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冬の野宿遍路 0日目 徳島へ移動

2016/1/25 月
(自宅)0630 ~ 0650(伊那大島駅) ~ 0735(松川IC)0815 ~ 1350(大阪梅田) ~ 1520(南海なんば駅)1740 ~ 1845(和歌山港)1915 ~ 2130(徳島港) ~ (徳島駅)

この冬はこれまで異常に暖かかったのだが、ここへきて冷え込むようになり、タイミング悪くこの土日は雪だった。
寒い時季に家を空けるのは甚だ不安だ。風呂場の蛇口を二箇所おしゃかにし、高い出費となった経験がある。

水道まわりの水抜きをすべてやっておけば問題ないはずだけれど、冬の早朝に出発となると、(前日の夜まで水を使っているわけだから)そうするのがなかなか難しい。
(一方で水道管の腐食ということを考えると、果たして水を抜いておいたほうがいいのか水で満たしておいたほうがいいのか?長い目で見るとどうしておくのが一番よいのだろう?よくわからない。)

いずれにせよ日が短く本来もっとも寒いはずの時期はもう脱しているので、たぶん大丈夫だろう。そう楽観して、今回は水抜きを一切していない。
ただ、万一破裂した場合のことを考えて、毎度ながらメインのバルブだけは全閉にしておいた。加えて給湯器(ここも凍らせた経験がある)は銀マット、もっとも危ない風呂場の蛇口はタオルで養生しておいた。
あとは温度が下がると作動する電熱線だけが頼みの綱。どうか無事でありますように・・・。

他には、念のため車のバッテリーのマイナスターミナルははずしておいた。
こちらも帰るまで無事でありますように・・・。

6:30過ぎ、水道のメインバルブを閉めて自宅をあとにしたのだが、庭にある水道栓の蓋(鋳物)が凍りついて開かず、お湯をかけて融かしたり・・・出だしからドタバタさせられた。
坂を下って県道へ出て、伊那大島駅まで村営バスに乗る。通学バスだから、まさか雪で運行しないなんてことはないだろうけど、心配だったので一応昨日、電話で運行の確認をしておいた。

駅から2kmほど先の松川インター近くの高速バス乗り場まで、のんびり歩く。
余裕をもって30分以上前に着いたのだが、このバス乗り場、実は単なる広い駐車場で、待合所はおろかベンチもなにもない。雪の後なので、ただの雪原と化している。
一段上ったところに観光案内所があるので、そこで待機することに。
幸運にも既に職員がいて、中で待たせてもらえることになった。ありがたい。
室内はストーブが燃えていて、日もあたりだしてポカポカだ。

ほぼ時間通りにバスが来た。これに乗り込んでしまえば大阪まではオートマチック。
10日前に予約したので、松川から大阪まで3,330円。安い!

名古屋近辺にはほとんど雪がなかったが(昨日は降ったはずだが)、再び岐阜に入ると雪で白い。
出るとき伊那谷は晴れていたが、琵琶湖の東岸はひどい雪だった。特に関ヶ原のあたりは大雪で、除雪車が入っていた。
暫し渋滞。
草津まで来ると雪はやみ、除雪車もいなくなってようやく普通に流れ出した。

40分ほど遅れて、大阪の梅田着。
バスが梅田のどこに着くのか、実はわかっていなかったのだけれど、ホテル阪急インターナショナルの前にある駐車場に着いた。
大阪はもういつ以来だかわからないくらい久しぶりで、梅田から難波まで歩いてみた。たまに歩いてみるのも楽しいものだ。
どこか庶民的で(たぶん、オフィス街も元気に闊歩しているおばちゃん連中の影響が大きい)、好きだな大阪の街は。

南海のなんば駅に着き、ひとまずフェリーとのセット券を買う。これだと徳島港まで2,000円で行ける。これまた安い!
残念ながらバスが遅れたので、14:50の列車には間に合わず。次の列車は17:40で、まだ余裕で二時間以上ある。
疲れてしまってぶらぶらする気にもならず、高島屋に入ってイスに座って時間を潰す。

時間も悪く、和歌山港行きの特急は混んでいた。なんば始発だから座れたのは何よりで、座席に座って爆睡。早く横になりたい・・・。
同じ系列だから、さすがに列車とフェリーの連絡はよく、ほとんど待ち時間なく乗船。ようやく船室で横になる。
極楽だぁ。できればこのまま朝まで寝ていたい・・・。
ちなみに客はほとんどおらず、船室はガラガラ。

さて、フェリーを降りてから夜をどこで明かすか。問題はそこだ。
徳島港の待合室でビバークするのが無難だろう、おぼろにそう考えていた。
こんなに空いてるフェリーだが、たぶんトラックの利用があると見え、一晩中便があるのだ。そのため待合室にいることが可能。
三年前に徳島港からフェリーに乗ったことがあり、うろ覚えだが、広くはないが待合室には確かイスがあった。横になることはたぶん無理だが、足を伸ばして座ることはできよう。
時間も時間だし、この日はテントを張る気など毛頭なかった。もちろん外は真っ暗だし、テン場など探そうにも見つからないであろうが・・・。

このまま徳島港に着かなければいいのに。そう思いながら寝ていたが、あいにくほぼ時間通りに着いてしまった。
他の客数人とともに船から降り、いったんターミナルの外に出てみる。
そこには徳島駅行きのバスが待機していて、他の客はほぼ全員そのバスに乗った。バスは最終便だった。
考えている時間はなかった。
これに乗ってひとまず駅まで出てしまったほうがいいのではないか、駅まで行けばネットカフェでもあるんじゃないか、瞬時にそんな考えが浮かんだ。
あとで冷静に考えれば、このままフェリーターミナルに留まって待合室で夜を明かし、明朝のバスで駅に移動するのが最善だったのだが、あれよという間にバスに吸い込まれてしまった。

そんなわけでひとまず徳島駅。
あれ?徳島駅ってこんなに小さかったっけ???記憶の片隅にある徳島駅と大きく違っていた。
見たところネットカフェなどありそうにない。世の中の動向をよく知らないのだが、そもそもスマホ全盛の昨今、ネットカフェ自体がほとんどないのかもしれない。
駅に寝られる場所はない。まだ列車のある時間だし、そもそも最終列車のあとは施錠されそうだ。

困った。
どこか仮眠のできる場所はないものか・・・。

駅前にあったセブンで買い物した折、近くにネットカフェはないか訊いてみた。
一人は知らないようだったが、もう一人が、「ここをまっすぐ行くと、コンビニの隣にあります」と教えてくれた。
おぉぉ、あるではないか。
すぐにわかるだろうと行ってみたが、見当たらない。ようやく探し当てたのだが、ちょっと様子が変だ。

つぶれてた・・・。
こりゃわからないわけだ。

施錠はされておらず、ドアが開いたので中をのぞくと、もぬけの殻。
外は風が吹いていて寒い。その場所は風だけは凌げるので、一瞬暖かく感じた。→他に行く当てはない。→ここでいいのではないか。
そのように思考が直結。
要するに不法侵入ということになるが、ありがたく一晩だけ過ごさせてもらうことにした。

すぐに退去できるようビニールシートだけを敷き、その上にマットを敷いて横になる。
暖かいと感じたのはもちろん気のせいで、寒くて眠れたもんじゃない。
ヘッドランプを点けるわけにはいかないし、暗闇でザックをゴソゴソやっていたら忘れものをしそうだ。何より、ザックからシュラフやダウンジャケットを出したりしたら、即座に退去できなくなる。
外のポケットに入っているカッパを上下着込み、ザックの雨避けに準備した百均のカッパをかぶって夜明けを待つ。

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高速バス乗り場へ向かう@松川
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