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(条件付きだけど)これはいいかも・・・イワタニ カセットガス ジュニアコンパクトバーナー

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イワタニ カセットガス ジュニアコンパクトバーナー

そのバーナーの存在を明確に知ったのは、3年8ヶ月の旅から日本に帰ったとき。
自宅に向けて自転車を走らせているとき、途中で会った日本一周中のチャリダーが使っていた。
へぇーと思い、ずっと気になっていたのを今年になって購入し(買値=3693円)、先日の高遠の旅ではじめて使ってみた。

こいつの優れているところは、なんといってもその安さ。
まず本体も、山用のいわゆるガスヘッドと比べりゃ安い。試しに買ってみて失敗でも諦めのつく値段だ(こいつを買ってみて失敗したと思うことはまずないと思うけど)。
そして何より圧倒的に安いのが、燃料であるガスボンベ。カセットコンロ用のものを使うので、ホームセンターなどで三本セットで300円もしない。一本100円以下。
これはさすがにガソリンには及ばないが、山用ガスストーブのガスカートリッジと比べれば圧倒的に安い。

それから、安さ以上にその汎用性の高さが、非常に便利な所以。
普段それほど気にかけてないと思うけど、実はカセットコンロ用のガスボンベというのは、日本中どこでも簡単に手に入る。
ある意味ガソリン以上に入手が容易。
GSなどない、山奥の集落に一軒だけあるような商店にも置いてあったりするから。

使いやすさも上々。
重心が低く、三本の脚もしっかりしているので、非常に安定感がある。
特に、五徳の使いやすさは特筆もの。さすがカセットコンロの元祖イワタニが作っただけのことはある。

火力は、ガソリンストーブとは比べるべくもないが、ガスストーブとは同等。
その分、火力の調整はガスストーブと同じように楽である。特に米を炊くのがガソリンストーブと比べ格段に楽だ。
プレヒートなどいらないから着火も楽チンで、ガスストーブともども基本的にガソリンストーブよりお手軽だ。

ゴミの問題があるものの、基本的にはこのようにいいことずくめのバーナーであるが、これにはいくつか条件がつく。

まず、高所や気温の低い場所では使いものにならないということ。
寒いところでパワーダウンするというのは、基本的に山用ガスストーブでも一緒であるが、こちらは冬用のカートリッジを使えばかなりましな状態になり、十分実用に耐える。

カセットコンロ用のガスボンベと、山用ガスストーブのガスカートリッジ。似たもの同士でありながら、どうして値段が五倍も六倍も違うのか。
それにはもちろん理由があって、まずは根本的に生産数量がまったく比較にならないわけだけれど、それを置いとくにしても、ガスボンベの構造とガスの成分に違いがある。

カセットコンロ用のガスは、基本的に液化ブタン100%。
イワタニ純正のガスボンベは圧倒的に高価だから、もしかしたら成分が少々違うのかもしれない。詳しく見たことがないのでわからないが、スーパーやホームセンターなどで売っているその他多くの互換品は、まず液化ブタン100%だ。

それに対し、山用のガスカートリッジは、一番安いノーマルのカートリッジでも液化プロパンが混合してある。
EPI、プリムス、スノーピークなどなど、メーカがいくつもあり、ガス成分はおそらくメーカごとに微妙な差がある。確か、プリムスのノーマルはプロパンが入ってなかったと思う。
冬用などグレードの高いカートリッジになると、プロパンの混合比率が増す。そして、低温下でもより気化がしやすいように、ボンベに細工がされている。

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左から、カセットコンロ用のガスボンベ、ガスストーブのノーマルカートリッジ、ハイパワーカートリッジ。
内容量は、それぞれ左から、250g、230g、225g。

つまり、イワタニのカセットガスバーナーは、季節や場所で使えるシーンがある程度限られてくる。
自転車やオートバイのツーリングでは非常に有用であっても、山ではまず使えない。
パッケージにもきちんと、「ハイキングや軽登山に」と書かれている。
ま、ガスボンベの問題を置いておくにしても、本体がすでに重くて嵩張るから、軽量化に血まなこになる山ヤがこれを選択することはまずないだろうけど。
重さなどあまり気にならない自転車旅でこそ真価を発揮する装備だ。

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イワタニのカセットバーナーとプリムスのガスヘッド。
ともに本体と、樹脂ケースに収納した状態。

さて次に、カセットコンロというのは日本の独自規格であるということ。
一歩日本の外に出ると、カセットコンロのガスボンベなど一切手に入らない。
当然のことながら、使用は日本国内に限られる。

山用のガスカートリッジでさえ国によって絶望的に手に入らず(むしろ手に入る場所のほうが稀)、日本にいると気付かないが、似たようなカートリッジが売っていても規格が違っていて、手持ちのガスヘッドが使えなかったりする。
カセットコンロ云々以前に、国外に出て長旅をする場合には、ガスストーブは不向きである。
ガソリンストーブ以外に選択肢はない。

そもそもゴミの問題があるから、日本一周など国内でも長旅をする場合には、ガスストーブは使いにくい。
これを長旅で使っているチャリダーは、空になったボンベをどうやって捨てているのだろう?
ゲストハウスやキャンプ場に泊まったときに捨ててもらっているのだろうか?
興味津々。今度誰かに訊いてみよう。
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