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やはり取れないパーミット

2012/8/15 水

まとめて自転車の整備。キャノンデール、ドーズ共々、残り二本を新品のタイヤに交換。今回は古いタイヤも捨てずに予備として持ち歩く。ドーズはリアのブレーキシューも交換した。
昼近くになってアキラさん到着。すごい荷物だ・・・とても自転車に見えない。どっちが前だか後ろだかもわからない。おかしな表現だが、どことなくトラックみたいだ。
アキラさんは相変らずのテンションで、なんだかうれしくなってしまう。

15:00頃、宿にいる何人かが今日パーミットをもらえる、という話を聞いた。スイス人の女の子に聞いてみると、昨日申請して今日の16:00に取りに来いと言われたらしい。
月曜にオヴィールへ行った自分らは木曜にもう一度来いと言われたけど・・・。もしかしたら今日もらえるのかも、とちょっと期待して自分らも自転車でオヴィールへ行ってみた。場所を確認したいというアキラさんも一緒に。

オヴィールに着いてさっそく窓口へ申請書やら領収書やらを差し出してみたが、高圧的な態度のオヤジが一言。「来週の火曜に来い」
来週の火曜って・・・そりゃもう絶望的。今週の木曜じゃなかったのか?
ロシア語がわからないから詳しいことは聞きようもないが、どうやらラマザン明けの来週火曜あたりに道路が通れるようになる、らしい。だからパーミットの発行も来週火曜以降ということのようだ。ただし、これとて希望的観測で、正確なところは誰にもわかっていない様子。

しばらくすると、宿で情報をくれたスイス人の女の子たちがやって来た。
彼女らも同じことを言われるのだろうな、と思っていたのだが・・・驚いたことに彼女たちの分はパーミットが出た。
えっ?なんで?どうして?
彼女らに事情を尋ねると、昨日窓口で断られてからボスの部屋に行って直接お願いしたらしい。一緒に申請した人の中にロシア語の堪能な人がいて、その人が交渉したとのこと。アメリカ人のその彼も今この場所にいた。
自分らのこともそのボスにお願いしてもらえないだろうか、とアメリカ人の彼に頼んでみると、快く引き受けてくれた。
彼一人が別な入口から建物の中に入り、自分らは暫し外で待つ。既にお金も振り込んであるし、申請書も出来上がっている。もしかしたら、と思ったのだけれど・・・結果は先ほど窓口で言われたことと変わらない。「来週火曜に来い」
「今日はボスの機嫌が悪かったよ」とアメリカ人の彼は言っていた。「力になれなくて済まない」とも言ってくれた。

ふ~万事休す。
こんなことならなんでさも申請できそうに金を振り込ませたりしたんだよ・・・受付の野郎に、だったら金を返せとさんざん文句を言ってみたものの、言葉も通じないし、金が戻ってくるはずもなし。
パーミットを取れた人たちの中の一人、ドイツ人のおばちゃんが「自分たちだけ取れてしまってごめんなさい」とすごく申しわけなさそうだった。

完全に腐っているな、タジキスタン。こういうところで例外を作ったりするから問題になる。
ふ~これでいよいよパミールの目はなくなったかな。完全にタイムオーバーだ。
もう一日のんびりして、明後日ドゥシャンベを発つことにした。
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