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アレクサンドリア

2010/5/29 土
次の目的地はアレクサンドリア。別にアレクサンドリアで何が見たいというわけではない。ここまで喜望峰からアフリカ大陸を陸路縦断してきて、一つの区切りとして地中海まで抜けてみることにしたのだ。
昼前に宿を出、地下鉄で国鉄のカイロ駅まで。近代都市カイロには地下鉄が走っている。料金は均一でどこまで乗っても1EP。
カイロ駅の窓口では普通に2等の切符が買えた。アレクサンドリアまで次の列車の切符を買おうとすると、窓口のおっちゃんが「今からの列車か?」と聞くので、「そう、今から」と答えると「12:00の列車だ」と言う。「じゃあ、それで」と深く考えずに応じたものの、時計を見たら既に11:56だった・・・今からホントに12:00の列車に乗れるんかよ、おっちゃん!
急いで発券してもらい、インフォメーションの人に何番線か聞けというのでそれっぽい人に聞いてみる。列車確定後、今度は自分の乗るべき客車がどれなのか人に聞いて確認せねばならない。エジプトの切符はアラビア語表記なので、数字以外何が書いてあるのか読めないのだ(数字だけは車のナンバーを見て必死に覚えたけど・・・)。
小走りで駆け込んで席に着くと、一分もしないうちに発車した。ギリギリセーフ。
それにしてもなんて快適なんだ、エジプトの列車は!快適すぎる。1等と2等の差がまるでわからないからすごい。ちなみにアレクサンドリアまでは一人35EP。
ナイルの肥沃なデルタ地帯を快適に走り抜け、3時間もかからずにアレクサンドリアに到着。到着したアレクサンドリアは列車以上に快適なところだった。
風が実に心地いい。灼熱の砂漠とはまるで無縁の世界だ、ここは。いわゆる地中海性気候ってやつで、この上なく快適である。
アレクサンドリアの駅構内で線路も唐突に終わっていて、終着駅ような感じがまた実にいい。ようやくここまで来たかぁ・・・。ここのところちょっとのことでは心が動かなくなっていたが、珍しく感慨に浸る。
駅を出て、何はともあれ海に出てみる。地中海だぁ・・・ようやく来たかぁ・・・。感激!実に清々しい気分だ。ここまで縦断してきた苦労も手伝って喜びもひとしお。
宿はガミールにした。同じビルに安宿が3つほど入っていて直感で決定したけど、大正解!改装中で客はほとんどいないし、オーナーのおっちゃんは気さくで実に感じがいい。テラスから地中海を望める広い部屋が一泊40EP。一応オーシャンビューの部屋でっせ!
気候といい、街といい、人といい、アレクサンドリアは実に居心地のいい町である。海沿いの雰囲気はどことなくインドのムンバイと似ている。向こうはアラビア海でこっちは地中海という違いはあるけれども。
中東に抜けるルートから外れているためアレクサンドリアに立ち寄る人は案外少ないように思う。でも、アフリカを北上してきた人にもこれから南下する人にも立ち寄ることを強くオススメしたい。アフリカ縦断の終着点として、もしくは出発点として最適な場所のように思えるからだ。
「アレクサンドリアに来てよかった~」・・・少なくとも自分は心の底からそう思った。
カイロでは「コシャリ」以外美味しいものにめぐり合えず、けっこう毎食食べるところに困っていたんだけれど、アレクサンドリアでそんな心配は無用だ。とにかく安くて美味しいもののオンパレード。特に新鮮なシーフードは絶品。久々に腹いっぱい海の幸をいただいて幸せな気分だ。
20:00を過ぎてもまだまだ外は明るい。夕暮れ時は海沿いを散歩していたり、防波堤に座って海を眺めていたりする人がたくさんいる。これがまた実に気持ちいい。何度も言うが本当にいいとこだ、アレクサンドリアは。
シーズンともなるとヨーロッパからそれなりに人が押し寄せるんだろうけど、今の時季は観光客も少ないし、何より街自体それほど観光地っぽい雰囲気はない。街中には路面電車も走っているし建物の多くはレトロ調、どことなく落ち着いた雰囲気があって自分は好きだなぁ・・・。
さて、アレクサンドリアから地中海を渡ればそこはトルコ。その気になればヨーロッパに渡ることも可能だ。でもそっちには行かない。
今後はちょっと南に戻ってスエズ運河を渡り、シナイ半島を回ってヨルダンに抜ける予定だ。

29may2010 街中を海に向かう 29may2010 そして地中海に到達

29may2010 エビ 1kg 29may2010 夕暮れの海岸通り

29may2010 地中海の夕暮れ

2010/5/30 日
毎日快晴で、宿のテラスからはカーイトゥベーイの要塞がキレイに見える。午前中など日陰は半袖では肌寒いくらいだ。
次はシナイ半島のダハブが目的地。
長距離バスターミナルまでバスのチケットを取りに行く。アレクサンドリアの長距離バスターミナルはモウイフ・ゲディードゥという。宿のあるサアド・ザグルール広場から歩いて行ける距離ではないので、広場からセルビス(ハイエースの乗り合いタクシー)に乗る。
セルビスは無数に走っているのだが、車の表記がアラビア語のみのためどれがどこ行きなのかさっぱりわからない。近くの人に聞いたら、親切にモウイフ行きのセルビスを止めてくれた。運賃は均一のようで、どこまで乗ってもたったの75pt(ピアストル、1EP=100pt)。
モウイフは巨大!入口のところに長距離バス各社のチケットオフィスがある。立派なオフィスがあると思ってたら、掘っ立て小屋のようだったので最初それとわからなかった。
バスはエル・ゴウナ社と決めていた。このルートは是非とも昼間移動したかったからだ。夜行ならもう少し安いバスもあるんだけれど・・・。
アレクサンドリアからダハブ、とは言わないまでもシャルム・イッシェーフまでは直行バスがあるだろうと思っていたのだが、カイロで乗り換えねばならないらしい。チケットは通しで買えるのだがちょっと面倒だ。席は指定だからまぁそれでもいいか、と言うか他社のバスも同じらしいからそもそも選択の余地はないのだが・・・。
運賃はシャルム・イッシェーフまで一人105EP。
エジプト一物価の高いシャルム・イッシェーフには泊まりたくないなぁ・・・できればそのまま乗り継いでダハブまで行ってしまいたい。
チケットはモウイフで売ってるくせに、バスはモウイフから出るわけではないらしい。マスル駅から一つカイロ寄りのシディ・ガベル駅の裏手にあるオフィス前から出るらしい・・・なんてややこしい。近くにいた人がオフィスの住所をアラビア語で書いてくれた。ありがたい。
セルビスでサアド・ザグルールまで帰り、アレクサンドリア図書館に行ってみた。ヘレニズム時代に世界最大の図書館として名を馳せた、ユークリッドが通い、アリスタルコスが館長を務めたというあのアレクサンドリア図書館だ・・・その建物がそのまま残ってるわけじゃないけど。
こんな図書館は今まで見たことがない。とにかくその大きさにぶったまげる。まさに現代の知の殿堂といった感じ。蔵書もさることながら、コンピュータの端末や机の数にビックリする。なんとたくさんの個室まであるではないか・・・。
若い人を中心に机に向かって一所懸命勉強している。大声でくっちゃべってるような人は一人もいない。実にアカデミックな空間だ。なんと羨ましい!こんなとこで毎日勉強できる人は幸せだなぁ。ちなみに図書館は有料で、入場料は10EP(学割5EP)。
夕飯はまたシャアバーンでシーフードをいただく。ここのシーフード・スープとイカのフライは絶品だ。
夕食後は防波堤に座って地中海に沈む夕日を眺める。あぁなんと贅沢な。

余談26 クレオパトラは絶世の美女?
南から北上してきてカイロでだいぶ人が変わったなぁと思ったけど、アレクサンドリアまで来ると大半が白人である。
エジプトの女性はメイクがキツイ。でも、目鼻立ちのくっきりした濃い顔をしているのでシャープなメイクがよく映える。
ムスリムの人が多いので髪などはスカーフで覆っていることが多いのだけれど、時々ドキッとするほどの美女を見かけることがある。
アレクサンドリアに住んでいたクレオパトラは絶世の美女だったと言われているけど、おそらくそうだったんだろうなぁと納得してしまう。
ちなみに、彼女は金髪のギリシャ系だったらしいです。

30may2010 宿のテラスから カーイトゥベーイの要塞 30may2010 アレクサンドリア図書館

30may2010 図書館の中 30may2010 地中海の夕日
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