグラノーラを食べたが、グラノーラを食べるときいつも使っている木のスプーンがない。
ここの前に休憩したのは三角点のあるP1571。そこに忘れてきたに違いない・・・帰りに見つかるだろうか?

松川ルートなら展望ピークから2時間ちょっとで林道終点まで下りられるが、そういうわけにもいかない。自転車のある白沢山の入山口まで下りねばならない。
苦労して登ってきたところを下りなければならないと思うと気が重いが、しようがない。

ルーファイに注意して下る。
先に述べたとおり一箇所、残置の箱わなを見落として北へ延びる尾根に入ってしまったが、すぐに気付いたので時間はほとんどロスしなかった。


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行きにも見た真新しい食害、と思いきや・・・


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よく見りゃこれはクマですね。真新しい爪あとが生々しい・・・。
鹿ならこんな時季に樹皮を食べないだろうと思ってはいたんですが。
まだ新しい糞を近くで見たから、その糞の主の仕業だろうか?


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これもクマ。樹皮の剥ぎ方が違うのですぐわかる。
クマの場合はなぜ樹皮を剥ぐのだろう・・・樹液を舐めるのか?それともなわばりの主張か?


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P1571の三角点の前に落ちてました、木のスプーン!
よかった!百均で買ったものですけど・・・。


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途中の切れ落ちた崩落地点から小渋川沿いの道路が見える。


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マツの落ち葉がツルツル滑っていやらしい・・・。
木にしろ根っこにしろ、何かしら手掛かりがないと、とても下りられない。


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白諏神社の鳥居の前まで下りてきた。
18:15、実質的に山行は終了。


さて、白沢山からの下山。
写真の左側に古い登路と思われる道がある。
前回は途中でロストしたが、三度目の正直でトレースできるかどうか、トライすることにした。

・・・トレース成功!


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前にどなたかの記録で見た手すりがあった!
すっかり倒れてますけど・・・。


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そして古い鳥居もあった!
すっかり朽ちてますけど・・・。


道は今でもしっかり残ってましたが、まさかこっちの尾根だったとは・・・。
目の前にある顕著な尾根に道があるものとばかり思ってましたが、まさかこっちの、末端はあまり尾根に見えない地味なほうに登路があったとは。
三度目にして謎が解けた。


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どうにか明るいうちに下山することができた。
何の目印もないので初見じゃまずわからないのではないかと思いますが、こっちに登路があります。


帰りの自転車はまた部奈から小渋へ下りましたが、途中からすっかりナイトランになりました。


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