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鹿のトロフィー #1、#2

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鹿のトロフィー #1

前に「特大の鹿」に書いた大鹿のトロフィーで、その立派な三段角は長さ64.5cm、根本の周長(台座の上)が14cm以上ある。ずっしりとした重量感。


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角の分岐から5歳以上であるのは間違いないが、実年齢は不明。


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歯の磨り減り具合から10歳は下らないと思う。


それまでの鹿は角だけをとっておいたのだが、この鹿を見てトロフィーにしようと思い立った。
いかんせん初めて作ったトロフィーなので、前回記事にした作り方とは違いずいぶん効率の悪いやり方をしていた。
三日かけて都合四回も煮たのだが、その顛末は次の通り。

一回目・・・5時間半ほど弱火で煮たのだが肉が思うように取れない。適当なところでやめて湯から上げておく。
       もう少し強火で煮る必要あり。

二回目・・・強火でグラグラと1時間半ほど煮る。だいぶ形になってきてもう一息といったところ。
       やはり湯から上げておく。

三回目・・・強火でグラグラと3時間煮る。下顎はOK、頭骨はもうちょっと。

四回目・・・頭骨のみ強火でさらに2時間煮る。ようやく完成。

ちなみに、四回とも重曹は入れてない。


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二回目煮込み中の図


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ある意味とても丁寧な作業をしたので、鼻の中の軟骨類もかなり残っている。



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鹿のトロフィー #2

#1に比べると可愛らしいサイズの角だが、一応三段角。
長さ35cm、根本の周長8cmほど。

この個体、止刺しに銃を使っていたため下顎は砕けていた。煮る前に下顎は外す。
頭骨は一見きれいに見えたが、残念ながら鼻の付近も砕けていた。

#1の教訓を活かし、より強火で5時間半煮たら(重曹なし)、肉は簡単に取れた。
一日で完成。


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砕けてしまった鼻の付近


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鹿のトロフィー・・・作り方

今年の正月三が日は駅伝を見ながら、昨年作った鹿のトロフィー(頭骨標本)を仕上げてました。

トロフィー(ハンティング・トロフィー)というのは、もともとは狩猟で仕留めた獲物の首から上の部分を剥製にするなどして壁に飾ったもののことです。
よく映画なんかで外国の富豪の屋敷に飾ってあったりするあれのことですが、剥製というのは特殊な技術が必要で、なかなか素人に手出しできるものではありません。
そこで日本でもっぱらトロフィーというと、要するに頭骨標本のことです。スカルトロフィーと言ったりもします。
あまり好きな呼び方ではないのですが、単純に頭骨標本よりトロフィーのほうが言いやすいのでそう呼ぶことにします。

通常、うちの解体施設では角を除き、鹿の頭部は利用することなく山へ返してしまいます。
が、状態のよいものだと(止刺しの仕方により頭部が損傷していることも少なくない)、角だけでなく頭骨ごととっておきたくなる。
二つとして同じもののない一品物ですからね。
時間も労力もかかるんですが、角が大きく立派だったりするとついついこいつは・・・という衝動に駆られ、トロフィー作りに励むことになります。
昨年は七つほど作りました。


トロフィーにするにはいくつか方法があり、おそらく一番きれいに仕上がるのは虫に食べてもらう方法。
自然界のようにシデムシや蛆虫に肉や脂を食べてもらって骨を取り出します。
試したことないですが、この方法だときれいな頭骨が得られると思います。
・・・が、いかんせんその過程の見た目と何より臭いがものすごいので、手間はかからないがハードルは高い方法です。

もうひとつ。手間がかからない方法に土に埋めておくという方法がある。
土の中の微生物に分解してもらう方法で、時間はかかるが(一年ほど?)ある意味一番簡単な方法です。なにせ土に埋めて放置するだけですから。
場所によってはタヌキやキツネに持ち去られる可能性があるので、場所の選定と埋め方には注意が必要。
ただ、この方法だとどうしても骨が茶色っぽくなってしまうという欠点がある。骨の細かい部分もおそらく失われてしまう。

もっとも現実的で一般的なのが、ここに紹介する茹でる方法。
手間はかかりますが、この方法なら短時間で骨を取り出すことができます。
骨付きの鶏モモ肉を煮込むと骨から肉がするっと外れる、それとまったく同じです。

以下、その作り方について。


1. 肉を削ぐ

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皮を剥いで肉を削ぐ。
削げるものはなるべく削いでおくのがポイント。タンと頬肉は食べられます。
ちなみに、タンは顎の下から骨に沿ってナイフを入れれば引き抜くことができる。

骨の状態は皮をかぶった状態からではわからない。
砕けているならともかく、そうでなければ皮を剥いでみないとわかりません。
よさそうに見えても皮を剥いでみると出血していたりします。
これは肉についても言えます。剥いでみないとわからない。
ちなみにこの写真くらい出血していると、下顎なり頭骨のどこかしらが損傷している可能性が高い。
実際にこの個体は鼻のあたりを骨折してました。

止刺しの仕方は猟師により、また鹿の個体によってもさまざまです。
ときどき猟師の死亡事故が起こってニュースにもなるように、止刺しは危険で命がけです(よく事故になっているのは猪が多いですが)。
ここは猟師のやり方に委ねるしかありません。
解体施設の場合は肉を取ることが第一なので、首の肉が利用できるように猟師は基本的に頭部、もしくは首の頭部に近いところを狙ってくれている。
そのため銃の場合はもちろん、こん棒で倒す場合も後頭部あたりを損傷していることが多く、状態の良い頭骨が得られることはそれほどありません。


2. 茹でる

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肉を削いで準備が整ったら頭部を茹でます。
使う容器は頭部が浸れば何でもOKですが、打ってつけなのが一斗缶!
鹿の頭を煮るためにあるんじゃないかと思えるほどピッタリなサイズです。
もちろん寸胴鍋やペール缶でもOKです。


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角の台座まで浸かるように湯(または水)を注ぎ、重曹をスプーン4~5杯ほど入れて煮込みます。
重曹は脱脂のために入れるのですが、鹿の場合は骨に油分が少ないのでなくてもOK。
ただ、重曹を入れたほうが骨から肉が分離しやすいような気がします。

煮込んでいるとなにやらいい匂いがしてくる・・・。
油が浮いてきて、あくもけっこう出ます。あくは掬ってやればいいのかもしれませんが、自分はいつもそのままです。
湯が減るので、つぎ足しながらガンガン煮ます。

煮る時間は4~5時間。頭骨の大きさにもよりますが、だいたい4時間半ほどでいけるのではないかと思います。
煮る時間はけっこう重要に思える。短すぎるのは肉が分離しないのでもちろんダメですが、長すぎると骨が無駄にバラバラになってしまいがち。
このあたりのさじ加減は実際にやってみないとつかめないと思います。4時間半が目安です。


3. 骨から肉などを取り除く

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茹で上がったら引き上げ、骨から肉などを取り除きます。熱いので流水にさらしながら。
うまく茹で上がっていれば、肉の大きな塊などは手でポロッと簡単に取れます。


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使う道具はこんなもの。
左から竹串、爪楊枝、ピンセット、ラジペンもどき。
一番活躍するのはピンセットです。先の尖ったものがよい。
それから写真にないですが、たわし。角や骨の表面はたわしで軽くこすってきれいにします。


脳は頚骨との接続部の穴から竹串を入れ、水で流しつつぐるぐる掻き混ぜると徐々に取り出すことができます。
ちなみに、毎回思うが茹で上がった脳は美味しそう(匂いといい、触感といい)。というか、フレンチでは立派な食材になっている通り間違いなく美味しいのだろうが、きれいに取り出すには頭骨を割る必要があってたいへんです。鮮度も求められる。

掃除するのがたいへんなのは後頭部から耳にかけての部分と鼻の中。
中でも特にたいへんなのが耳まわり。細い神経やゼラチン質のものが骨にこびりついていてなかなかとれないので根気よくやりましょう。スピードも大事ですが。


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鹿は下顎にだけ前歯があります。左右4本ずつの計8本。
前歯は細かくて清掃中に紛失してしまう可能性があるので、場合によって予め外しておいたほうがよい(あとで接着する)。
歯並びがわからなくなるといけないので、慣れないうちは写真を撮っておいたほうがよい。慣れるとわかるようになります。
下顎は頭骨から外すと左右の骨がグラグラになるので、予め分離しておいたほうが掃除しやすい(これもあとで接着する)。

ちなみに、鹿のトロフィーの場合は下顎がないのが普通。
売っているものも下顎がついているものはまずお目にかかれない。下顎があると飾りにくいからだろうか?


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掃除が終わった状態。このまましばらく乾燥させます。

熊などのように骨に油分が多く染み込んでいる動物の場合は、このあと脱脂のために茹でる作業を何度か繰り返す必要がありますが、鹿の場合は骨に油分が少ないのでまず間違いなく一発で済みます。
上の写真程度の状態になっていれば、最初のうちは鼻を近づければ微妙に臭いますが、乾燥すれば無臭になります。
もし掃除が不十分等で臭いが気になるような場合は、もう一度煮込んで掃除をするという作業を繰り返します。


4. 抜けた歯や骨を接着して修復

十分乾燥させたら、抜けた歯や割れたり外れたりした骨を接着すればトロフィーの完成!
接着剤はゼリー状の瞬間接着剤とスーパーX2を使い分けてますが、瞬間接着剤では接着できない場合が少なくなくオススメはスーパーX2です。
下顎などは強度の上からもスーパーX2(もしくは同等品)でしっかり接着したほうがよい。

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接着した下顎を乾燥中の図。
押さえておくのに写真のような洗濯ばさみがオススメ。

※記事中に使用した頭骨の写真は同一個体のものではありません。いくつかの個体が混ざってます。


完成したトロフィーの紹介はまた次回ということで。


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大きすぎる鹿クラス

めっきり寒くなりました。
キノコのシーズンが終わり、人が山に入らなくなった10月の下旬以降、また里で鹿が駆除されるようになりました。

ニホンジカは雌雄別々に群れを形成するので、オスが捕れはじめるとオスばかり、メスが捕れはじめるとメスばかり捕れる傾向がある。
繁殖期となるこの季節はオスが活発に動くためか、オスが捕れることが多い。

そんな中でまた一頭、なんとも立派な牡鹿が施設に搬入された。
それがこれ↓


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腹出しをしたあと冷蔵庫で即冷却。冷蔵庫内に7日吊って、解体前に引っ張り出してきた状態がこの写真。
大きすぎる鹿」には及ばないがそのクラスの立派な牡鹿で、やはり完全に人が乗れるサイズ。
毎度写真ではいまひとつボリューム感が伝わらないのがもどかしいが、この巨体、この鋭い三段角で本気で体当たりされたらおそらく死ぬ・・・少なくとも致命傷は免れまい。


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脂はそれほどついてなかった。やはり繁殖期になると、繁殖に莫大なエネルギーを費やすということか?
取れた肉の総量は脂を削ぎ落とした状態で30kg強。
ちなみに、「大きすぎる鹿」の場合は同様の肉が37kgも取れたのだから、改めて規格外のサイズであったと思う。


このクラスの鹿のすごさが一番現れているのが、なんといっても首まわり。
皮は分厚く、たてがみのような毛が生えている。
重い角と頭を支えるために並々ならぬ筋肉がついていて、それはもう並みの鹿とは筋肉の構造が違うのではないかと思えるほど。
それからこの色。まだ真新しい、黒光りする冬毛にはオーラがある。
ただただ神々しい・・・。

今回は(というか捕った人によるのだが)止刺しに銃が使われていて、残念ながら片側の目の下から下あごにかけて砕けてしまっているが、頭骨は比較的しっかり残っているのでトロフィーにして残すことにした。

皮は分厚くてズッシリと重い。とても良い皮だ。
いつもの通り製革メーカのメルセンさんに有効に活用してもらうことにしよう。

まもなく猟期になります。


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和田峠・・・スクラムを迎えに

いらなくなった軽バン(スクラム)を親類からもらえることになっていて、10月11日に群馬の太田まで引き取りに行ってきました。
仕事が立て込んでいたりコロナ騒動だったりでなかなか行けずにいましたが、ようやく迎えに行くことができました。

住んでみるとよくわかるが、長野県から関東へは出にくい。
どこから行くにしても山越え(大きな峠越え)になる。というか、単に長野県からはどこへも出にくいということなんですが・・・。
県外どころか県内の各エリア間ですら、小さな平野部であるそれぞれが山に隔てられているので行き来するのはたいへん。それこそ車社会になる以前は完全に別の国であったと思います。

伊那谷から群馬の太田あたりへ行く場合、高速なら中央道と上信越道を使うことになる。
岡谷と佐久の間は高速だと遥か北から回り込む形になるので、下道を使うのが最短ルート。で、このとき越えねばならないのが中仙道随一の難所であった和田峠。(ずっと下道を行くと、佐久から西上州へ抜けるのに内山峠を越えねばならないが、こちらは和田峠に比べるとずっと走りやすい。)

和田峠は美ヶ原と霧ヶ峰の間にあり、ビーナスラインを横切るようにR142が通っている。
R142の和田付近には新道があり、現在メインで使われているのはこの新道のほう。何も考えずに走っていると自然に新道のほうへ導かれ、和田峠のある旧道へは脇道に入るような形になる。

新道のほうは和田峠のある山をトンネルで貫いているが(新和田トンネル)、このトンネルは有料で、しかも通行料が高い。
トンネルの先の高架部分も含めて有料道路という位置づけだが、名前も「新和田トンネル有料道路」であるゆえ、僅か2kmほどのトンネルを通行するためだけにお金を払うような感覚になる。
現在の料金は、普通車が630円、軽でも520円。大型だと1050円、特大だと1730円もかかる。ちなみに自転車も通行可能で、軽車両等は50円。
これまで何度も越えている和田峠ですが、そんなわけで新和田トンネルのほうを通行したことは数えるほどしかない。

・・・と、ここで朗報です。
その「新和田トンネル有料道路」が2022年4月1日より無料化されます!
許可上の料金徴収期限は2025年3月29日までとなっているらしいが、これを3年前倒しで無料開放するとのこと。

す・ば・ら・し・い

そんなわけで、旧道の和田峠を通行するのも今回が最後になるかなぁと思いつつ、行き帰りとも走ってきました。


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旧道の和田峠にある和田峠トンネル(下諏訪側坑口)
幅員は普通車一台分強で、信号機による交互通行となっている。たまに大型が旧道のほうに回ってくることもあるが、幅も高さもギリギリではなかろうか。
峠までの道路は一時に比べるとかなりきれいになった。


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同じく和田峠トンネルの和田側坑口
こちらは数年前に全面再舗装されてすごくきれいになっている。
しばらく下ったところにビーナスラインの分岐がある。


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中部横断道も部分的に開通していて、現在無料で利用できる。
佐久市街地を走らずに上信越道へアクセスできるのでとても便利。ホント、ずいぶん便利になりました。
ちなみに、正面は久しぶりに見る浅間山。


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引き取ったその日にさっそく車中泊@浅科の道の駅。
まさに車中泊をするためにあるような車で、すこぶる快適&楽チン。
浅科の道の駅の近くには穂の香乃湯もあり、ほぼ地元民しかいないこちらの温泉も快適。小さいけどサウナもあります。


新和田トンネル有料道路が無料になると、通常なら旧道のほうは廃道に向かって一直線となるところ。
ですが、こちらはビーナスラインへのアクセス路であるゆえ、観光道路として生き残るものと思われます。


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大鹿×2

今年は松茸が豊作。ここ二年ほど不作だったので三年ぶりになりますか。
我が家にはまったく関係ないですが、一部でちょっとしたフィーバーになってます。
もちろん松茸以外の雑キノコも豊作で、キノコ採りをされる人たちは9月からずっと大忙し。

そんな9月の初め、ぱったり捕れなくなっていたところで唐突に、二日続けて大鹿が捕れた。
しかも、いつも捕れているのとは別のエリアで、いつもとは別の猟師が捕ったもの。
わけあってそちらの鹿はあまり入ってこない、というかそちらではあまり駆除が行われていない。鹿はたくさんいるのだけれど。

しかもよりにもよって、ちょうど自分が体調を崩してダウンしてるところだったので、二頭とも腹出しは人に頼んでやってもらった。


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二頭の大鹿。
どちらも70kgはあるか。脂がたっぷりついている。
時季的にちょうど夏毛から冬毛に生えかわるところ。新しい角の皮もちょうど剥ける時季(奥の鹿はまだ皮が残っている)。
ちなみに、捕れた鹿はこのような状態で冷蔵庫内(庫内温度0℃前後)に三日ほど吊っておきますが、このクラスになると五日は吊ります。
美味しい鹿肉にするのに一番大切なのはこれ。何はさておき迅速に腹抜きをして、速やかに冷やすこと。


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残念ながら二頭とも罠にかかったのが後足で、二頭目のほうなどちぎれそうになっていたので吊る前に切断。
足を引きちぎってでも逃げようとする鹿の強い生命力には敬服する。実際に足をちぎって逃げる鹿もいます。


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脂がすごくて、尻の辺りの厚さは5cmほど。まさに鎧のよう。
猪じゃあるまいし、さすがにここまでのは初めてだった。脂で背骨の位置がわからなかったり、こうなるとバラすのはたいへんです。


これらの鹿が捕れた地区では、鹿に食害されて稲が全滅なんて田んぼもあったと聞く。
この脂を見るに、相当いいものを食べていたに違いない。

例年、里で駆除される鹿の数は春から梅雨までがピーク。
梅雨が明けて本格的に暑くなると捕れなくなり(鹿が山に帰る)、9月以降になるとまたポツポツ捕れだして、猟期に入ると捕れなくなるといったサイクル。
が、今年は5、6、7月にバカみたいに捕れ、おまけに8月も雨ばかりで涼しかったのでいつもの年より捕れた。
その反動で、9月以降はぱったり捕れなくなった。
不思議なもので、捕れる時季に違いはあっても、年間に捕れる鹿の数はだいたい同じらしい。

いずれにしてもうちの施設の場合は、肉を売るのが目的で鹿を捕っているのではなく、あくまで有害駆除で鹿が捕れるので(施設の有無に関係なく猟師は鹿を捕る)、それを有効活用するための解体・精肉。
捕れれば受け入れるし、捕れなければそれまでというだけです。


こういう話をしていると、そんなに鹿を捕ってしまってはいなくなってしまうのでは?と思われる方もいるかもしれませんが、その兆候はないです。
またいつものように鹿が戻ってくる。鹿に市町村や県の境界などないですから。
あるエリアにいなくなれば、他から移ってくるだけ。

個体数調整などという大それたことを人間がしようとしますが、神じゃないんだからそんなことは無理です。
鹿に関しては(勝手な言い分だが)増えすぎたので数を減らしたいらしいが、ついこのあいだまで保護という名目で雌鹿の捕獲を禁止していたのだから笑ってしまう。
その時点でタイミングを逸してしまった。
もし本当に数を減らしたいのなら、日本中で一斉に捕獲を強化して鹿の生息数に相応の圧力をかけない限り無理だと思う。
が、そんなことは現実問題として不可能だし、第一やるべきじゃない。
よって、鹿は今後も微増していくと思われます。


余談ですが、都内などに鹿がたった一頭出没しただけで話題になることがあります。
捕獲された鹿に対して、かわいそうだから殺さないでとか、どこかで保護してとか、毎回そんな声が殺到する。
気持ちはわからないでもないが、申し訳ないけどこれにも毎度笑ってしまう。
その裏で一日にいったい何頭の鹿が駆除されていると思ってるんだ?
あまりにも現実を知らなさすぎ。


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