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冬の野宿遍路 46日目 結願!そして、なんて素晴らしい白鳥温泉!

2016/3/11 金
曇り、夜雨、朝4℃ (温度計の精度不良により4℃程度低く見積もっている可能性あり 2017/12/27追記)
始:6:35 ~ 終:16:45 歩行:30km
(志度寺後ろ)0635 ~ (トイレ) ~ 0825(87番長尾寺) ~ (塚原橋) ~ (来栖神社) ~ 1105(譲波公民館跡) ~ 1250(女体山) ~ 1325(88番大窪寺) ~ (寺の門前でうどん)1430 ~ (五明トンネル) ~ (中尾峠) ~ 1645(白鳥温泉)2015 ~ (幕営)

昨晩は、1:30頃に漁船が出港し始めた。
その後すぐ、テントの周りで犬にしつこく吠えられた・・・。
テントから顔を出すのも面倒だし、火に油を注ぐ結果にもなり兼ねないので無視していたのだが、なかなかにしつこかった。
そういえば、確かルーマニアでもそんなことがあった。なんだか懐かしい(その時はもっとしつこかった・・・)。

最後の船が4:00頃出港。
漁師はたいへんだ。

テルモスのコーヒーとパンを食べ、少々早めに出発。
まずはトイレに寄って用を足す。それから落ち着いて87番長尾寺(ながおじ)に向う。

志度の町中でR11を渡り、渡ったところで念のため地図を確認しようと立ち止まっていたら、おばちゃんからお菓子の接待を受けた。
ありがとうございます!
お菓子は素敵な巾着袋に入れられていた。
接待のために常にこういうものを準備されているのだろうか、それともたまたま持っていたお菓子を、咄嗟に手持ちの巾着袋に詰めてくれたのだろうか???
いずれにしても、香川の接待文化はすごい。

しばらく歩き、待望のセルフのうどん屋を見つけたのだが、まだ8:00前。あいにく開いてなかった。
もしや8:00に開くなら・・・と、期待を込めて店の人に訊いてみたのだが、10:00に開くということでぜんぜんダメだった(涙)。

結局、うどんを食べられずに長尾寺に到着。
自分らが静かにお参りを終えたところで大型バスが着き、ぞろぞろと団体がやって来た。
危ないところだった・・・。

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87番長尾寺

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山門をくぐるとすぐに巨木がある。楠だったと思う。

掃除していたおっちゃん二人に、近くにうどん屋がないか訊いてみたのだが、ないという返事。
香川なのに思いのほかうどん屋がない。
88番大窪寺(おおくぼじ)の前でうどんが食べられると教えてくれた。そこまでお預けか・・・。

行動食を買い足したいと思っていたのだが、まだ時間が早くて開いているスーパーがなかった。
仕方なくローソンに寄ってカップ麺を食べる(涙)。

何はともあれ腹ごしらえができたところで大窪寺へと向う。
遍路道と並走する県道を大型バスが次々上がっていく。
途中、雨がパラパラ。今日は朝からどんより曇っている。

来栖渓谷沿いの道はなかなか感じがよかった。
静かで落ち着く。
女体山を歩いて越える人はほとんどいないようだ。歩き遍路の人はもちろん通るのだろうが、この時季に歩いている人はほとんどいないし、それ以外の人はぐるりと回って南の車道から上がる。

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(左)来栖渓谷沿いの道  (右)志度の町中で接待いただいたお菓子をありがたくいただいた

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女体山の登り口に見覚えのある小さなお地蔵さんが並んでいた。
間違いない。77番道隆寺の手前で自分らもいただいたお地蔵さんだ。
どうしてこんなところに置いてってしまうのだろう???自分らの感覚ではそう思った。
自分らは大切に家まで連れて帰らせていただきますよ!

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(左)最後だけ少々急な登りとなる  (右)女体山山頂

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山頂からの眺め

「最後、女体山の上から大窪寺を見下ろしたときは桃源郷に見えました」
72番曼荼羅寺で錦の札をいただいた先達の方はそう仰っていた。
果たしてどんなふうに見えるのか、自分らも楽しみにしていた(ま、半分は楽しみにしていたけど半分は期待していなかった、というのが正直なところですが)。
山頂から見下ろせるものとばかり思っていたのだが、実は女体山の山頂付近から寺は見えない。山頂からかなり下ったところに展望所のような場所があり、そこから初めて大窪寺を見下ろすことができる。

道路に沿って広い駐車場があり、その前に寺の建物群が並んでいる。
駐車場には大型バスやマイカーがとめられていて、どう見ても自分らにはサービスエリアのようにしか見えないんだけど・・・。
どう贔屓目に見たって桃源郷には到底見えない。
これが人によって桃源郷に見えるとは・・・宗教の力というのはすごいなぁとしか思えない。それとも昔はもう少し違って見えたのだろうか???

88番大窪寺を打って結願!
何やかやいっても、やはり感慨深いものがある。

参拝のあと、納経所で白衣に朱印をもらう。
納経所の人ってのはどこの寺も横柄だ・・・と思うのは、自分らだけではないと思う。
お金を払うほうが「ありがとうございます」なんて言ったりするんだから、おかしな世界だ。

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88番大窪寺にて結願

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白衣に朱印をもらう・・・上から1番霊山寺(阿波)、38番金剛福寺(土佐)、45番岩屋寺(もっとも印象深かった)、54番延命寺(伊予)、88番大窪寺(讃岐)

寺の境内には、よく観光地なんかにある記念撮影用の長椅子なんかがあったりする。
完全に観光地化している。
寺の門前にも土産物屋が並ぶ。そこでうどんが食べられるわけなんだけど、値段はやはり観光地価格。ま、仕方ないだろう。
味は期待してなかったのだが、意外にも(スミマセン)旨かった。

まだ一日は終わらない。
大窪寺をあとにして白鳥温泉へと下る。
ここらは県境地帯で、いったん徳島に入ってから再びすぐ香川へ戻る。その境目の山を越える道がわからず、五明トンネルを抜けた。
さらに4kmほど行けば白鳥温泉である。

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例によって朱印を乾かしながら歩く

テン場に目星をつけてからのんびり温泉、と考えていたのだが、ひとまず白鳥温泉に着いたところ、幸運にも温泉の前の公園に幕営できそうである。
なんて素晴らしい白鳥温泉!
偵察をしてみると、公園は半ば廃園となっていた。トイレは使えなかったが、テントを張る場所には困らない。
奥の東屋のある場所にテン場を定め、固定のための石も確保してから、いざ温泉へ。
行ってみたら中に食堂まであり、訊いたら20:00まで開いているというので、なんと食事までできてしまうではないか。
なんて素晴らしい白鳥温泉!!

温泉はお湯が良くて最高だった。
今旅中に入った中ではダントツの一番。しかも入湯料は400円と最安。
なんて素晴らしい白鳥温泉!!!

湯から上がって食べたから揚げ定食は死ぬほど旨かった。
メニューがたくさんあったので、何を食べようか本当に迷った。
なんて素晴らしい白鳥温泉!!!!

もう寝るだけなんで水を必要分だけ汲ませてもらって外に出ると・・・雨が降っていた。
ビックリ。雨なんて誰も一言も言ってなかったから、まったく思ってもみなかった。
とりあえず公園の屋根のあるところへと、ヘッドランプの明かりで暗闇を歩く。
電池を今充電させてもらったばかりで、ヘッドランプの明るさは申し分なかったのだが、真っ暗闇で、しかも雨にも邪魔されてどこを歩いているのかよくわからない。
靴が濡れるのが嫌で、偵察したときとは違い上の林道を歩いていったのだが、予定していた場所をいつの間にか通り越し、その先にあったテニスコートのところまで来てしまっていた。
まぁいい。とりあえずすぐそこに見える屋根の下に緊急避難。
そこは、炭焼き窯のある倉庫のようなところだった。
屋根の下はまったく濡れておらず、なぜだか奇跡的に、ちょうどテント一張り分のスペースが空いていた。
ここでいいのではないか・・・すぐさまそのような思考に達し、ちょっとだけ片付けて幕営。
今日もまた、災い転じて福となす。

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翌朝撮影

せっかく温泉に入ったのに、けっこう濡れてしまった・・・。
そうそう、温泉から上がって久しぶりに体重を量ったら、58kgだった。
さすがに毎日これだけ歩いていると、体重って減るんだな・・・。
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