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冬の野宿遍路 12日目 素敵な岩屋と、大丈夫か俺の足・・・

2016/2/6 土
曇り、夕方から晴れ、強風、朝7℃ (温度計の精度不良により4℃程度低く見積もっている可能性あり 2017/12/27追記)
始:7:30 ~ 終:15:00 歩行:23km
(羽根岬)0730 ~ (加領郷) ~ (奈半利) ~ (田野) ~ (安田) ~ (神峯神社鳥居)1130 ~ 1230(27番神峯寺)1300 ~ 1350(神峯神社鳥居) ~ 1500(浜千鳥公園手前)

6:05起床、コーヒーとおにぎりを食べて7:30発。
昨日の続きでR55を北西へ。

やはり足が痛い。
一晩休めば回復するかと楽観してたのだが、どうにもならなかった。やはり痛くて、なんともいえない違和感がある。
大丈夫か、俺の足。

足の強さには少々自信がある。
歩いたり走ったり、はたまたどれだけ自転車に乗ったりしても、足に異常をきたしたということはこれまで記憶にない。不思議とまめができるということもない足なのだ。
もちろん酷使すればその度合いに応じ、筋肉痛になったり関節が痛くなったりはするけれど、それは休めば和らぐ、休みさえすれば自然に回復する、そんなわかりやすい痛みである。
が、今回のはどうも違う。休んでも回復する感じがまったくない。原因不明のなんともいえない違和感。
大丈夫か、俺の足・・・。

アスファルトやコンクリートの上を歩くというのは、想像以上に足に負担のかかることらしい。
先の行程を思うと、急に不安になる。なんたってまだ1/4ほどしか来ていない・・・。
歩けるということ、歩き続けるということは、よくよく考えてみればそれだけでけっこうすごいことである。

奈半利の市街に入る手前で、たまたま国道をはずれてトイレに寄ってみると、その後ろの海岸に地図にはない遊歩道があった。
休憩しているとおっちゃんに声をかけられたので訊いてみると、このまま遊歩道で奈半利の駅前まで抜けられるということである。遊歩道を歩きに来た人らしく、流れで奈半利まで一緒に歩いた。

そのおっちゃんは年に一度は歩き遍路をやっているという、いわば遍路のエキスパートだった。
「どんくらいのペースで歩いてる?」と唐突に訊かれた。
昨日たまたま計っていたので、「だいたい一時間に4kmくらいです」と即答した。
おっちゃん曰く、「だいたいそのくらい。一時間4kmなら1km15分、5kmなら1km12分、6kmなら10分ということだからね。一時間5kmくらいのペースで歩いて、休憩するからだいたいそんなもん」
そんなものらしい。

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一緒に歩いていて、おっちゃんのペースはちょっと速かった。いや、普段ならきっとそうは感じなかっただろうけど、右足の痛い今の状態だとそう感じる。
が、少々強がって、おっちゃんのペースに合わせてスタスタ歩いた。
右足痛ぇなぁ・・・。

おっちゃんはいろいろ教えてくれた。
「浦土湾は渡船で渡れるのかぁ」とか、「えっ、四万十川にも渡しがあるの?」とか、いろいろ勉強になった。

「まぁ問題は足摺岬の先だね。どのルートをとるか・・・」
おっちゃんはそう言っていた。
そうか、そんなにいろいろルートがあるのか・・・。
マユミは地図を見ておぼろに考えていたらしいが、自分はこれまで行き当たりばったりで、あまり先のことなど何も考えていなかった。でも、そんなにいろいろあるんじゃこれから先、ちょっと楽しみが増えた。

せっかくの機会なので、疑問に思っていたことをあれこれおっちゃんに訊いてみた。
「結願」とはどういうことなのか。通常、ご朱印をもらう以外に何かするものなのか、結願した証に何かもらったりするものなのか、そのあたりのことがよくわかっていなかった。
おっちゃん曰く、二千円くらい払うと、88番の札所で「結願証」というものを出してくれるらしい。
先の森さんによると、お遍路は何番の札所からはじめてもよく、よって何番の札所でも結願証を発行してくれるということであったが(うろ覚えだがそんな説明をしてくれたような気がする)、おっちゃんによると、結願証は88番の札所でしか発行してもらえないということである。実際のところはどうなのだろう???
ま、いずれにしてもそれだけのことだ。他には特にないらしい。結願したあと高野山へ行くと、高野山でもご朱印をもらえるということは自分らも知っていた。
それだけのことなら結願証なんていらないか。自分らの間では当然のようにそのように帰結した。

ちなみに、「結願」は「けちがん」と読むらしい。

88番を打ったあとで1番の札所まで戻るかどうかは、その人次第ということである。
通常、お遍路としては88番を打てば終了という認識であるようだ。
自分らは1番の札所まで戻るつもりでいる。それではじめて四国を歩いて一周したことになるから。

遊歩道が終わるところでおっちゃんと別れた。
奈半利の市街はスルーして、隣の田野まで行く。
田野の駅前に道の駅とローソンがあり、そこで朝食を食べて休憩。
R55を挟んですぐのところにツルハドラッグがあったので、荷物を置いて買い物へ。
バンテリンを買った。
インドメタシンがまったく同量含まれた類似品もあって、値段は半額以下だったが、ここは敢えてコーワのバンテリンを買った(かなり悩んだのだけれど・・・)。
道の駅に戻って、さっそく右の足首あたりに塗りまくる。

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田野の先から、R55と並走する道を歩く。

今日は朝のおっちゃんをはじめ、わざわざ車を停めて声をかけてくださったおばちゃんなど、親切な方に何人も声をかけていただいた。
ここへきて人の様子が変わったように感じる。
東洋町から室戸にかけてのあの感じはいったい何だったのか?たまたまだったのか、それとも夢だったのか幻だったのか・・・。

27番神峯寺(こうのみねじ)へは、往復で7km弱、同じ道を行って戻ってこなければならない。荷物を背負っていくのは馬鹿らしい。
上りに入る手前に神峯神社の鳥居があったので、そこに荷物をデポさせてもらうことにした。
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軽く腹ごしらえして、空身で神峯寺へ。
軽い!ものすごく楽。これなら何キロでも歩けるような気がしてくる。足がこんなに痛くなることもなかろう。

登り一時間。
寺まで登る手前の東屋のある場所はトイレもあり、幕営可能。
こんなところまで荷物を担いでくるのは嫌ですが・・・。

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(左)「南無大師遍照金剛」・・・遍照金剛というのは、遣唐使の留学僧として入唐した天才・空海が、長安にて与えられた灌頂名
(右)27番神峯寺の山門

下り50分。
鳥居に置いた荷物をピックアップして西へ。
風が強い。

大山岬でR55を外れて遍路道を行くと、道沿いにトイレがある。
その横に、なんとも素敵な岩屋があった。
巨大な岩屋で、こんな風の強い日には打ってつけのテン場。
すごいルーフ。怒られそうだが、クライミングも可能(笑)。
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岩屋の中にお堂があるが、お堂は宿泊禁止となっている。
夏場だけやっているのか?岩屋の入口のところにカフェがあるのだが、今は閉まっている。
こんな風の強い日は、こんな岩屋のようなところでもないと幕営は厳しい。このまま行くと安芸市街に入ってしまうので、ただでさえテン場に不安がある。
時刻は15:00・・・。
少々早いが、お堂の前に幕営することにした。

テントを張ってからトイレで足を洗い、靴下を洗濯。
あとはひたすら足を休める。
大丈夫なのか、俺の足・・・。
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