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冬の野宿遍路 5日目 寿康康寿庵は変わらず存在している

2016/1/30 土
くもり、朝5℃ (温度計の精度不良により4℃程度低く見積もっている可能性あり 2017/12/27追記)
始:7:20 ~ 終:17:00 歩行:25km
(17番井戸寺)0720 ~ (地蔵院) ~ (地蔵越) ~ (園瀬橋・スーパー・セブン)1050 ~ (露ヶ本遍路休憩所)1255 ~ 1345(18番恩山寺) ~ 1530(19番立江寺)1555 ~ 1700(法泉寺)

明け方まで雨が降っていたが、7:00頃には上がっていた。
5:50起床、濡れた衣服に再び着替え(MSRを使えなかったのであまり乾かなかった・・・)、通夜堂を片付けて中を軽く掃く。

何はともあれまずは参拝。
朝一の参拝というのは非常にいいものだ。芯にスーッと染み入るような感覚。
昨日の人とは違うが寺の方がいたので、泊めていただいたお礼を。(もしかするとそういうものかもしれないけど)黙って出ていくのはやはり気が引けるし、どうしようか気になっていたのだけれど、お礼が言えてよかった。
本当に助かりました!

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(左)改めて山門の外で一礼するところから参拝しなおし
(右)一晩お世話になった通夜堂

7:20、井戸寺をあとにする。天気は相変らずパッとしない。
昨日予定していた地蔵院前の休憩所まで、一時間強。
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そこには池に臨んでトイレと大きな東屋があったが、テントを張れたかどうかは雰囲気的に微妙なところ。
宿泊禁止とは書かれていないが、火気厳禁(これはたいていどこでも掲示されている)のほかに、「個人の持ち物持ち込み不可」と書かれていた。どんな状況を想定した注意書なのか判断が難しいけど、無許可で幕営するのはNGだろう。

地蔵越を越え(左)、スーパー・セブン(右)で買い出し。
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地図中の凡例で、スーパーには「S」、コンビニには「C」のマークがついている。
セブンに「S」マークがついていたので、単なる誤植だろうと思っていたのだけれど、正真正銘セブンという名のスーパーがあった。コンビニのセブンを想定していたところにスーパーがあったものだから、うれしくなってこれでもかというくらい買い出し。
スーパー・セブンはチェーン店であるのかもしれない。だから森さんはコンビニのセブンのことを「ナナコ」と呼んでいたのかも。

このあたりまではまだよかったのだけれど、ここから先の市街地はしばらく不快だった。特に車の多いR55は不快で、歩いていてもまったくおもしろくなく、疲れだけが倍増する。
市街地というのは、道路が新しくできていたりするのでルートもわかりにくい。
今日は三回ほどルートを間違えた。その都度戻ったり、別の道でルートに復帰したりする破目になるので、余計な時間を食う。

朝出発してから雨に降られなかったのは幸いだった。
日差しがなくて一日寒かったが、それでも着ているだけで濡れた衣服は乾いてくる。

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(左)車が多くて不快な市街地の道
(右)そんなR55沿いにある露ヶ本遍路休憩所。ここも確か宿泊不可だったと記憶しているが、そもそもこんな場所では落ち着いて眠れないだろう。それ以前に、この立地条件で水もトイレもないですけど・・・。

13:45、ようやく18番恩山寺(おんざんじ)に到着。
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本堂や大師堂のあるところの遥か下に山門がある。

参拝を済ませて先を急ぐ。
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(左)荒れた竹林というのはどこでも性質が悪い。
(右)こういうところを歩けるのが歩き遍路のおもしろいところだと思う。遍路でなければ絶対に歩くことなどないであろう、畑や果樹園の中の小道。

19番立江寺(たつえじ)、15:30。
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けっこうな住宅地の中にある。

立江寺を出ると15:55。そろそろテン場が気になる時間帯となっていたが、しばらく歩かないとテン場は得られそうにない。
野宿遍路で一番たいへんなのは、なんといっても毎日のテン場探しである。

テン場を探しながら先へと進んだが、どうにも微妙な雰囲気。半ば野宿のデッドゾーンである。
いよいよ時間が押してきたので、櫛渕のGSでテン場のことを訊いてみた。
「どこかこの先にテントを張れるような場所はあるでしょうか?」

「テントじゃなくて、この先にお遍路専用のプレハブがあって、水やトイレもあるからそこに泊まれますよ。あ、でも・・・たまに中で酒を飲んでるのやら棲みついちゃってるようなのもいるから、どうかな」
「テントだったら・・・まぁどこでも張れますね。夏だったら小学校の軒下を借りてテント張ってる人もよくいますよ」
そんな心強いことを教えてくれた。

法泉寺バス停横にある「寿康康寿庵」。
ここは森さんが、「前は泊まれたんだけど、今はダメになった」と教えてくれた場所であるが、今でもあるのか???
行ってみて、様子を見てから決めようということにした。

果たして手前にある小学校に着いてみると、なるほど校門を通らずに入れる場所があり(駐車場?)、隣接した体育館の軒下を借りてテントを張れそうではある。
が、校庭の向こうに大人と子供がたくさん集まってなにかやっている様子。
ひとまずスルーして、法泉寺バス停のほうの様子を見てみることに。

バス停のすぐ横に立派なプレハブがあり、「寿康康寿庵」と書いてあった。
明かりが点いていて、中に人がいそうである。
「こんにちは」とマユミがガラス戸を少し開けてみたが、すぐにガラガラと閉めた。
???

「ダメ・・・じゃないかな、中にちょっとやばそうな人がいる」
「それじゃやめるか」
と即決。

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寿康康寿庵

再び中をのぞくのも怖かったので、プレハブにはそのまま触れずに付近を散策。
すぐ先にきれいなトイレがあり、水もとれる。少々狭いが、その横のスペースにテントも張れそう。
トイレの横は椎茸の工場になっていた。折りよく工場から出てきた女性(たぶん中国人)に訊くと、寺に声をかければ幕営OKということであった。

もともとそうするつもりでもあったので、すぐに上にある法泉寺へ行ってみる。
車がニ、三台とまっているのに、何度声をかけても返事がない。ようやくおばちゃんが現れて、幕営の許可を得た。
「プレハブも使っていいから」ということだったのだが、それはやめて、トイレ横のスペースにテントを張った。
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17:00、ちょうどテントを張ろうとしたところで雨がパラついてきたが、その後本格的に降ることはなかった。

「寿康康寿庵」は別になくなったわけではなくて、以前と同じように泊まることが可能だ。
でも、いわゆる乞食遍路のような人がいるので、積極的に勧めてはいないのだろう。
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