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フルパッキングの旅における各種パーツの強度・耐久性評価

昨年の五島列島への旅は、各種パーツの強度・耐久性のテストも兼ねた。
自作パーツだったり、純正品でもメーカ保証外の使い方をしていたり、サードパーティー製の廉価品や便利品をいろいろ使っていたりするので、強度・耐久性に疑問の残るところが多々あり、この機会にまとめてチェックしました。

旅はフルパッキングに近い装備で実施。
ここで言うフルパッキングというのは、例えばこのままの装備で日本一周に出かけても何の問題もないし、さらにはこのままの装備で海外を年単位で旅することも可能(その場合はスペアタイヤを筆頭にスペアパーツが一部不足してますが)、というだけの装備のことです。
・・・装備表はまた別のところでまとめます。

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スペシャとジャイアントの出発時点の出で立ち。
スペシャのほうは4パニール+フロントバッグ+ザック、ジャイアントのほうは2パニール+フロントバッグ+ザック。
ジャイアントのほうはフロントのパニールがないぶんリアヘビーで、リアホイールにより負荷のかかるスタイル。

スペシャとジャイアントに分けて、各種パーツの評価結果をまとめます。
まずはスペシャ。


1. リアホイール

前回、スポークテンションについて書いたリアホイールですが、強度・耐久性ともまったく問題なし。
リムの振れも、旅から帰って一年乗ってもまったく出ていない。
感覚的には少し張り気味に組んだのですが、スポークテンションもまぁ妥当なところだったのでしょう。
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2. リアタイヤ(MICHELIN PROTEK CROSS)

そのホイールに組み付けて使用したミシュランのプロテック・クロス。まったくの新品を装着して旅に出ました。
一番気にしていたのは、耐久性以前にグリップ力や乗り心地。ブロックタイヤに近いトレッドパターンなので、舗装路を走ったときにゴツゴツしないか、自転車を傾けたときに滑らないか、そのあたりのことを心配してました。
グリップ力はもちろん、乗り心地というのも長旅では非常に重要。体の疲労にダイレクトに効いてきます。
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結論はまったく問題なし。
舗装路におけるグリップ力や乗り心地は他のオンロードタイヤと比べてまったく違和感がない。それでいて悪路ではそれなりに力を発揮するからすばらしい。
タイヤの減り具合を確認しても合格レベル。耐久性はまず問題ないレベルだ。
パンクも一度もしなかった。厚さはたった1mmながら耐パンク層がインサートされているので、こいつが少なからず効いているのかもしれない。

MICHELIN PROTEK CROSS、すごく気に入りました。
シュワルベのマラソンには及びませんが、価格差を考えれば、よほどの長旅でない限りタイヤはもうこれでいいのではないかと思えてしまう。
問題は入手性・・・26inのものは数が少ないと見え、シュワルベ以上に入手が困難(涙)。


3. フロントラック

スペシャにはフロントラックを組み付けてある。
ラック自体はチュブスのタラで、ユーラシア横断のときドーズにつけていたものを使いまわしている。
チュブスのラック自体には個人的な実績もあり、強度・耐久性とも絶大な信頼を置いているが、今回のスペシャの場合はフロントフォークに取付のダボ穴がないためラックを自己流に組み付けてあり、その強度と耐久性に一抹の不安があった。
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結論は、これもまったく問題なし。今後も安心して使えるレベルにある。
もしフロントラックの組み付けに悩まれている方がいたら、参考にしてみてください。


4. Bikeguy ペットケージ

以前に組付けたペットボトル用のケージです。
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ペットボトルのフィット感が秀逸であることはこれまで使ってみて明らかだったが、果たして強度と耐久性はどうか。
特にスペシャの場合はダウンチューブとの位置関係が微妙なので、長旅で使っているとダウンチューブと当たったりしないか、これまた一抹の不安がありました。

結論はまったく問題なし。
このペットボトルケージはすばらしいの一言です。


5. クロップスのサイコン

おまけです。
なくても旅はできるけどあると便利なサイコン。
これまで長らくキャットアイのものを種々使ってきましたが、今回はじめて長旅でクロップスのものを使用。

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シンプルで最安のF1006、もちろん有線仕様

結論を言うと、キャットアイより信頼性が高いのではなかろうか。旅のあいだ作動不良ということがただの一度もなかった。
マグネットが強力で、コードも太く丈夫なところがすばらしい。
もし今後サイコンを買うことがあれば、クロップス一択です。


続いてジャイアント。


6. リアホイール

マユミが骨折でリタイアしたためほぼ片道ぶんの評価ですが、強度と耐久性はまったく問題なし。
転倒の衝撃にも微動だにしなかったし(マユミの肩が衝撃をすべて吸収したということだけど・・・)、佐賀から車の屋根に積んで持ち帰ってもリムが振れさえしないのだから、かなり丈夫なホイールと言える。
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7. バルブ穴スペーサー

ジャイアントのフロントホイールのバルブ穴はUS。
これをパナレーサーのバルブ穴スペーサーを使ってフレンチ化した
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これは非常に有効です。
バルブが傾くこともなくなったし、もちろんパンクしたりその他何か悪さをすることもまったくなし。
万が一のためにWHEELS MANUFACTURINGのものも携行していたのですが、パナレーサーのものだけで事足りました。


8. シートポストシム

ジャイアントのシートポストのサイズはφ30.9であるが、バズーカのシートポストシムを使ってφ27.2のシートポストを組み付けてある
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強度や耐久性は問題ないだろうと思っていたが、まったく不安がないわけではなかった。
負荷をかけたら動いてしまうとか、何か実用上の問題がありはしないかと心配してましたが、これまたまったく問題なし。
シートポストシムにもいろいろ種類があるけど、このバズーカのものはオススメです。


9. リアディレイラー

もともと7s仕様であったジャイアントをリアホイールの新調にあわせて8s化
フリーハブ、カセット、シフターは8s用に交換しましたが、現状リアディレイラーはもともとの7s用(STX:RD-MC34)のままになっている。

7s用のリアディレイラーを8sで運用して耐久性は問題ないか、というのが第一の懸念点。
試走の結果からたぶん大丈夫だろうとは思っていたけど、やはり一抹の不安がある。

そして何より心配したのが第二の懸念点。
このSTXのディレイラーは妙に攻めた仕様になっていて、ローのときプーリーケージとスポークの最小隙がスポーク一本分の2mmしかない。XTのリアディレイラーを使うスペシャの1/3だ。

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左:ジャイアント、右:スペシャのスポークとプーリーケージの最小隙

もし何かの拍子にプーリーケージとスポークが当たりでもしたら・・・おそらく致命的なダメージを受けて取り返しがつかない。

・・・結論は、これもまったく問題ありませんでした。
8sで運用しても作動上も耐久上も問題ないし、もちろんプーリーケージとスポークが干渉する気配もなかった。

今後ともこのリアディレイラーを使うことは可能ですが、8s用の手持ちがあるので、次回チェーン交換をするタイミングで8s用に交換する予定です。
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