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PWTスポークテンションメーター STM01

激安のスポークテンションメーターを見つけたので買ってみました。
PWTという台湾の工具メーカーが出しているSTM01というスポークテンションメーターですが・・・
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お値段なんと、驚きの4,580円!

本来のスポークテンションメーターというものがどの程度のものなのか、知らない人のために書いておくと・・・
プロのメカニックが使っているであろうDTのスポークテンションメーターなら7万2千円くらいします。
やはりプロユースにも耐えられるであろうホーザンのものが4万円以上。
・・・一般人にはとても手の出ない高価な測定器なんです、本来は。

一方で、一般人にもギリギリ手の出せる約1万円という価格で販売されているものが以前からあります。
パークツールのTM-1というのがそれで、要するに廉価版というか簡易版のスポークテンションメーター。
趣味でホイールを手組みする人の多くが使っていると思います。

それでもTM-1ですら1万円ですからね。他に使いみちのない工具に1万円・・・安くはないです。
そこへきて今回のSTM01はというと、簡易版のTM-1のさらに半額という驚きの価格。
きちんと使えるものならば、これはもう激安という以外にいいようがない。
それでも海の物とも山の物ともつかぬなら買うことはなかったでしょうけど、案外評判がいいので試しに買ってみました。

先に結論を述べておくと、このSTM01というスポークテンションメーターは使い方によって十分有用だと思います。
スポークテンションの絶対値を精度よく測れるとはとても思えませんが、例えば同じ太さのスポークで組んだホイールが二つあれば、それをともに測定して相対的にスポークテンションを比べるという使い方なら十分いけます。

プロユースのDTのものからホビーユースのTM-1やSTM01まで、スポークテンションメーターにはピンからキリまでありますが、その測定原理はまったく一緒で単純です。
二つの固定点と一つの可動点の三点でスポークを支持して撓みを測定し、その撓みを張力に換算するだけ。
桁違いの価格差がいったいどこにあるのかというと、精度と信頼性です。
スポークの撓みをバネで測定するので、一つにはそのバネ系の精度や再現性。そして何より撓みを張力に換算する際のデータがどれだけ信用に足るか、言わばソフト面に大きな差があります。
さらにはサービス性。
どんなスポークテンションメーターでも繰り返し使っているうちにバネ系に狂いが生じてきますが、そうしたときにメーカーのほうで再キャリブレーションしてくれるかどうか。
DTやホーザンならメーカーに送り返してキャリブレーションしなおしてもらうことが可能。パークツールも購入してからの年数制限があるようですが、キャリブレーションしなおしてもらうことが可能らしい。
が、PWTの場合はおそらくその点は絶望的でしょう?

ま、自分の場合はあくまで相対評価に使いたいだけなので、激安品のSTM01で十分です。
ホイールを組む際にどこまでスポークのテンションを上げるか、いつも手感覚で決めているわけですが、その裏付けデータとして、指標とするホイールのスポークテンションと相対比較さえできればいいわけです。

今回、スペシャとジャイアントの後ホイールを組むにあたり、STM01にてスポークのテンションを測ってみました。

指標とするジャイアントの現行ホイール(アラヤのRM-395 TeamXCというリム)のスポークテンションを、フリー側と反フリー側に分けて事前に全数測定・記録しておく。
(ちなみに、ホイール単体とタイヤ付きの状態とでは当然ながらスポークテンションは異なる。タイヤ付きの状態だとホイール単体の場合よりいくぶん低い数値が得られる。今回の場合ならメーター上のスケールで1~2くらいの差。)

その上で、まずはいつもの通りテンションメーターなど使わずに手感覚でホイールを組む。
ある程度仕上がったら、スポークのテンションがどのくらいになっているのか、フリー側と反フリー側のスポークを何本か測定してみる。

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このようにスポークを三点で支持して、目盛の数値を読む。
意外と再現性がある。

今回は手感覚で組んだホイールのほうがスポークテンションがいくぶん高かった。
そのためニップルを1/4回転ずつ緩めて、スポークテンションを抜く方向でチューニング。
テンションが同レベルになったところで終了し、フリー側と反フリー側に分けて全スポークのテンションを測定・記録しておく。

リムにもスポークにもバラツキがあるので、スポークテンションは完全に均一にはなりません(そもそも今回の場合は測定器のほうにそこまでの信頼性がないでしょうけど)。
ここでテンションを均一にしようとニップルを締めたり緩めたりすると、振れが出てしまうので要注意。

測定したデータがいつまでも使えるかというと微妙です。
どんなスポークテンションメーターでも繰り返し使っているうちにバネ系に狂いが生じてくるので、相対比較しようとするスポークのテンションは基本的にその都度同時に測定したほうがよい。もしくはうまく補正するか。
ま、新しいうちはしばらく大丈夫そうではあります。
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